韓国留学を迷っているあなたへ。

いつか書きたいと思ってたんだけど、書き始めたら行きたいとか行きたくないとか以前に、コロナのせいで物理的に韓国に行けなくなったっていうなんという最悪のタイミングで書いてんだ。読む人いんのか?

私が韓国に留学したのは32歳になる一ヶ月前だった。当時年収600万のOLだったことを考えたら思い切った決断だったよ、マジで。けどその年収と引き換えに体調を崩し、もう起き上がれないぐらいになってた。何科に行っても「うーん」と言われる不定愁訴でとにかくもう、ここにいては行けないって思った。200万円を銀行口座から引き出し、ソウルに行くことを決めた。

留学した日は2005年6月。当時はTwitterもfacebookもインスタもなくて、留学情報はソウルナビしかなくて、私は情報収拾のためにブログをしていたけど、ブログなんかやっているのはめちゃくちゃマニアな感じで、毎日更新するだけで人気ブログ10位に入っちゃうような時代でした。

32歳でなんで留学やねん?なんで韓国やねん、って思いました?

2000年に初めてソウルに行き、その魅力っていうか、そうだな、もう完全に恋したんですよ。ああ、この街好きだ、って。そこからはもう、映画やテレビを見まくりました。映画なんてレンタルでもアジアコーナーにシュリがあるだけっていう世界だったから、ソウルに行くたびに買いあさって。韓国語の響きも大好きだった。ヨン様はそんなに好きじゃなかったけど、ソンガンホは大好き。東方神起はよくわからなかったけど、ピは大好き。みたいなちょっとアレな感じのオタクでしたね。

けどまあ好きってだけで留学までしちゃうんだもん、なかなかイかれたやつだなって思いますよね、私も思います。

結局2006年3月までソウルにいました。資金が尽きたんです。200万が尽きた。まあ当時は物価も安かったから10万円あれば一ヶ月家賃込みで余裕で生活できました。10万円を9ヶ月、授業料は学期ごとに上がって最後は1学期20万ぐらいだったかな。けど200万出しても変えがたい経験があったし、なにより日々が楽しかった。生きてるって感じがした。15年が経った今でもコンビニコーヒーを買って外に出ると、吹く風がソウルを思い出させて、うう、ってなるぐらいには、あの日々を思い出しては、愛しい気持ちになる。

あ、私は自分の金で行ったので留学後特に韓国の仕事などはしてないし、役に立ってるかって言われるとアレなんだけど、親の金で行ったらもっとなんとかなってたかも知れんとは思う。まあ甘えだよね。

とにかく留学したい気持ちに年齢なんてないってことです。

私、60になったらまた留学したいと思ってますよ。それが全ての答えじゃないでしょうか。


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