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MAJOR2ndを見始めたら結構深かった

はじめに

自粛期間中にネットフリックスでアニメ版を見始めました。元々MAJORは子供の事からずっと読んでおり、アニメも観ておりました。改めてアニメで見ていて感じたこと、MAJOR2ndの魅力をまとめようと思います。

あらすじ

あらすじ:主人公は野球一家で育った茂野大吾。親にメジャーリーグでも活躍した吾郎を持つ。(MAJORはその吾郎の一生を綴った物語です。)2世として期待されるものの、決して野球センスに恵まれているわけではなく、、そんな周りの期待や理想とのギャップに葛藤しながら成長していく物語です。(まだ数話しか見ていない)

魅力:二世代を描くことによって生まれる「時の流れと懐かしさ」

まだ数話しか見ていない状況ですが、自分のように昔からMAJOR(ややこしいため1stとします)を観ていた者としてはたまらない内容になっています。

時の流れと懐かしさを感じる演出:1stキャラクターの登場
物語の舞台は1stと同じ町のため、早速1stの登場人物がたくさんでてきます。これまで吾郎との関係の中で登場してきた人物が今度は歳をとって大吾の文脈の中で登場してきます。吾郎の物語を盛り上げたキャラクター達の登場を通じて視聴者は物語の時の流れを感じるとともに、昔の友人に出会ったかのようなある種の懐かしさを感じることができます。この懐かしさは1stが漫画の中で人の一生という長い時間を描いたからこそ感じる感覚です。実際に歳を取らずともこの感覚を得ることができるのがフィクションの良さですね。

時の流れをと懐かしさを感じる演出:1stの回想シーン
1stの登場人物の回想シーンでは1stの映像がそのまま使われています。このシーンを通して登場人物がその時に感じたことが今でも心に刻まれていることを示唆しています。さらに、視聴者は実際に1stでその様子を見ており、当時は当時の目線でそのシーンに対して感情を抱いていたはずです。だからこそより一層懐かしさを感じ、さらに感情移入することができます。育ててくれた祖母や祖父への愛を子供にも伝えようとする寿也と光のシーンがありますが、過去の寿也の苦しみを視聴者も知っているからこそ、彼の発言に感情を揺さぶられるのだと思います。



魅力:全然違う!吾郎と大吾!

とにかくキャラが違いすぎます。ドラえもんで言えばジャイアンとスネ夫です。

吾郎
とにかく負けん気の強い少年で目標にまっすぐな少年でした。かなりポジティブで大雑把な性格。王道のスポーツやバトル漫画の主人公に近い属性で描かれています。
とにかく自分の目標である「おとさんと同じ野球選手になる」という目標にまっすぐに向かっていきます。
大吾
一方大吾はメンタルも弱く、ネガティブ。アニメの7話までに2回野球を放り出しています。(笑)二世という息苦しい環境がこの性格にも影響していると思いますが、個人的にはあえてとても「現代っ子」っぽい描かれ方をしていると感じてます。。そしてこの「現代っ子」っぽさがこの作品においてすごく重要だと思っております

まとめ

圧倒的なセンスと努力で夢の舞台へ駆けあがっていった吾郎に対し、どこか平凡な大吾は物足りなく映るかもしれません。
でも実は平凡な中でも努力し少しずつ成長していく大吾の方が、視聴者は共感できるのではないでしょうか!
何かと派手なエースやスラッガーに焦点が当たりがちな野球漫画界において、新しいヒーローが誕生すると思っています。まだ序盤しか見ていないですが(笑)

結論、是非1st観ていた、読んでいた人には見てほしい!!

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