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仕事で『マジカルミライ2021』行ってきた(青編)

赤編はこちら。

昨年の『マジカルミライ2020 TOKYO』の開催前日にあたる2020年12月17日には、東京都内で過去最高となる822人の感染者数が発表されました。

ひとり幕張メッセで黙々と準備していた僕のもとに、会社の複数人からひっきりなしに電話がかかり、名古屋から派遣されるスタッフが減らされることになりました。

会場の天井を見上げながら、僕はこう思ったものです。

「おいおい、ここは千葉だぞ」

床にこぼしたインスタントコーヒーの粉を直接舐めたようなほろ苦い思い出を胸に、インテックス大阪へやってきたのは2021年10月21日。
もろもろボカコレに間に合わせ、ナイター終了による中途半端な改編のWeb作業を経て、ようやく「らじみくの民との約束の地」へ来たのであります。

昨年とは異なり、囲いのある企業ブース。
どうやってこの3メートル四方の場所を使うのか。実は当日までほとんどノープランだったので、あーでもないこーでもないと汗まみれで配置を変えつつ、6時間近くかかって仕上げたのが、アレでした。

そして翌22日、いよいよ開幕。
各都道府県の感染者数もヒトケタ近くまで抑え込まれたとは言え、僕が見る限りは去年に近い対策が採られていて、これこそがアフターコロナでのイベント運営におけるスタンダードなんだろう、と思いました。

ただ、この原稿を書いている11/9時点では、都内の感染者数がまた30人と増加傾向にあるので、決してコロナ禍は去ったわけではありません。
くれぐれもご用心を。

さらに、今年はどっかのバカ豚が犯行予告なんかしやがるから、手荷物検査でお客さんも運営さんもひと手間ふた手間。皆さん本当にご苦労様でした。

ところで、他の企業ブースの大半で、左さんの描かれたメインビジュアルをあしらったグッズやデコレーションが何かしらあったんですが、我がらじみくブースは、商品もデコレーションもおぐちさんのビジュアルしか置いてない、という点でも異質でした。

弊社や番組のことを知らない人には、まるで未知のキャラクターの展示に映ったんじゃないかと。
実際「え、名古屋に住んでるのに知らなかった」とうっかり本当のことを口走ってしまい、我々が洗脳してしまった方も何人か存在します。

ただし、地元民に知られてないのは織り込み済みの事案。

前にも他の稿で書いたように、ラジオは数パーセントの人しか聴いてないメディアなんです。90何パーセントの方は知らなくて当然でしょう。
だからこそ「初音ミク」を接点に、ラジオへお誘いしているわけです。

プレキャンペーンから数えてすでに10ヶ月となりますが、ラジオに初めて接する人、ずっと生活の傍にある人、存在を忘れてしまった人が、ミクさんを目にして「あ、らじみく聴かなきゃ」、そして「ミクさんの曲もっと聴こう」と思っていただきたい。

さらには「自分のミクさんを形に残そう」と思っていただければ嬉しいです。

InterFMの『たかぴぃのクリエイターズ•ミッドナイト』プロデューサーの松井さんからのお誘いを受けて、「ボカコレ」にメディアパートナーとして参加させていただきました。

それで「毒を食らわば皿まで」の気持ちで、個人的にルーキーへエントリーしたんですけど、他の誰も作ってくれないオーダーメイドのミク曲を作るのは、すごくいい経験になりました。

さらにマジカルミライ2021(TOKYO)では、アクションフィギュアfigmaのコスチューム自作にも手を出しました。

figmaシリーズでは毎年雪ミク、レーシングミクなどで新作が作られていますが、こちらはたぶん作ってくれない(おそらく知られてない)ので、それなら自分で作ろうと思い立ったのです。

もともとバンダイナムコから出ている特撮系のフィギュアーツのカスタマイズには手を染めていましたが、衣装を作るのは初めてでした。

ベースとなるfigmaをどのミクさんにしようかとか(今回はセーラー服ver.を使用)、おぐちさんがモチーフに選んだ有松・鳴海絞りの質感を何で出そうかとか(今回は和紙を使用)、あれこれ考えながら名古屋駅の東急ハンズをブラブラするのは結構楽しい経験でした。

総額4千円の経費で完成したミクさんを見て「ないなら作ればいいじゃん」との思いを強くしました。

この思いを抱いていただくためには、おぐちさんデザインのミクさんを、もっとリスナーの家へ、部屋へ、机へ、神棚へ、そして身体へ。
そんな展開を続けるために、まだまだグッズは作りたいです。
みんな、買ってくれよな(強要だヨ)

ラジオ局勤務の赤味噌原理主義者。シンセ 、テルミン 、特撮フィギュアなど、先入観たっぷりのバカ丸出しレビューを投下してます。