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韓国の思い出を韓国に行けるその日まで語り続ける【DAY3 2000年冬 梨泰院】

クラスじゃない頃の梨泰院。
2000年の梨泰院はね、戦争博物館と米軍基地と革の街だったんですよ。

昨日の帰り、明日朝に荷物持っておいでよ、といわれたわたくし。

ほくほくした気持ちで帰路について、ボロホテルで一泊し、早朝荷物をもって部屋を出た。
Sさんが取引先に行く前にホテルについて、カードキィを渡された。
「僕は仕事にいくけど、部屋は好きに使ってね」

漢江が見下ろしながら、コーヒーを飲んだ。
風呂を溜めて、備え付けのバスソルトを入れて入った。
なんだこのセレブなかんじ。さっきまでボロホテルにいたのに。

支度をして、梨泰院に向かった。 
革のコートを買いに。
当時流行ってたのよーラムのコート。日本よりかなり安く買えるというので、韓国のガイドブックには絶対に載ってた。
ネットで知った日本語の上手いチョンさんの店を探して行った。ベージュと黒のコートを買った。
二枚で6万円ぐらいだった。

帰宅してベッドでテレビを見ながらゴロゴロしていた。サウスパークを見ていた。英語も韓国語字幕も全然理解できなかったけど、めちゃくちゃ笑った。ピー音多すぎ。
扉が開き、Sさんが帰ってきた。
「あはは、下品なアニメ見てますね」
アメリカでは有名なアニメらしかった(当時日本では未公開)。

梨泰院で買った革のジャケットを着てみせると「いいね」といってくれた。
その夜は何を食べたか覚えてない(20年前だしな)。

夜景を見ながらお酒を飲んで、別々のベッドで寝た。


写真は2018年たぶんソルロンタン屋


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