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【創作夜話 夜道13】

墓参りもしたし、無駄に連休あるし。
とっくにTwitterはXになってるし。
noteさぼってないでたまには書けって思ったので書く。

ホラーを語る回

さて、皆様。
夏と言えば怪談・怖い話。
日本の夏は「お盆」に代されるように、先祖の霊が現世に帰ってくる時節。
怖い話や怪談は夏の暑さを紛らわす「納涼」であり
これら心霊等に対する敬意・畏敬として語られてきたかなと思います。
怖い話をするのは単に怖い思いをする為ではなかったんですね。
そう言うところが好きで、私はホラー好きなんです。
と、前置きで既に長いですが今日はホラーを語りたいと思います。

1.ホラー・オカルトの興隆と衰退

私は1999年が学生期だったので「ホラー・オカルト黄金期」を
この身で経験している世代です。
なぜ、この頃が黄金期なのか。私がそう思ってるだけなんですがねw
1999年と言えば「ノストラダムスの大予言」でした。
知らない人も今では多くなった話ですが・・・
当時は真剣に「人類滅亡」があるかもしれないぐらいにはなってました。
彗星の衝突に、太陽風による電磁嵐とか・・・。
TVでは今では考えられない程にホラー系番組が多くやってました。

「あなたの知らない世界」は心霊写真やコワイ話をやる番組です。
昼間のワイドショーでホラーのコーナーをやる時代な訳です。
今なら絶対無理でしょうね。
内容が投稿者(視聴者)の証言などを再現したドラマで
未消化・未解決と言うホラーの恐怖要素でも辛み強めのものw
当時、おばあちゃん家で一人でこれを観てしまって・・・
当然のごとく今でも残るトラウマですw(笑ってまうがw)

この頃はマンガでも「地獄先生ぬ~べ~」とか
映画なら「学校の怪談」これ、ゲームでも同じタイトルが同時期にある。
ドラマでも「あなたの隣に誰か居る」とか
そうそう、ホラー界のレジェンド「リング」もこの頃ですね。
今の私だったら夢のような時代だったろうな・・・。
どこもかしこも、真剣に「ホラー」をやってました。
最近出した「同窓会」はそんな頃にできた作品です。

図々しく宣伝したところで、話は現在へと移ります。
まぁ、色々な理由があるとは思いますが現在のホラーは
ハッキリ言って「終ったコンテンツ」ですね。
いや、もっと極端に言うと「エンタメ性が変わった」と言うべきです。

2.ホラーはエンターテイメント

私が思うにはホラーって「エンターテイメント」なんですよね。
それは人気があった頃も、今も変わっていないと思います。
そして、人びとが求める「エンターテイメント」は刻々と変わる事。
今のホラーがちっとも怖くなくて、むしろギャグなのはそのせいです。
ハッキリ言うと、私はこんなのホラーじゃないと思ってます。
子供向けを越して陳腐過ぎて見る価値もあるかと言いたいです。
が、これが今の主流であり、求められてるホラーだと思います。
トラウマになるような怖さはなく、ちょっと怖がらす程度。
レジェンドである貞子だって踊ったり、TikTokして良いんです。
バイハザだって気づけばアルムの山でわちゃわちゃしてます。
私が求めてる古のホラーは、現代ではもうないんですよね。

3.ホラーに来るクレームからの考察

TVでホラーをやらなくなった最たる理由が「クレーム」でした。
中でも「作り物」「やらせ」等が大きかったそうです。
私が思うことですまないんですが・・・
「本当の心霊現象扱えると思ってるのか・・・?」って事。
信じるも信じないもあなた次第・・・みたいな有名なセリフあったのに
作り物で何が良くないの?やらせてるのが問題あるの??
そこの辺が全くわからないんですよね。
オカルトブームの時は「そんなアホなw」と笑って皆見てたと思うんです。
そうなんですよ。
ホラーって別に真実である必要なんてどこにもありません。
CGで良いし、嘘で良いんですよ。
逆に、本物まるまる出す方がヤバくないですか?
それこそどんな影響受けても知りませんって話でしょ・・・。
「エビデンス」「コンプライアンス」を煩く言うようになってから
ホラーはどの局も扱い辛いカテゴリーになってしまいました。
あるかどうかわからないけど、怖い話にドキドキする。
それがホラーだと思うのに、消えてしまいましたね・・・。

4.ホラーは求められていないのか?

