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特別企画9 2023師匠八木さんとの納会

街道歩きのバイブル、ちゃんと歩けるシリーズの著者八木牧夫さんとの納会、今年は街道歩きメンバーの報告会も併せて実施。
恒例の大谷秋子切り絵教室などなど、なかなか納まらない納会は、あっという間の8時間でした。


2023.12.09

1.昨年の納会

納会会場

今年もあと少しで終わり。
街道歩きのバイブル、ちゃんと歩けるシリーズの著者、八木牧夫さんとの納会を昨年に引き続き実施しよう、ということになりました。

昨年はクリスマスに開催↓


ちなみに、街道歩きの仲間は、誰かが長い街道を歩き終えて日本橋に着く瞬間を出迎えるとか、東西から歩いている仲間がすれ違う日にみんなで駆けつけて祝いの儀をするなど、ある程度子育てが落ち着き始めた、小学生の様なおじさん達です。

東海道復路を歩き終えた時は、雨の中迎えて頂きました↓

(2023.03.25 東海道ゴールのお出迎え)


東海道を東西から歩いている久家さんと東さんがすれ違う日に、遠州の見附宿で待ち伏せした時の記録がこちら↓

みなさん、時間づくりの達人です。


2.ちゃんと歩けるシリーズ

ちゃんと歩けるシリーズ

八木牧夫さんの、ちゃんと歩けるシリーズとは、五街道の旧道を忠実に同じ縮尺で全ルートを地図に落とし込んである、山と渓谷者のガイドマップ。

日光街道 奥州街道

街道の中でも、人気エリアもそうでないエリアも平等に全て表現されてあり、東から歩いても西から歩いても、わかる様に細かい配慮がなされており、ちゃんと歩く人が一番欲しい情報がちゃんと網羅されてます。
"ちゃんと歩ける''というネーミング、秀逸ですね。


五街道ウォークのすすめ

↑"五街道ウォークのすすめ"は、歩く時の心得や、足首の返し方など、基本情報が網羅されてます。

私の本棚

ちゃんと歩けるシリーズは、これから歩く人におすすめの本です。

八木牧夫さん曰く、五街道の歩く順番、初めて歩く人は日光道中がおすすめ。その理由は、峠道が無く、鉄道がほぼ並走していて、そんなに長くないから。

その後の歩く順番は聞いてませんが、最後は中山道を薦めてました。理由は聞いてませんが、五街道を全て歩くとわかりますし、みんなそう言います。


3.街道報告会

今年の納会は飲むだけではなく、八木さんに、私たちの歩いた記録をプレゼンして、見て頂くことになりました。
この秋に甲州道中を歩き終えた、久家さん東さんと、西国街道を歩き終えた私。
そして、番外編で街道歩きデジタル革命を大谷さんがプレゼンします。

(1)甲州道中 久家さん

久家さん

圧倒的にプレゼンが上手い久家さん。
様々なシーンでプレゼンの修羅場を乗り越えてきた叡智が、今回も凝縮されてました。
全体の構成や、無駄のない話術、みなさん聴いてください的な政治家の演説風の、押し付けがましさがなく、ついつい聞き入ってしまうプレゼン。
見習わないと。

シンプルな表紙
問いかける様なアジェンダ
豊富な歴史知識

久家さんは、街道を歩きながら日本100名城を巡っているだけあって、とにかく歴史の知識が深すぎます。
話題が深くなりすぎると、八木さんとボスの内田さんだけが反応して、残された面々は下を向いて飲むしかありません。

八木さんから"優"を頂きました!

終わった後に、八木さんから優良可の三段階評価で、優を頂き大喜び!

(2)甲州道中 東さん

東さん

走るのが大好きで、己を酷使するM男の東さん。
山歩きも好きで、出張を延長して日本百名山を昇る、釣りバカ日誌の様なライフスタイルを送ってます。
その様なライフスタイルを、仲間うちでは、彼の名前をとって"東式(アズマシキ)"と呼んでいます。

街道の道のりが単調だと思わず走ってしまい、奥州道中では一日80kmも進んでしまい、ボスの内田さんからは「それでは街道に失礼だ、もう一回歩き直し!」と言われる様な事を度々言われる、メンバーの中では重要な、イジられ役をに担ってます。

掴みは桃太郎伝説

早速表紙から、みんなに突っ込まれます。
甲州道中は五街道の中で最後に整備された道。反乱があった際に将軍が江戸城の半蔵門から逃げる為の道ともいわれてます。

江戸時代の中頃までは、甲州海道と呼ばれていましたが、海を通っていない事から甲州道中と呼ばれる様になりました。

甲州街道と呼ばれる様になったのは明治以降なので、東さんの資料の表紙をみた何人かが、道中では!と指摘すると、八木さんからも突っ込まれて、今日一番の大盛り上がりでした。

