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「抱え込み女子」返上への第一歩

私は
「頼めない」
「断れない」
「自分から背負い込む」と
3拍子揃った「抱え込み女子」でした。

何かをやらなければならない時に、
「誰がやる?」と
互いに顔を見合わせるような場面で、
「それなら私がやりますよ」
と言っておけば、
その場が丸く収まるし、

何かを頼んで相手に面倒をかけたり、
頼まれたことを断ったりしたら、
嫌われるんじゃないかと怖かったし、
「これくらいだったら、自分が頑張れば
何とかできそうだ」と思っていたからです。

でも、先日大先輩の方とペアになって
仕事をした時のこと。

その方が
「今日の分の報告書は
私の方で作りましょうか?」
と言ってくれた時

私は素直に
「ありがとうございます。お願いします」
と答えていたのです。

今までの私だったら、相手から
「私の方でやりましょうか?」
と言われたら、必ずこう答えていたはずです。

「いえいえ、大丈夫です。私の方でやりますよ」と。

なぜ今回は素直に
「お願いします」と言えたのかな?
しかも私は、
「そちらも忙しいのに申し訳ない」とは
思いませんでした。

実は私を長年支配していた
「頼むことは悪いこと」という思い込みが
消えていたからです。

会社員時代に、上司であっても
部下に仕事を頼むことが
なかなかできなかった私。

その中で印象的だった2つの出来事が
ありました。

ひとつは、
任せることができずに
自分ひとりでやってしまった出来事。

そして、もうひとつは、
「任せてみてよかった」と思えた出来事。

「任せてみてよかった」と思った時、
「私は自分ひとりでやってしまうことで、
部下の成長機会を奪っていたんだ」
ということに気づいたのです。

それからは、
「頼むことは悪いことではなく、
むしろ相手にやらせないことの方が
マズイかもしれないな」
と思えるようになっていました。

私の中の思考スイッチが
「相手にやらせたら悪い」から
「相手にやらせないのは悪い」に
自然に切り替わったのかもしれません。

「GIVEの精神で」とよく言われますが、
「相手にも機会を与えること」も
実は「GIVE」ではないか。

そう思ったら、
何だか気持ちがスーッと軽くなりました。

今回は相手から
「やりましょうか?」と言ってもらえて、
素直にお願いできました。

次の目標は、こちらから
「これをお願いできますか?」と
頼めるようになること。

でも、それも今なら
それほど難しいことではないと思えています。

「頼む」は「押しつける」のとは違う。
相手に機会を提供することでもあるし、
相手を信頼しているからできることでもある。

「相手にとって本当にベストなことは何か?」
を考えたら、
「頼めない」というハードルは
意外と軽く超えられそうだと思っています。


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