さて、TVからホラーがどんどん消え。
或いは茶番化(昔のようにガッツリ怖くないもの)した訳ですが。
需要はどうかと言うと、潜在的には未だに大きくあると思います。
なぜなら、ホラーを扱うYoutubeチャンネルは結構あるからです。
更に言うと、それもなかなか大きい派閥だったりします。
有名どころではフィッシャーズさんとかですね。
動画を検索すればいくつか出るかと思いますが、再生数に注目。
数100万単位がゴロゴロとしてます。
勿論、このch自体が登録者数の多いのもありますけどね。
割とホラー系Youtubeは2023年でも数字を出すコンテンツです。
人気なのは「心霊スポット凸」系ですかね。
私も好きなんで良く見ます。
Youtuber達のキャラや味が出るのと、臨場感がある感じ。
廃墟探索から得られる謎や怪現象等がうまくエンタメ性になってます。
今やネットの方がコンテンツは強い。
ネットでもクレームはあるでしょうけど、TVみたいな言い訳できにくく
「嫌なら見るな」を言い切れるからこそかなと。

5.ホラー作成用のオススメ

さて、ここからはホラー好きな方
そして、ホラー作りたい方へのおすすめ。
まずはYoutubeから「ゾゾゾ」さんです。
掲載しているこちらは裏側になり、別chですがオススメです。
私が言いたい「ホラーはエンタメ」としてのお手本がこれですね。
ホラーって「作ってる」んですよ。
わざと情報を曖昧にしたり、嘘を入れたり、謎に包む。
人って「未知なもの」「わからないもの」に恐怖すると思うんです。
家に帰って「知らないおっさんがTVを見てた」ら怖くないですか?
そのおっさんが説明付かなければ付かない程怖くなってくはずです。
どこから入ったかわからない。なぜTV見ているのかわからない。
ですが、作り手や伝え手は実は「知っている」事もあります。
逆に知っている事を逆手にとって、違う情報を出したりもします。
情報の出し方のさじ加減で、いかようにも人は怖くなる。
紹介している動画はそれのお手本みたいなところがあります。
また、ホラーは「ずっと怖い場面が続く」訳ではなく。
緩急をつけて、所謂「ジェットコースター」の様であり
「ミラーハウス」の様に徐々に、いつの間にか迷い込むもの
そう言ったバランス感の手本としても教材レベルです。
演出があるとかないとか、人の手を加えてるとか加えてないとか。
ホラーを楽しむ上で大切なのは「想像力」だと思うんです。
実際に霊が居たか居なかったなんて微々たる問題でしかない。
「わからないけど起きている事」それを想像するから怖いんです。
スタッフの誰かがやってる所を出せば、それは「ギャグ」ですよね。
隠したり、ボヤかしたり、ホラーはそうやって狡い事をしてくんです。
と、私は思ってます。

6.終わりに

ちょっと昨今の「ホラー弱体化」がひどすぎてこんな記事になってしまった
別にマスコット化したり、あーじゃこーじゃを否定はしてないです。
ただ、映画・・・!お前ら・・・!!
ホラーのカテに入っていながら、もうその内容は「ギャグ」なんよ!
怖そうな雰囲気のCMなのに、観たら全然ホラーじゃない何か!
いや、実際には観てないけどねw(おいw)
ホラーはエンターテイメントなんだよ。
頼むから、ちゃんとエンターテイメントしてくれ。
ギャグにしたら、それは「ギャグ」のカテにして下さい・・・。
そして、私を唸らせる本格ホラー様お待ちしてますm(_ _)m
ちなみに仕事柄、生の首●りをもう3回は見ましたが何か?
(感覚ぶっ壊れてるな・・・絶対)
お祓い行けと職場で言われてるsgru3でしたw

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