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漫才師。

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2021年6月の記事一覧

多才漫才師。〜令和喜多みな実 野村尚平様〜

多才漫才師。〜令和喜多みな実 野村尚平様〜

好きになったら絶対にあかん、絶対にこっちのメンタルがヘラる。わたしのことなんて構ってくれへんよって分かっててどうしても好きになって身を滅ぼすことってありますやんか? 
野村尚平とはそういう人。
だめんず(って今も通じる?)を渡り歩いてきたわたしのアラームが最大音量で警告します。
「あかん、野村はやめとけ!飛ぶぞ!(精神が)」
ですよね〜
アラームはこうも言います。
「どうしてもきたみながええんやっ

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知的漫才師。〜ネイビーズアフロ みながわ様〜

知的漫才師。〜ネイビーズアフロ みながわ様〜

ペンは剣よりも強し。
誰の言葉でしたっけ。知はあらゆる武器を凌駕するってことでOK?

長い間、高学歴とは芸人の対義語とされてきた。
「お前あほやな~将来は吉本しかないで!」とは古き良き昭和の昔話。
それを証明したのはロザンの菅さんが書いた「京大芸人」。
相方の宇治原さんのことを書いたノンフィクションなのだが、彼は著書についてこのようなことを言っていた。
「京大卒で芸人。芸人って京大の対極にある言

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東京漫才師〜オズワルド 伊藤俊介様〜

東京漫才師〜オズワルド 伊藤俊介様〜

生まれも育ちも大阪の私にとって、漫才とはべたべたの大阪弁で展開されるものであり、劇場といえばなんばグランド花月と漫才劇場。
たまに目にする関東の漫才師は、全然笑えなかった。

生粋の大阪人である私には「なんでやねん!」がない漫才を、面白いと思えなかったのだ。

しかしだ。
「名前だけでも覚えて帰ってください」と謙虚に始まる伊藤さんと畠中さんのオズワルドには関西以外笑えない仕様だった私のプログラムを

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