街道のエリア分け

本題に入ると、突っ込みはなくなり、甲州道中をテーマ分析して、東から5つのエリアに分けています。

徳川エリア→桃太郎エリア→武田エリア→大自然エリア→諏訪湖エリア。

聴き手も5人が甲州道中を歩いてますので、テーマの意味をすぐに理解し、その後は話に魅了され無事終了。

(3)西国街道 樋口誠司

樋口誠司

私は7.8.9月に歩いた西国街道の、京都羅城門から下関赤間関の報告。
私は歴史に疎いので、昭和以降の街道沿道のカルチャーを、定点観測した内容をプレゼン。

寺の入口によく貼ってある今日の言葉、並べてみると、いい言葉が沢山あります↓

本日の言葉

八木さんが、繰り返し口にしていた、お気に入りの言葉がこちら↓

(2023.08.30 山口県下松市 法静寺)


21日間食べ続けた昼のラーメン特集↓

昼食のラーメン

美しい景色とか、まともな記録もたくさんあります、詳しい内容はこちら↓


(4)街道歩きデジタル(DX)革命 大谷さん

大谷さん

街道歩きグループの盛り上げ役、兼"うっかり番長"の大谷さん。
甲州道中は、この秋に夫婦で歩き終えていますが今回は、街道×DXをテーマにしたプレゼンで攻めてきました。

大谷さんは石橋を叩かずに、アグレッシブに攻めるのです。八木さんの前で粗相がないか皆感じつつ、ヒヤヒヤを楽しみながら聴きます。

タイトル

最後のプレゼンテーターの不運、それはみんな酔いが回ってきてしまう事です。
街道仲間で持ち込みの懇親会をする時は、各自が自分が飲むもの食べるものを持ち込むので、結構な酒量になります。

大高さん

ワインをコカコーラみたいに飲んでいる人がいたり、誰がどのくらい飲んでいるのか不明。
私は日本酒の4合瓶を飲んでましたが、自身のプレゼン中には飲み切ってました。

演歌?

残っているプレゼン画像がこれしかないのですが、デジタルの力で街道をもっと歩きやすくして、若者にもっと歩いてもらおう、といった趣旨の素晴らしい内容だったはず。

力説する大谷さん

マーケットが拡大すると、若い女性が参加してもっともっと活性化する、というプラスのスパイラル効果を力説して、厳選された、水着ギャルの写真がやたらと出ていた気がします。

ドローン撮影

そのうち、部屋の中で大高さんがドローンを飛ばし始めて、破茶滅茶な感じでプレゼン終了。


4.ドローン

ドローン

ドローンを駐車場で飛ばしながら、少し休憩。
八木さんは、本業の不動産屋さんで、建物の裏側などを撮影する時に、とても便利そうだと、真剣に話してました。

雑談の時間

再び部屋に戻り、八木さんに、私たちが定めた"街道鬼十則"を説明しました。
街道鬼十則とは、仲間で考えた、街道を歩く時の掟。
この機にご意見を頂き、最新版に改訂しようと思いましたが、グデグデで駄目でした。

一. 挨拶先にすべし
二. 時々振り向くべし
三. 日の出前に立つべし
四. 階段あらば昇るべし
五. 店に出逢えば入るべし
六. 急ぐ旅は一人で立つべし
七. 親父に道は覚悟をもって聞くべし
八. 事前調査を怠るべからず
九. 山の日没侮るべからず
十. 天気に期待するべからず

街道鬼十則(2023.02.19改訂)

街道歩き鬼十則、詳しくは↓


記念撮影

では4時間くらい経ちましたのでこの辺りでお開き。
八木さん、来年もよろしくお願いします!


5.大谷秋子ちぎり絵教室

踏切を渡り
坂道を昇り

今年もやってきました、大谷さんのご実家での年末恒例"大谷秋子ちぎり絵教室"。

大谷さん実家
早くも厳しい指導が!

大谷さんのお母様、秋子さんはちぎり絵の先生、ご自宅で教室を開いてますので、私たちの様な人たちが来ても対応できます。

久家さん
大高さん
秋子さんと信喜さん
よくできました
反省会

教室が終わったらお約束の反省会。
もうこの辺から、みんなよくわからなくなってます。
秋子さんありがとうございました。
また来年やりましょう!


坂を降ります
三次会会場

納会はなかなか納まりません…

みなさん、来年も宜しくお願いします。

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