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資産形成の方程式をどこから解くか

こんにちは。すぎやまです。
ご覧いただきありがとうございます。
今回は、給与以外の収入を得るときの方程式について解き方を検討してみたいと思います。


どこから解くかは、あなたの状態次第

( 収入 − 支出 ) + ( 資産 × 運用利回り )+ α
という資産形成の方程式、どこから攻略するのがよいのでしょうか?

一つの解答は...
あなたの年齢と年収(本業の給与収入)次第です。

以下のグラフは、年齢、年収と許容リスクのイメージです。縦軸は年収と許容リスクの大きさを示しています。(すぎやま作のイメージ)

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もしあなたが、年収とリスクの交点より左にいるなら、リスクをとることができます。逆に右側にいるなら、手堅さも重要です。
人によって年収の上がるスピードには差があると思います。
若くして年収の棒グラフが許容リスクの赤線に近づく、あるいは超える方は年収も多く、リスクもとれるため積極的な投資でさらに資産形成を加速することができます。

一方で、赤線と棒グラフに大きな白いエリアがある方は、リスクは取れるものの年収は少ない状態です。
この状態で注力するべきは、本業の収入を上げることです。同時に節約により支出を削減することが大切です。つまり、フロー収入の最大化です。
1社で定年まで勤める時代は終わりました。勤務先が10年先に安泰とは誰も言えません。サラリーマンとして市場価値を高めることを意識しましょう。自社でしか通用しないスキルなのか、一般に利用できるポータブルスキルなのか、を意識するだけでも違います。また、自身の能力を高く評価してくれるポジションへ転職するのも有効です(この辺りはまた別のNoteでご紹介します)
収入の最大化のために、アルバイト、ポイ活やオークションなどに執心するよりも本業に専念しましょう。

間違ってはいけない順番もある

フロー収入が得られた(例えば、年収が500万を超えた)ら、あるいはその途上であっても意識しておきべきことがあります。
それは、方程式の真ん中(オレンジ・イエロー)を作ること、つまり、ストック収入を作る(資産と運用利回りの最大化を目指す)ことです。

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始めやすくリスクが低いのは、グリーンエリア(既に預貯金はみなさんあると思います)です。それだけでなく、不動産(オレンジ)、株・投信(イエロー)に注目しましょう。
ここでポイントは、株・投信の利益を不動産に投入するのではなく、不動産で得た利益を、株や投信(あるいは投機的なブルーエリアの+α)へ投入することです。

前回のNoteで記載した通り、同じ100万円でもイエローエリアの方法では、数万円しか生み出せません。
一方で、不動産投資では100万円以上を生み出すことが可能です。(ただし、単に生み出すだけで、手取りとは異なります)

また、方程式の+α に注目し、FX・仮想通貨(ブルーエリア)、アフィリエイトやコンテンツビジネス(パープルエリア)から解こうとする方も少なくないと思います。
仮想通貨や動画配信、情報商材での成功により、もてはやされる人がいるのも事実です。その陰に投下資本(自身の労働や時間)に見合ったリターンが得られない人たちがいるのも事実です。
個人的には、余裕資金や余暇として取り組むくらいが、ちょうどよいのではないかと思います。あるいは覚悟を決めて集中してやることです。そのためには有償でのノウハウ取得も必要だと思います。目標(いつまでに、どれくらい、どうやって)を決めて腹をくくりましょう。

順番に解くのと段階的に解くのとは違う

順番が大事ということと、段階的に進める(1つ1つクリアしなければならない)というのは違います。自身の状況に応じて、並行して実施することは可能です。
年収を上げるまでは(不動産投資をするまでは)、株式や投信の購入をしない、ということではありません。
年収を上げながら、不動産投資をしてもよいですし、株式や投信をしてもよいです。
しかしながら、不動産投資は時間を味方につける投資です。
株式や投信へ大量の資本を投下し、資金の流動性が低くなってしまい、いざ不動産購入となった時に身動きが取れなくなるのはもったいないです。

著名人が、自身のブランドをプロデュースしたり、飲食店を経営したりするのはなぜでしょうか。
それは、彼ら/彼女らが得ているのは基本的にフロー収入(レッドエリア)だからです。一時的な流行で信じられない金額のフロー収入を得ても、再現性やレバレッジ(自身が商品である)の点で限界があります。
フロー収入で得た利得を、ストック収入へ転換するのです。
あるいは+αとして著書などにより収入を得ることで、収入を複線化しているのです。

サラリーマンはレッドエリアの収入が安定しています。
だからこそ、オレンジ、イエローエリアに目を向ける必要があります。順番は大切ですが、一方通行ではありません。何重にもレッド→オレンジ→イエローエリアというループを回すのです。
フロー収入で得た利得をストック収入へ転換し、ストック収入からストック収入を生み出し、収入を複線化することで資産形成を加速することができるのです。

まとめ | 資産形成の方程式をどこから解くか

( 収入 − 支出 ) + ( 資産 × 運用利回り )+ α
この方程式について、どの順番で解いていくかについて考えてみました。

まずは、収入を上げましょう。
すでに上がっている人は、預貯金(グリーンエリア)の資産を、不動産(オレンジ)へ振り向けましょう。
そこで運用しつつ、運用益やフロー収入からの余剰を、株・投信(イエロー)へ投下しましょう。
+α のFX・仮想通貨(ブルーエリア)、アフィリエイトやコンテンツビジネス(パープルエリア)は余裕資金でやるか、覚悟を決めてやりましょう。

大切なのは、フロー収入で得た利得を、ストック収入へ転換することです。
そして、ストック収入の中の初期段階で不動産を入れることです。ストック収入からストック収入を生み出すループを作るのです。

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ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
この記事だけでは、不動産投資のメリットが分からないので、次回はその点を深堀したいと思います。

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