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界隈でモチベが下がってるらしい件。

年も明けて結構経ってしまいましたが、今ごろになってこんなニュースを知りました。

日頃より「ABEMA」をご利用いただき、誠にありがとうございます。
2022年12月31日(土)をもって、「RADIOチャンネル」での放送を終了いたします。

今まで「RADIOチャンネル」をお楽しみいただき、ありがとうございました。
ABRMAからのお知らせ

僕の職場は関与してなかったんで詳細は知りませんが、このサービス、要はスタジオにカメラを入れてラジオ番組を生配信するというもので、調べたところ10局近い民放局(主にFM局)が参加していたそうです。

Netflixがテレビ局に制作費を渡してドラマを作らせるように、参加局にはそれなりの制作費が支払われていたそうで、うまく行けば番組制作がラジオ局の収入の柱になった可能性もあったのです。

この度チャンネルまるごとあぼーんされたことにより、参加していない局にも、ラジオが動画業界から切り捨てられてしまったことへの失望が広がっているそうです。

ただ、個人的にはラジオがどうこうというより、動画業界そのものが結構火の車になってるんじゃないかと思うんですね。

つい先日も、こちらのニュースが話題となりました。

GYAO!は、Amazonプライム・ビデオ、Netflix、Hulu、TVer、ABEMAなどと並んで「コネクテッドTV」と称される動画配信サービスの一角でした。
もともとUSENが始め、Yahoo!JAPANにより統合され、現在はLINE含むZホールディングスにより運営されています。

そのZホールディングス関連では、同月にLINE LIVEの終了もほぼ同時に発表されており、今後はショート動画サービスLINE VOOMに資源を集中すると言われています。
そうですか、ショートですか。

先に挙げたNetflixも、ここ最近は加入者減少が続いていることが報じられています。
昨年7-9月期は久々に増加したそうですが、減少への対策として、去年秋に広告付きプランをスタートさせるなど、大手と言えどなかなか難しい局面にあるようです。

一方で気になるのは、ネット広告の動向。
これまでの成長に翳りが見えてきている模様です。

コロナ禍に突入して3年ですが、実際の影響は今年度(2022年度)から顕著になっているそうで、広告費の削減は今やどのメディアも避けられない見込みです。

お子様の憧れ「ユーチューバー」にも、こんな悲観的な記事が上がっています。
実態はさておき人気稼業ですし、参入も楽なので、雨後の筍がニョキニョキ生えてくるのは仕方ありません。
しかし、現実的にはこの記事にある動画広告の質量の低下が最も大きいんでしょう。

そのYouTubeを運営する、ネット界の覇王グーグル先生もこんな状況です。
ツイッターやAmazonやマイクロソフトやMetaも総崩れです。

有名IT企業をクビになった腹いせに、ユーチューバーになって暴露動画で余生を送ろうと思っても、結局ネットコンテンツの枠内では負のスパイラルに巻き込まれてしまうのです。
なんだか涙が溢れます。

コンテンツ業界も広告業界も、「動画」というツールにみんなで群がるうちに、文字通り「悪貨は良貨を駆逐す」修羅場になってきてるのかなと感じます。

どの事業者にもユンボが行き届いてしまったわけで、今も一部はClubhouseだのメタバースだのに出向いてるようです。
いつの世も徳川埋蔵金ブームは起こるんですね糸井先生。

日々まじめにコンテンツを作っている身としては、なんだかんだで本来の自分の城を守る他ないなあと、不要なユンボの群れをぼんやり眺めている今日この頃です。

ラジオ局勤務の赤味噌原理主義者。シンセ 、テルミン 、特撮フィギュアなど、先入観たっぷりのバカ丸出しレビューを投下してます。