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第8回:「B-gallery」

みなさん、こんにちは!
淑徳大学 人文学部 表現学科 杉原ゼミの足立です。

今回紹介するのは、池袋駅メトロポリタン口より徒歩6分のB-galleryです。


B-galleryでは、8月3日よりイタリア・ボローニャ国際絵本原画展の関連企画(ボローニャ絵本さんぽ) 名司生個展「はなごよみ」を開催しています。開催期間中は12時から18時まで開廊です。なお名司生さんの展示は、8月15日までの開催となっています。(8月9日は休廊日)


今回、B-galleryを管理、経営するスタジオ・バル代表兼美術家の長はるこさんと、個展を開催していた名司生(なつき)さんにお話を伺いました。



B-galleryのご紹介


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池袋の住宅街を入ってすぐにB-galleryはあります。散歩をしていたらふらっと立ち寄ってしまうような、誘い込まれる雰囲気のあるギャラリーです。小さなギャラリーの中に素敵な作品が詰まっています。


「ボローニャ絵本さんぽ」に参加されたきっかけは?

長さん:「ブックギャラリー ポポタムさんからのご紹介で5年前から参加させていただいています」

長さん:「このギャラリーは現代美術を主に取り扱っていたので、絵本はどうだろうと、思っていたんですが、版画などの作品もあり、魅力的に感じました」


普段、B-galleryとしてどのような活動をしていますか?

長さん:「2週間ごとにさまざまな作家さんの作品を企画展示しています。以前は1ヶ月の展示でしたが、2週間がちょうどいいスパンだと思い変更しました」

長さん:「ギャラリーを開いて、今年で14年目になります。東京芸術大学や京都市立芸術大学、東北芸術工科大学などの芸術系の大学とのやりとりもあったりしますね。造形教室の助手のつながりで、一緒に活動させていただいております」

長さん:「他にも池袋アートギャザリング公募展に参加させていただいています。B-gallery賞なども設けていただいていて毎年お世話になっております」


来年の2月から卒業生支援展が始まるそうです!


造形教室はいつ頃から始められたのですか?

長さん:「ギャラリーを開く前から、40年近く主宰していましたね。今ギャラリーにしている場所も昔は造形教室のスタジオだったんですよ。生徒の子どもは多い時で100人いました。今は人数も減ってしまいましたが、それでも楽しくやれています」


ギャラリー奥のスタジオには子どもたちの作品が溢れていました。多くの子どもたちの思いがあふれる素敵なギャラリー兼スタジオだと思います。



名司生個展「はなごよみ」の魅力


いよいよ名司生さんの個展を拝見しました。

名司生さんは2016年のイタリア・ボローニャ国際絵本原画コンクールに入選されたイラストレーターさんで、作家 阿部智里さんの異世界ファンタジー小説「八咫烏シリーズ」の装画も担当されています。

水彩と色鉛筆で描かれた作品で、透明感のあるきれいな優しい世界に魅了されました。


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書影提供元:グラフィック社

名司生ART WORKS』(グラフィック社)
定価:2,530円(税込)


名司生さんの初のイラスト集「名司生 ART WORKSも先行して販売していました。Amazonでも販売されているそうです。期間中に行けないよという方は是非チェックしてみてください!


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他にもグッズがたくさんありポストカード紙製のファイル香箱などの販売もされていました。こちらも素敵なものばかりです!
来場者だけがもらえるポストカードもあるので気になる方は是非!


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ギャラリーの壁にはたくさんの原画が展示されていました。水彩の透明感のあるきれいな絵に魅了されて、ずっと見入ってしまいました。春分、立夏、秋分、立冬などの「二十四節気」それぞれが描かれており、咲き誇る花々や透き通った氷柱など、折々の季節を象徴するものが描かれています。


作家の名司生さんとお話もさせていただきました。


凄くきれいな絵ですね。水彩画が好きなので、ずっといていられそうです。

名司生さん:「ありがとうございます。とても嬉しいです」


動物をたくさん描いているんですね。

名司生さん:「はい。特に鳥が好きなので、鳥が多めです。あとは花も好きで花も多く描いています」


絵の中に小人も多く登場していますが、どんな思いがあるのでしょうか。

名司生さん:「小動物や花は普通の人のサイズだと小さく見えることが多いので、小人を登場させることで、動物と花をメインに据えた上で、迫力を持たせられると思いました」


やっぱり額縁に入っていると絵の見え方が違いますよね。

名司生さん:「そうですね。あ、そうだ、実はこの額縁、季節ごとに形が違うんですよ。よく見ていただけるとわかります。やっぱり、お客さんもなかなか気づかないので、自分で言いにいってるんですよ」


そうなんです!額縁が4種類あって、載せている写真でもよくみていただければわかります!見づらくて申し訳ないです>< 4種類の額縁に納められた絵はさらにその魅力を増しています。実際にギャラリーで確かめてみてください!



おわりに

今回、B-galleryさんの魅力をしっかりと知ることができました。この記事を読んでくださったあなたにも是非足を運んでいただきたいギャラリーです。

B-gallery長はるこ様、イラストレーター名司生様、お忙しい中取材にご協力頂きまして誠にありがとうございました。


B-galleryご案内

JR池袋駅メトロポリタン口より、JRメトロポリタン口を出て、ホテルメトロポリタンの前のヤマト運輸角を入り、道なりに進み婦人之友社の角を右に曲がると自由学園明日館が右手に見え、その西隣です。(徒歩約6分)

〒171-0021東京都豊島区西池袋2-31-6
Tel and Fax:03-3989-8608
開廊:14時~18時 (名司生個展「はなごよみ」開催期間は12時~18時)
休廊:月曜・祝日
イラストレーター
名司生さん

Instagram @720_nk
Twitter @720nk
Tumblr 720nk.tumblr.com

B-galleryにて8月3日〜8月15日まで、名司生個展「はなごよみ」開催中
※8月9日は休廊


※緊急事態宣言により、板橋区立美術館のイベントは全て中止、延期、配信予定となっています。詳しくは公式サイトをご確認ください。
※スケジュールは予定です。
※新型コロナウイルスの感染予防対策については、各施設、店舗によって異なりますので来店される際には各店舗のホームページやSNSをご確認の上、ご協力ください。

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