見出し画像

フリーランスの産休はただの無職

フリーランスと出産のことも少しずつ書いていこうと思います。というのも、情報が少なくて私自身とても困ったためです。
出産に向けて最初に疑問に思ったのが、フリーランスの産休とは?ということでした。

フリーランスで出産した人の経験談をネットで読んだりもしましたが、ライターやイラストレーターといった在宅ワークの方が多いようで、産後の病室でメールの返事をしていたなんて話もあり、現場に行っての実務も多い私にはあまり参考になりませんでした。(やろうと思えばできるのか、という驚きはありましたが…)

結論を言えば、フリーランスの産休はその期間の仕事をお断りしているただの無職でした。社会保険に入っていないので、手当てもありません。その期間、無収入になるというだけでなく、一時的にお仕事をお断りすることで復帰しても仕事が得られないのでは、ととても怖く感じました。

また出産を予定していることで、新しい仕事を受けることにも引け目を感じました。これは妊娠する前からで、不妊治療の期間中から「この仕事を引き受けて途中で妊娠となったら?そんな予定だったなら引き受けるな、と信用を失ったら?」と悩みました。この点についてはどうすべきだったのか、今も結論はありません。

最終的に私は5ヶ月間、仕事をお休みしました。学校関係の仕事なので年度単位で仕事をすることが多いのですが、我が子の奇跡の空気の読み方で5月頭の出産となり、3月末まで業務をして産休入り、1学期~夏休みの期間お休みして9月から復帰、というとても休みやすいスケジュールになりました。

主だった仕事についてはとても融通を利かせていただき、年間契約で後半で巻き返すことで対応いただいたケースもあります。県教委の仕事を会計年度任用職員という形で受けていたのですが、産休期間(育休はない)は有給扱いできるようになったということで、その休暇とため込んでいた有給休暇で乗り切りました。

結局、4月もオンライン会議に参加したり、7月以降は単発の仕事で現地に行ったりしていたので普通の産休育休とは違ったと思います。ただ、フリーランスは少しだけ働くこともできるので、その良さが活かせたとも言えます。
そんなこんなで、周りの方や家族の協力もあってありがたくも収入や仕事をほぼ減らすことなく産休・育休を乗り越えることができたのでした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?