ねこのいるくらし

わたしは保護猫を一匹飼っている
千葉で一人暮らしをしていた時に引き取った子だ
名前はなお
なおちゃんとは保護猫カフェで知り合い、一人ぽつんと椅子の下に居座っていたのを見て、「あ、この子だ」と思いその日のうちに決めたのがきっかけだった
初めはシャーシャーと警戒心の強い子だったが、一緒に過ごすうちに向こうからすり寄ってきて今ではべったりの甘えん坊である

そんななおちゃんが今年の初夏に脱走した
原因は同居人が開けてはならない窓を開けっぱなしにしてしまったことだ
捕まるまで生きてる心地がしなかった
今だからこそ笑い話にできるものの当時は食事も食べた気にならず、本当に不安に駆られる毎日だった
その後一か月後に捕獲機に捕まっているのを保護した
本当に心の底から生きた心地がした
なおちゃんが帰ってきたんだと思うと今でも思い出して抱きしめてやりたくなる

その後外での生活のせいだったのか皮膚アレルギーが発症して、踵に傷ができてしまった
これがまた治るまでが長かった
6月からつい先週までカラーをつけた状態で、生活をしていた
大事には至らなかったものの相当のストレスだったらしい
カラーを外してからというもの、部屋を走り回りしまいには棚のガラス戸を割ってしまうほどだった(誰もけがはしていません)

猫とは気まぐれというがさほどそうではなく、人間に近い生き物だなと最近思うようになってきた
眠ければ寝る、おなかがすいたら食べる、みんなが集まっていたら一緒に来る
そんな今もキャットタワーでごろ寝をしているがそんな時間が愛おしい
なおちゃんは飼い猫ではなく家族なのだ
明日も明後日もしあさっても同じ生活リズムだろうけど、彼女のいない生活は考えられない
これを書き終えたらまた撫でてやろう

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