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仕事で『マジカルミライ2021』行ってきた(赤編)

青編はこちら。

ボンジュールマドモワゼル、コマンタレブゥ?
幕張から無事名古屋国へ帰国しましたよ。

いやごめん、全然無事じゃねーや。
よりによって名古屋に戻ったのは東名集中工事の初日で、渋滞のせいであたしのMPはゼロよ!

ということで、昨年に続き、初音ミク「マジカルミライ」にブース出展してまいりました。
OSAKA TOKYO6日間の開催に加え、それぞれ前ノリ・後ノセサクサクで計10日間の勤務でございました。
このうちおよそ20時間はハイエースの運転でしたけれども。

「パーソナリティとリスナーの出会いの場」というのがラジオにはつきものですが、いかんせんそれを目指した『らじみくサミット』がオンラインのみの開催になったので、今回のマジカルミライ2021が堂々の出会いデビューとなったわけですね。

しかし、そんな華やかな場でありながら、悲しいかな弊社は人材のリソースが乏しく、「イベントのブースを番組プロデューサーがひとりで設営する」「パーソナリティが代金を受け取りお釣りを払う」という、他業界の皆さんが肩を組み臍で茶を沸かす事態になっております。

別にマジカルミライに限ったハナシではなく、我々の場合は、ほとんどのイベントがそんな感じなんですけどね。

しかし、だからこそ、我々は自分のブースに並々ならぬ愛着を持っています。
でなければ、こんなものを作ってのうのうと飾りつけないのであります。

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我ながら最高だと自惚れ風情ですが、そうでもないですか?

それはさておき、出会いの場ということで、本当に数多くのリスナーさんが拙ブースに…いや、「拙ブース」というのは謙遜ではなく、キラキラ輝く他社さんとは一線を画すハンドメイドぶりで、まあ拙い拙い。

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フランクフルトとか焼きそばなんか売ってそうだもんな、こりゃ。
こういうミライと程遠いブースが存在すること自体がマジカルです。

まあなんてったって、前日の仕込みなんてオラひとりだもの。
ほらもう「仕込み」なんて言ってる時点で、串に鶏皮刺してそうでしょ?

若いスタッフが揃いのジャンパー着て設営してたり、責任者さんが腕組みして見守ってたり、まあ企業はいろいろですな。
でもミク愛なら、他のブースにゃ負けてねぇですから。

で、OSAKAではパイセンの周りをリスナーさんが取り囲んだりなんだりで「来たけど会えなかった」という声も耳にしたり、その他オトナの事情が複雑に絡んでクソ面倒なハナシになりかけたので、TOKYOはTシャツサインサービスを追加で行うことにしました。

注文が殺到することに備えて、パイセンにサインを考えとくよう指示したら、逆に「じゃあサイン考えてください」と指図されました。
それならまだしも、せっかく20案近く書いて差し上げたのに全ボツで、いいとこなしです。

ただその結果として、パイセン画伯と桜庭彩音画伯の豪華イラスト付きということになりました。
仕上がりまで時間はかかるけど、その間に会話もお楽しみいただけることになったわけです。

素敵なサインを思いつかなかった、このワタクシの功績を、ともかく誰かに褒めていただきたい。

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そして、『The 女まんが道』というか、東京ビッグサイトの人気ブースというか、そんな光景が、さらに拙ブースの同人っぷりを加速していったわけですね。

こうしたサービスも、おじいちゃんのミクさんと拙figmaなどの展示も加わっての同人風情ですが、これらは計算してたわけではないのですよ。

単に我々が全力を発揮すればするほど「企業ブース」というカテゴリーから遠のいてしまうわけです。
そう考えれば、僕らラジオ局の最大の商品は「パーソナリティ」なんだなあと、改めて気づかされるわけです。

もちろん、そんな清らかな聖水みたいなモノだけでは我々も食べていけないので、どうしても有償サービスにはなるわけで、そこはまあ我慢してくださいよというとこですが。

でも、こうしたイベントにおける彼女たちとの会話、描かせていただいたイラスト、番組での発言などが、お越しになった皆さんひとりひとりのストーリーになるんだなあと、まるでラジオの教科書みたいなこと書いちゃうんですけども。

僕なんかテキトーに思いついたこと喋ってましたからね、ホント酷いモンです。
ま、そんな他愛のないハナシも、皆さんの脳に1ミクロンでも残していただければ幸いです。

そういえば、あるリスナーさんの指摘で気づいたハナシ。

我々の商品で、センスを疑うキラキラ度ビックリマン級のステッカーシートがあるんですけど、この中にある番組バナー、当然のことながらパイセンと初音ちゃんの写真が載ってます。

まあラジオ番組バナーとしてなら誰も気に留めないんですが、今回これを商品化しちゃってるんですよね。

どういうことかと言うと、おそらく公式に許諾を受けたグッズとして、ミクさんと実写人物の女性が一枚に収まったのは初めてじゃないかと。
もしそうなら、めちゃくちゃレアなアイテムだったと。

しまった、ちゃんと確認しとけばよかった。

シルブプレ。

ラジオ局勤務の赤味噌原理主義者。シンセ 、テルミン 、特撮フィギュアなど、先入観たっぷりのバカ丸出しレビューを投下してます。