人間関係を改善するビッククエスチョン

ビッククエスチョンとは、アンガーマネジメント(怒りと上手に付き合うための心理トレーニング)における行動面に焦点を当てたときに出てくる用語なのですが、その行動は長期的に考えて自分や周囲を幸せにするかどうか?という質問のことです。
この質問を常に自分に問いかけることは、人間関係改善にとても重要なことです。

最近のご相談で人間関係がいつも上手くいかない、何かとトラブルになるという人が多いのですが、お話を伺ってみると感情をコントロール出来ずに、衝動的に行動されていることが多いです。

そして、ご自分もそのような方たちに悩まされている。

その方たちの潜在意識(集合無意識を含む)をリーディングしてみると、ストレスで自律神経が乱れていたり、子どもの頃に傷つくような体験をしていたり、沢山のことを我慢していたりと本当に悲しさや辛さが伝わって来ることがあります。

しかし、ご本人はそこに全く気付いていないことが多いのです。

こ自分も気付いていない所で、こうして欲しいとかこうなりたいというリクエストがあり、それが叶わずに悲しんでいたり、傷ついていたりするわけなので、先ずは自分望む幸せって何だろうと自分自身に質問をする習慣を持つといいと思います。
脳は、質問されると答えを探そうとします。

自分が幸せだと感じた出来事を思い返してみて欲しいです。
どんな時に嬉しいのか、夢中になれること、楽しかったこと等、自分を深掘りしていくのです。


自分と向き合う。

また、怒りのトリガーも見つけていきます。
コンプレックスを刺激されたとき、自分を否定されたような気持ちになったとき、自分のルールを誰かが破った時等々。

どれくらい怒っているのか、その裏に隠れている感情は何か?
誰かと言い争っている自分は周囲からどう見えるか?

書き出して行くうちに段々自分を客観視出来るようになってきます。



自分が考えていることや、行動していることを別の自分が端から見ている感覚が出てくるのです。

その感覚が分かれば、比較的衝動と行動のコントロールがしやすくなってきます。

これは、私自身の経験ですが、何かしら心が乱れたときに、ついつい口が悪くなってしまうことが昔はありました。
後で言わなきゃ良かったとなって、後悔することを繰り返してしまったものですが、端から傍観している自分の感覚が分かってきた時に、自然と口を閉ざすことが出来るようになっていたのです。

これは、練習すれば誰でも出来るようになると思います。

この行動は長期的にみて自分と周囲を幸せにするかどうか?
この問いをしてくれる客観的な自分がいる感覚。
これを是非とも作り出してください。




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