骨折が完治したと思ったら、臼蓋形成不全が発覚して寛骨臼回転骨切り術で入院した25才女の話 #3

今日は入院時の排泄についうて書こうと思う。

ドラマでしか見たことがないような手術室にはいったあと、上裸で寝かされたあとから、記憶がない。
目が覚めた時には病室にいた。

そのときすでに膀胱に管が差し込まれており、尿意を感じる前にその管から尿の排泄がされるようになっていた。

ずっと寝たきりで、寝返りもうてず満足に起き上がれもしない状況が何日も続いて、運動量が減ることで便が出にくくなった。
記憶に残っている日数はおよそ7日 まともに便がでなかった。

途中で下剤や座薬を駆使し、出そうと試みた段階があり、さすがに衝撃的だった。
満足に起き上がれもしない体では、当然トイレにもいけないため、ベッドの上に寝たままお尻の下に桶のほうなものを敷いて、横になったまま便を出すという形だった。

また私の場合、ひざを曲げることも叶わなかったのでピンと一直線に寝たまま尻の桶に排便しなければいけなかった。

人生で初めての入院。
術後 目が覚め徐々に状況を理解し始めてから覚悟はきめていたつもりだったがさすがに羞恥心を覚えざる負えなかった。
人間は排便ができないとどうなるか、までネットで調べて、憂鬱になったりもした。

結果、下剤と座薬で出たのは下痢のような便で、挙句の果てにそれを拭いてもらう家庭まで経験した。

ひとりで満足に排便ができることにすら、感謝した。
なにより、看護師さんを尊敬した。

なにげない日常に感謝が必要だと感じた経験だった。





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