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時間を守るは命より大事?

先日、地域と学校の会議で「遅刻ギリギリの子がすごいスピードで自転車をこいで行くから危ない」という話がありました。何度も危ないと言うけど、なかなか止めない、と。

そこで思ったのは、遅刻しないように時間に余裕を持つのが理想とは言え、遅刻ギリギリの状態になったときに命を危険にさらしてまで間に合わせる必要あるのかな?ということです。(実際に言いましたが)

中学生に限らず、電車の駆け込み乗車もその典型だと思いますし、スピード違反や信号無視など、遅刻を避けるために行うこともあると思います。
日本は時間に正確であることが美徳と言われますが、命を危険にさらしてまで(さらに誰かを巻き込む可能性があるのに)守らないといけないのか?学校でも子どもたちと一緒に考えてみてほしいところです。

学校では「当たり前のことを当たり前にできるように」というフレーズがよく聞かれます。
しかし実社会では、どこかの「当たり前」はどこかでは当たり前ではなく、むしろ「非常識」になることもあります。特に国や文化が異なる場合にはそれが対立につながることもあります。

「当たり前」という言葉で誤魔化さず、本質にもっと目を向けて欲しいなと思ったのでした。

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