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三国街道5 浅貝宿→湯沢宿

北関東で育ち・育てられ、越後が大好きな自分が三国街道の事を知らなすぎたので、雪が降る前に山を越え、日本海を目指します。

2022.09.19

1.浅貝宿

朝食
お世話になったお宿
街道の風景
三国郵便局

お世話になった宿は、85歳のご主人と75歳の奥様で経営。
夕飯の時は隣でずっとお話に付き合ってくださり、ご夫婦揃って前向きで気持ちが若く、生き様を学ばせて頂きました。

三国街道みちしるべ
苗場スキー場のゲレンデ
苗場プリンスホテル

苗場プリンスホテルは、白い要塞の様です。誘致に関しては地域に金が落ちる様にと田中角栄さんが、関係していたとか、凄いですね。

雪覆道
カーテン付き
最後の雪覆道出口
雪覆道外観

雪覆道は幾つもつながっており、約20分くらい歩きました。

三国小学校
気温20℃
国道17号から左にそれます
背の高い消火栓
まだ咲いてる紫陽花
山鳥原公園 はなみずきの里
山鳥原公園三原則
街道の風景

山鳥原公園の中を通過。
公園の三原則が秀逸、よく考えられていて、頭にスッと入ります。

2.石畳の道

不思議な白樺
石畳
山道に入ります
今度は林道の様な道

途中すれ違った軽自動車の人が、不審に思ったのか、何しているのか興味があったのか、車を停めて話しかけてきます。旧三国街道を歩いていると伝え、細かい地図が無くこの道で合っているか聞くと的確な回答が。
舗装の道をまっすぐ行くと、途中から公園の中を突っ切る道になり、やがて石畳の道に代わり、その先を進むと集落が現れる。
旧道の道を聴いて、完璧に答えられる人はなかなか少ないので、街道が好きな人なのかもしれませんね。

伐採された広大な敷地
残された石仏
森との境界

突然森林が伐採された広大な敷地が表れます。
広大どころでは無く、東京ドーム5個分みたいな表現が出来そうな面積。ホテルにしては広すぎるし、スキー場にしては傾斜がないし、ゴルフ場でもないし、大規模な森林破壊をする時代でもないし、疑問を感じながら進みます。

令和5年度収穫予定場所
白いチョークの目印
赤いペンキの目印
オレンジのテープの目印
伐採作業中の看板

疑問が解けました。
育てた森林を収穫した跡だったのでしょう。すぐ隣が令和5年度に収穫するエリアの様で、何やら目印が沢山書いてありました。種を植えて、次の収穫まで何年かかるのでしょうね。

3.ニ居宿

宿場の湯
三国街道石畳のみち 案内看板
石仏群
ニ居宿の街並み
ニ居本陣富沢家
ニ居本陣富沢家 説明看板

ニ居宿富沢家本陣の建物は、中が見学出来るのですが、靴の中がビチョビチョで、脱いで建物に上がることができないので、見学は断念。そういえば、昨夜宿の奥さんが、この辺で本陣跡が残っているのは、ニ居宿の富沢家しか無いと言ってました。

ニ居簡易郵便局
美しい民家
ENEOS
ニ居宿の風景

ニ居宿は清津川のほとりの谷に、ひっそりと佇む素敵な宿場町でした。

4.ニ居峠

ニ居峠登口
赤い鳥居
手入れされた木々
一瞬みえた風景
街道の風景
赤とんぼ
鉄塔

台風14号の影響で、雨風が強くなってきました。鉄塔に風が当たる風の音や、鉄塔が軋み鉄が擦れる不気味な音が、空から降り注いできます。

母なる森ブナ林 説明看板
ブナの葉
カエルさん捕まえた!
大きな赤い落葉
中の峠・茶屋跡 説明看板
熊の足跡…

大きな足跡がありました。
人の足跡かと思い私も踏みつけてみましたが、こんな足跡は付きません。イノシシだと、ブルドーザーで土をひっくり返した様な跡がつくし、鹿はこんなに足が大きくないし…これは熊の足跡です。
わかってはいるものの、みてしまうとかなり恐ろしいです…。熊鈴を振り回して、時々声出したりして下山しました。

