つまらないと思う練習ほどやればレベルアップできる理由ーその1
こんにちは! 深谷百合子です。
皆さんは、何かスポーツをしたり、趣味の習い事等をしたりしていますか?
例えば、野球、サッカー、ピアノ、歌 などなど。
その中で、地味でつまらない練習ってありませんか?
例えば、私は学生時代は合唱部に所属し、
社会人になってからは、ボイストレーニングに通っていましたが、
どちらも、いきなり歌を歌わせてはくれませんでした。
腹筋運動、歌うための姿勢づくりに始まり、それが終わると発声練習。
で、最後にやっと歌わせてもらう という感じでした。
あの華やかなフィギュアスケートも、昔は「規定(コンパルソリー)」という種目があったのをご存知の方もいらっしゃるでしょう。
氷の上で課題の図形を描き、その時の姿勢と描いた図形の正確さを採点する種目です。
フリー演技の華やかさと比べると、何とも地味な種目です。
フィギュアスケートをやったことはありませんが、見るからにつまらなそうで、真面目に練習するのは苦痛なんだろうなと思ったものです。
野球でも、素振りばかりじゃなくて、実際に球を打ちたいものですよね。
でも、こうした「地味な練習」を避けていると、パフォーマンスの質は上がりません。
間違ったクセがついてしまうと、伸び悩んだり、体を壊したりするかもしれません。
これは語学も同じ。
中国語を習い始めた頃、テキストや参考書を開くと、最初に出てくるのが「発音」。
こっちは早くフレーズを覚えて会話ができるようになりたいのに、いつまで経っても「マーマー」ばかりの発音練習。
やっと本文の音読になったと思ったら、また発音で注意されて、発音練習に逆戻り。
あ~、もう嫌だ!
せっかく次の課に進めると思ったのに、ここで足踏みなんてしたくない!
とイライラしてきます。
でも正しい発音じゃなければ通じないからやるしかない……。
それに、自分が発音できない音は聞き取れないって言うし。
新しい単語を覚えた、
新しい文法を覚えた……
というのは、成果が見えるから、やりがいを感じるものです。
でも、発音は上手くなっているのか自分ではなかなか分からないし、発音できるようになったからといって、たちまち聞き取り能力が上がるわけでもない。
本当に上達しているのだろうか?
そんな思いが湧き上がってきて、なかなかモチベーションを保つのは難しいものですよね。
私自身も、今発音矯正のレッスンを受けていますが、こんなにも直すところがあるのかと、へこみそうな気持になることが何度もあります。
そんな時、とても勇気づけられる言葉に出会いました。
私がブログをフォローさせて頂いているちゃーちゃんさんがおっしゃっていた言葉。
それは、「語学学習は螺旋階段のようなもの」という言葉。
見える景色は同じようでも、確実に上に登っている。
そのことは、自分ではなかなか気づけないかもしれません。
でも、進むことをやめなければ、確実にレベルアップしているものなのですよね。
そして、受講生の方にも、そのことを実感して頂けるように私自身も工夫をしていきたい。
そんなことを考える機会を与えて頂きました。
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