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みんなにためになる話はできないと割り切る

先週は青島中学校の2年生にキャリア講話を行いました。内容はいつものものと大きく変わらないのですが、県のこども政策課のライフデザイン事業の一環で行われている出張授業の講師を昨年度から務めており、今回はその講話でした。

青島中学校では全国でも珍しいサーフィン部がある学校です。サーフィンを目的とした移住者も多く、すでに海外の大会に出場しているような生徒さんもいます。そんなプロスポーツ選手を目指す人たちに何を伝えられるかは、とても悩ましいテーマです。

私自身はフリーランスとして自分の仕事をつくってきた経験があるので、仕事をつくる、という観点で話をしています。それは、どこかに就職する上でも必要な視点や考え方だと思うので、多くの生徒さんにとって無駄にはならないはず、と思って話をしています。

一方で、プロのスポーツ選手を目指す、というのはまた別の世界のように思います。プロを目指す多くの人たちの中で抜きんでること、才能も努力も運も人一倍ないと達するのは難しいだろう、というイメージです。そう、イメージでしかない。その世界に入ったことがないので、イメージでしか語れません。

どんな話であってもそこから自分に引き寄せて何か受け取ることができるはずなので、全く無駄な時間になっているとはいいません。
一方で、話す側としては、そのキャリアについては私は専門外である、というある種の割り切りも必要かなと思ったのでした。

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