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女は弱い男を愛せない。

最後、車で走り去る時言われた言葉。
「あなたと結婚して本当に後悔してる。二度とあなただけは信じない。」

これは、俺が初婚の時に最も知りたかった事実。

シャバーニといいます。今アラフォーのバツイチです。
アラフォーから活動を始めて3年ほど経ちました。

今でこそ自分自身でも様々な恋愛系の発信をしていますが、
もともと俺は誰よりも強烈に非モテコミットをしていました。

そして誰よりも愛や運命の人などを信じていました。

今発信している内容を当時の自分が見たら頭がおかしいやつだなと感じると思います。

俺は、世の中にはびこる嘘クソを憎んでいます。

俺が当時信じていた価値観や社会にはびこる恋愛の嘘クソはシンプルに俺や俺の周りの大切な人を不幸にする原因だったと理解したからです。

俺はもともとアラフォーで活動を始めるまで彼女一人しかいませんでした。

初めて付き合った彼女と結婚したからです。

一人の女に20代のすべてを、30歳で離婚した後の5年間は離婚のショックで恋愛をする気持ちが全くわきませんでした。

最初に、まずは俺がどれだけ一人の女に非モテコミットしたのかを書きたいと思います。

10年の非モテコミット

彼女は小学校の同級生、初恋の子でした。

大学生に入学してから少し経ち、俺は急激に彼女が欲しくなりました。

当時の自分は好きな人と恋愛がしたかったのですが、周りに好きになれそうな女がいませんでした。何を考えたのか、小学校の時に好きだった初恋の子に会いたいと思い立ちました。

当時、親の仕事の都合で地方に住んでおり、SNSなども今みたいに全然発達していないなか、俺は個人情報ガバガバな卒業アルバムの住所リスト(昔は全員分の住所が載ってました。今考えるとやばい)を見て連絡もなしにいきなり彼女に会いに行くことに決めました。

昔から変な方向に異常な行動力がありました。

当時住んでいた懐かしい場所について郷愁に浸りながら、少し散歩してから俺はアルバムに載っていた彼女の自宅に向かいました。

その時は彼女に対しての前情報は何もなく、彼女が今何をしているのか、学校に通っているのか、働いているのか、なにもわからない状態でした。

地図を頼りに彼女の家に到着し、チャイムを鳴らすと彼女のおばあちゃんが出てきました。

しどろもどろになりながら

「○○さんの小学校の同級生の○○と申します。帰ってきたらこれを渡してください。」

と自分の電話番号が書いてある紙を渡して帰ってきました。

彼女のおばあちゃんが完全に不審者を見る目をしていたのを覚えています。

その後、すこしまた散歩して、漫画喫茶で彼女から連絡が来るのをずっと待っていました。

「さすがに、無理かな、、」

正直返事が返ってくるのは10パーセントくらいかなと思っていました。
怪しすぎますし、普通に彼氏がいる可能性もありました。おばあちゃんが連絡先を捨ててしまう可能性もありました。

結構時間が経ったと思います。時計は24時を過ぎてすでにほとんどあきらめていました。

「もう寝るか、、」

電話が鳴ったのは1時を過ぎたころだったと思います。

奇跡でした。

焦る気持ちを抑えて電話に出ました。

「もしもし?」
「もしもし?本当に○○?」

電話をすると想像と全く違う声でした。10年以上あっていないんだから当たり前です。

話は最初から盛り上がりました。

「俺、当時○○のこと好きで、どうしても会いたくて会いに来ちゃった」
「私も!当時○○好きだったよ!引っ越していきなりいなくなって寂しかった」

当時、自分が好きだったことを電話口で伝えるとまさかの相手も自分のことが好きだったということがわかりました。

天国に飛び上がるほどうれしかったです。

その後、明日の仕事が夕方からというので彼女は車で漫画喫茶まできてくれてそのまま居酒屋に飲みに行きました。

想像したイメージとは少し変わっていましたが、当時のおもかげがあり、可愛くてテンションが上がりました。

閉店近くまで居酒屋で飲んで、その後は彼女の車に移動して様々な話をしました。

もう好きでした。

その日のうちに俺は付き合いたいと告白し、彼女は今好きな人がいるけれど正直もうやめようかなって思っているといっていたのでとりあえず付き合うという形になりました。

このようななれそめで彼女との交際はスタートしました。

そこから先はあまりにいろいろなことがありすぎたのですが、この後、俺はこの彼女に3回振られます。着信拒否された回数も3回を超えます。

一度、振られてから車で会いに行ったら警察を呼ばれたこともありました。

パトカーが来た時の絶望感はすさまじかったのを覚えています。パトカーの中で反省文のようなものを涙でボロボロになりながら書かされました。

警察官もあきれてました。

ただ、それでも俺はあきらめませんでした。ただのストーカーですね。

そこからも驚異の非モテコミットによって電話をかけ続けていると、彼氏に振られたか何かの弱っているタイミングで着信拒否が解除されている事がありました。

「ちょっと待って!電話切らないで!!」

俺は電話がつながったその日のうちに高速道路で4時間かかる道を運転して会いに行きました。

彼女とは3回目の復縁をした際にプロポーズして結婚しました。

「まさかあなたとだけは絶対に結婚しないと思っていた。」と言われましたし、俺もそう思いました。

人生で最も幸せな瞬間でした。

仕事も徐々に成果が出せるようになって会社でも認められるようになり、最愛の奥さんもいて半年後には子供も授かりました。

これ以上の幸せは無いと感じていました。

ですが、幸せな時間は長くは続きませんでした。

組織での立ち回りが下手くそな出来損ない

仕事は順調でした。営業の仕事でしたが、もともと適正があったんだと思います。一方で事務仕事には苦手がありました。

どんどんと成績が伸びていきます。嫁も子供もいるため気合いも入っていました。

当時会社の誰よりも働いていました。若かったですし、成績を上げることが家族への貢献だと信じていました。

それと同時に天狗になっていたんだと思います。

自分は昔から本当に尊敬できる人への態度とそうじゃない人との態度に露骨に差があるような性格です。

決して馬鹿にしているわけではないのですが、尊敬できる人への態度が露骨なのでギャップを感じやすいんだと思います。

そのアルファ上司には最初から目をつけられていました。

事件が起きたのは結婚して子供が生まれてから半年ほどたってからです。

ある日、若い女の事務職員が俺の仕事の手続きでミスをしました。

事務ミスは中規模レベルのインシデントで、明らかに自分に非がある内容ではありませんでした。

俺は、その子を庇いました。

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