傾聴力と記憶力マッスルート
テクニック①:先生や講師の話を聞くとき
人の話を覚えられないときのテクニック1つ目は「先生や講師の話を聞くとき」です。
法曹資格受験の指導校「伊藤塾」塾長で弁護士の伊藤真さんによると、
覚えた内容を声を出してアウトプットすることで、記憶力が定着するそうです。
帰宅後に鏡の前やお風呂場などで、自分に向けて「 話し手の表現や説明の仕方などそのまま再現」するだけです。
<アウトプットすると記憶力が上がる仕組み>
・脳は見聞きした内容(インプット)より自ら体験したこと(アウトプット)の方が覚える
・「自ら話す」「また聞く」ことで、五感をより多く使うことで、脳が刺激されて記憶力を強化する
・上手く話せない、思い出せないところが分かり、自分の理解度をチェックできる
「あとで、アウトプットしよう」と思って聞くだけでも記憶力は高まります。
それは、脳が「自分にとって必要な情報」だと認識するからです。
脳のしくみを知ると、会話が覚えられないひとでも簡単に覚えられるようになるのです♪
テクニック②:上司や先輩の話を聞くとき
人の話を覚えられないときのテクニック2つ目は「上司や先輩の話を聞くとき」です。
たとえば、上司や先輩など目上の人と立ち話をするときなど「メモは取れない!」という時はありませんか。
メモが取れないときは、前項でご紹介した「イメージする」方法を活用しましょう。
例:「来週月曜日は11時に〇〇駅で待ち合わせしよう。その時に資料13部と講師のお茶3人分用意しておいてね」と頼まれたとき
・ 来週月曜日 11時
“来週”は思い出すタイミングでズレてしまうので、日時はカレンダーや時計を想い浮かべる。
・ 資料13部 講師のお茶3人分
「当日は出席者13人って言ってたから資料は13部で、お茶は講師の分だけ」と当日をイメージしておくと、後から「資料は何部だっけ?」と混乱することなく思い出すことができます。
話の内容によっては、前項で紹介した「復唱する」や「共感する」を活用すれば誰でも覚えられます。
言葉のまま覚えるのは脳のしくみから見ても、とても難しいことです。
「大事な話なのに、覚えられない…」と感じているひとは、ぜひ試してみてくださいね。
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テクニック③:友達やご近所さんの話を聞くとき
人の話を覚えられないときのテクニック3つ目は「友達やご近所さんの話を聞くとき」です。
仕事や勉強内容は覚えれるのに、普段の会話は覚えられないときは話を聞いた気になっていませんか。
そもそも、覚えられないのではなく「ちゃんと聞いていない」「理解していない」可能性があります。
脳は生きるのに必要な情報や、自分の気持ちが動いた情報は忘れにくい仕組みになっています。
ストレスや悩みごとを抱えていたり、考えごとをして上の空になっていては集中も記憶もできません。
<友達やご近所さんの話を覚える方法>
1.話を聞く前に「今から、この人の話を聞く」と唱える
2.話の内容をイメージしながら聞く
3.イメージしずらいところを質問してより正確に想像する
4.相手の意図や考えをくみとって、共感しながら聞く
日常的な会話でも話が覚えられないと「この間も話したよね?」と言われてしまいます。
ささいな会話でも覚えていると、あなたへの信頼感や好感が高まって人間関係が円滑になりますよ。
MUST
<会話内容が覚えられないときは“意識”から変える>
意識すること①:目的を明確にしておく
意識すること②:メモの取り方をかえる
意識すること③:1回で覚えようとせずに復習する
・ 記憶する目的をハッキリとさせておく
➡どうして覚える必要があるかを明確にすると、記憶スイッチが入り吸収しやすくなる
・ どんな場面で使うのかを具体的にイメージする
➡覚えたことが、いつどこでどう使うのかを、できるだけポジティブに想像することで前向きに取り組めてやる気もアップ
人間の脳は20分後には覚えたことの42%を、1時間後には56%を、1日後には73%を忘れてしまうといわれています。
< 復習のゴールデンタイムを活かした復習方法>
1.遅くとも、1時間以内に復習
2.寝る前の5分で覚えたいものにざっと目を通す
3.朝起きたらまず、前日の内容を復習をする
「人の話が覚えられないな…」と感じているひとは「言葉のまま」や「聞いたまま」覚えようとしていませんか。
脳は、「イメージする」「復唱する」「自分の気持ちを動かす」ことで効率的に記憶できるようになっています。
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