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4/24 日記 腹を割って話せないなら

友人と2人で夜飯を食って、いろいろ話した。

彼の生活はここ1週間で大きく変わった。
仕事を辞め、実家を出てきて今は友達の家に居候している。
大きな生活の変化。それに加えて2人でゆっくり話すのは久々だったので、彼にとっても積もる話は沢山あるはずだが、俺ばかり話して、彼の口は重い。
彼に将来のことについてどう考えているか尋ねても、答えたがらない。
僕が将来に対する不安を吐露しても、話を逸らしたがる。
かといって、代わりに面白い話をしてくれるわけでもない。

僕もそろそろ就活が始まっていく中で、将来の事について不安は尽きない。それは仕事を辞めて実家を出てきた彼も同じはずだ。
僕らには「将来について」という共通の話題がある。
だが、とことん自己開示を避けたがる彼の特性によって僕らは真に有意義な会話が出来ないでいる。
「将来について」という普遍的で切実な話題について語り得ないことは、友人関係の限界を感じさせた。

僕らは小学校時代から含め、かなり長い期間友人であった。長く過ごしていればこそ、他の友達よりも一段と強い繋がりがあると思いたい。
だが、どうやら彼は僕にとっては彼は気楽な友人以上になり得ないという事を認めざるを得ない。

尤も、僕にとっては気楽な友人というだけでも有り難いが。

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