沢にかかる橋
国道17号
ユウガギクの群生
サルの捕獲用檻 説明看板
サルの捕獲用檻

今月初めに日光中禅寺湖畔の山中で、猿50匹位の群れに会いました。ああなると、もうどう駆除も出来ないのでしょうね。この付近では猿の駆除に力を入れている様です。

石仏と地蔵
貝掛温泉入口

貝掛温泉、入ってみたい温泉です!今回は時間がなく通過。

三俣スノーシェッド851m
道が狭くて中が歩けません
外が歩けず中に戻らねば…
この狭さ…

防雪用のスノーシェッドの道が狭くて、暗い部分では車に轢かれてもおかしくありません。熊と同じくらい怖い850mでした。

5.三俣宿

百庚申
百庚申 説明看板
十三夜待供養塔
三俣郵便局
石仏群
石仏群
石仏群
石仏群

三俣宿は、石仏群を大切にする宿場。
至る所に石仏が、丁寧に固定され綺麗に並べてあります。


越後屋
本陣跡説明看板
本陣跡説明看板
街道の風景
雪災記念碑
雪災記念碑 説明看板

雪災記念碑の説明看板を読んで愕然としました。大雪崩で158人が死亡、こんな事があるのですね…

道の駅みつまた
足湯があります!
足湯休憩
街道の湯
熊出没注意

雨です靴の中がびしょびしょなので、道の駅みつまだの足湯で休憩。
街道歩きに足湯での休憩は最高です。道の駅みつまたは、コンパクトですが、品揃いや設備に無駄がなく、素晴らしかったです。

6.芝原峠

清津川
漁業の案内
街道の風景
神社
工事中の蒲鉾型倉庫
八木沢観音堂
八木沢観音堂 説明看板
ナチュラルレストラン gaiA
山羊
制作中のツリーハウス
街道の風景
国道17号
街道の風景7.荒戸城

こんな感じの同じような風景の道を、ひたすら20分位昇ります。
街道の峠越えで絶景に出会うことは、ほぼありません。最初はどうしてなのかと思いましたが、一番楽な坂道で山を越えるのが鉄則なので、眺めの良い高い所を通る必要がないことに気付きました。


7.荒戸城

荒戸城跡
荒戸城跡 説枚看板
荒戸城跡 説枚看板
荒戸城跡 説枚看板

芝原峠を越えた辺りに、荒戸城の説明看板が。
湯沢町の説明看板は、観光庁から予算がついている様で、凄くいいです。史跡によっては、”遺構”と”歴史背景”の2種類に分けられます。そういえば、宿の奥様が荒戸城からの眺めが良かったと言っていたのを思い出しました。城までの距離が書いてありませんが、昇ることにします。

荒戸城跡 大手登口
結構な急坂が続きます
凄い 堀がある
二の丸跡
本丸跡
湯沢の街並み

結構な坂道を昇ることになり、途中で後悔しましたが、城跡の土塁をみた瞬間に感動しました。こんなところによく作ったものだと、ひとり声を出して凄い凄いと叫んで、遥か彼方の眼下にみえる湯沢宿を目指します。


木々の間から黄金の稲が
箱庭の様な風景
芝原トンネル出口
国道17号を歩きます
薄とスノーポール
南越後観光バス
黄金色に輝く棚田が本当に美しい
頭を垂れる黄金の稲
コスモスと街道
小さな花畑
薄と黄金の稲

魚沼産コシヒカリの黄金の棚田が、美し過ぎました。
風景に見惚れてあっという間に下山し、あと少しで湯沢宿。今夜は湯沢にするか、もう少し先のどこかまで頑張るか、そろそろ考え始めます。


8.湯沢宿

清潔の家(ゴミステーション)
石碑群
木造の美しい家
タネとも呼ばれる融雪池
木造の美しい家
カマキリ
ホテルニューオータニ

仕事で良くお世話になったホテル。
10年位前になりますが、旅行会社に勤務していた頃、ホテルの玄関から、バスで出発する多くの人々を見送る事があり、感謝の気持ちを込めて、バスの姿が見えなくなるまで、懸命に手を振って見送ってました。
まさかその道を歩くとは・・・・、街道歩きはそんな事の連続です。


謎のソーラーパネル
湯沢の街並み
新幹線
上越線踏切
越後湯沢駅
街道の風景
湯沢駅前交差点

マメが痛むのと、連日の雨中の山歩きでの筋肉疲労を、湯沢の温泉で和らげたく、本日はここまで。

越後湯沢駅
宿泊する最寄り駅まで一駅上越線で移動
温泉の最寄り駅
湯沢のマンホール
下諏訪宿の万治の石仏に似てる石像
下諏訪宿 本物の万治の石仏
本日のお宿
防雪仕様の二重窓のローソン
夕飯

宿の予約が間際で夕飯が間に合わなかったので、コンビニグルメと八海山で乾杯!
明日は超大型台風14号が新潟直撃予報、どうなることやら・・・・。

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