8/21(日)13時〜「裁量労働制相談ホットライン」を実施します

・国が制度拡大を推進する一方で、悪用だらけの裁量労働制


 厚労省の検討会が今年7月、裁量労働制の制度改革案について報告書を公表し、労働時間制度の緩和について提唱しています。
 しかし、労働者が「裁量」をもって働くことのできるはずの裁量労働制が適用されているにもかかわらず、長時間残業をさせられていたり、まったく自由に働けていないという職場が少なくありません。
 今月にも、裁量労働制ユニオンと同じ総合サポートユニオンの支部である仙台けやきユニオンが支援する事件で、裁量労働制が「適用」されていたにもかかわらず、月約100時間の残業があった上、裁量労働制が無効になったことが報道されました。

・裁量労働制の相談の解決パターンと解決例

 裁量がない裁量労働制の場合には、次のような解決方法があり得ます。
(1)過去の裁量労働制が違法であったとして、裁量労働制の適用を認めず、さかのぼって残業代を支払わせる。長時間労働のために精神疾患になった場合は労災保険を支給させたうえ、会社に慰謝料を請求する。
(2)今後は裁量労働制を適用せず、残業代を払うようにさせ、際限のない長時間残業をやめさせる
(3)裁量労働制を制度の趣旨に則って運用させ、出勤時間や退勤時間はもちろんのこと、仕事の進め方についても自由な働き方を実現させる

 裁量労働制ユニオンの主な解決事例については、下記をご参照ください。https://note.com/sguion/m/m916ae091ddd9
https://digital.asahi.com/articles/ASM5G6H35M5GULFA047.html 
https://www.bengo4.com/c_5/n_11378/

・個人での解決は困難 ユニオンのサポートが重要です

 個人が要求しても会社が対応してくれるケースは多くありません。また、そもそも自分の「適用」されている裁量労働制の問題がよくわからないけど困っているという方もおられるでしょう。
 そこで裁量労働制ユニオンでは、裁量労働制相談ホットラインを実施します。相談を通じて、法律的な観点からのアドバイスや、上記のような解決のためのサポートを行います。
 ぜひ、お気軽にご相談ください。

日時:8/21(日)13〜17時
電話番号:0120-333-774
主催:裁量労働制ユニオン
※通話・相談は無料、秘密厳守です。ユニオンの専門スタッフが対応します。

◆労働相談や共に活動するボランティアの募集
 職場で労働問題を抱えている方は以下の私たちの相談窓口まで電話・メールにてご相談ください。無料対応・秘密厳守で対応しています。一緒に違法・不当な状況に対して声を上げてみませんか?
 また、私たちは一緒に今の労働・貧困問題を変えるための取り組みに参加したいという仲間で募集しています。ボランティアを希望される方は、以下のメールまでご連絡ください。
電話番号:03-6804-7650
(平日17~21時/日祝13~17時 水曜・土曜休み)
メール:info@sougou-u.jp

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