参加してみなきゃわからない、保護者会での学び
保育園の保護者会に参加してきた。
4月から最終年度に入るので、先生やまわりの親御さん達の話を聞きたい様子を知りたいと思い、去年までは旦那が毎年参加していた保護者会に4回目の開催にして初の母登場。
先生からクラスの方針と今年の目標、普段の活動の様子をスライドを見ながら総括的な話を聞く。
その間も私は内心ドキドキしていた。
事前のおしらせで"今年成長したと思う事"をお聞きしますと聞かされていたからだ。
たかだか20名程度だが人前で話をする…緊張でしかない。
毎日顔を合わせるけど素性はお互いに深く知らない、でもこれからも何度となく顔を合わせていかねばならないという関係で、緊張のあまり声が震えちゃうんじゃないか顔が赤くなっちゃういいおばさんなのにとかとんちんかんな話になっておかしな人変な家庭ねって思われてしまうかもとか。
たった20名だが失敗できない場面だ。
過去3回の保護者会やクラスの希望者で休みに集まるようなイベント事を旦那にお願いしていたくらいには苦手だ。
先生の話が終わり、いよいよ1人ずつ発表の時間。
先生に向いていた隊形を円陣に組み直し親同士の顔がみえる隊形に。なんてこっただ。
さぁ〜誰からにしましょう
語尾に音符がみえるような楽しそうな口調で先生が言う。
学校では誰かを指名する時に下を向いた人が大抵指される。そんな経験則から、トップはやめてくれ…！と思いながらなんでもないそぶりでうすら笑いで円をなんとなく見回す。
じゃあKくんのママからいきましょう！
良かった。トップでもなくラストでもなかった。
1人ずつ話しがはじまった。
話を聞き出したら、それぞれが話す家でのエピソード、頑張った事、親が思う成長の話に引き込まれていった。
〇〇くんはそんな事もできるんだ
〇〇ちゃんは家では甘えてるんだね
園では妹キャラになってるけど本当はおねえさんになりたいのか
とかとかとか。
そしてそれいいアイデア！うちでも取り入れよう！と強く響いた事があった。
家での係りを決めてやってもらっているという話だ。
その子のお家はお姉ちゃんがいるので、小学校の係り決めの文化を家庭にも取り入れているそうだ。玄関の靴を並べるという簡単な係りをやってもらって、出来ていない時に直してあげてその人に注意もする。パパ出来てないよ、もう！みたいな事もあるらしく、断然多い親が子を叱る流れに逆転が起きるらしいのだ。
ひとりっ子の我が家は基本的に親→子の一方通行。いつも注意されるばかりでおもしろくないらしく最近は注意しても反論したり無視されたりする。ならばこども主体で出来ることで、管理役をやってもらったら、子→親への相互通行になるじゃないか！とすごくいいヒントを得た気持ちだった。
家に帰ってご飯の時にパパとこどもにそのことを話してみたら、どちらからもいいね、やりたい、と受け入れてもらえた。
では何を担当してもらうか。
娘は最近、結露した窓の水滴をケルヒャーで吸い取る手伝いをしている。はじめはその係りがいい！と言っていたのだが、親の手助けがないと高いところは出来ないのでひとりでも出来るもの、それと子→親への逆転を生みたいので3人が共通していつもやる事がいいよね、と。
そう考えたら玄関の靴並べがベストという結論に至った。
週末、靴並べの目安に足型シールを作成。各自にかわいい顔を描いてもらった。別に顔なしでも良かったんだが愛嬌はあるに越した事がない。
並べる位置の目安に玄関に貼ってみた。
⚠️汚れて見える石の模様の玄関なんです…
汚くてごめんなさいね
ルールも明確に。
玄関に出しっぱなしはひとり一足だけ。
履かない靴はしまうこと。
帰ってきたら足型の上に揃えて置く。
左右も揃えて置く。
ルールと係りを決めたら、がんばるモチベーションになるようにご褒美を提案。
帰ってきてちゃんと靴を並べたら、台紙にシールを貼ってシールが全部貼れたら好きなおやつを買う、でどう？
即答でいいよ！と返ってくる。こうゆう時はちゃんと返事するんだよな。
ケーキでもいいの？と普段買ってもらえないものを事前に確認するあたりもぬかりない。
※シール台紙はこちらからダウンロードさせてもらいました。
その後やる気まんまんで靴並べに勤しんでいる娘は、少し斜めになっていただけでも、ママ線からズレてるよ！とか言ってくるがズレているのは事実であり、キチンと揃える意識が向いているのはとても嬉しいかぎり。
子→親への矛盾した文句や反抗がここ最近多かったので、正論で注意をしてくるむすめに素直にごめんと言える環境がとても嬉しい。
心配していた発表も、まあまあそこそこ自分的に75点くらい。
内容もそんなに悪くなかったと思うし、話した内容を覚えているあたり意外と落ち着いて話せたんだと思う。いつもは自分が何を話したかわからなくなるからかなり良く出来たほうだ。
保護者会悪くないじゃん、つぎも出よ。
と思えるくらいに大丈夫だ。
何事もやってみないとね。
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