【超詳しい保存版!】Googleマイビジネスを運用してみたい集客担当者さんが最初に読んで欲しいnote


このnoteは、
①Googleマイビジネスの運用をこれからはじめたい方
②すでに運用してるけど、改めて基本を見直したい方
③誰かに重要さをわかってもらうために紹介したい方

こんな方向けに、公開したマニュアルになります。


2019年12月現在、実践をもとにしたGoogleマイビジネス教本の中ではダントツにわかりやすい記事になってると思います。

以前Teitterのフォロワーさんに公開したこの記事の『下書き版』を読んでくださった皆様から、こんな嬉しいご感想をいただきました。購入をお考えの方は、ご参考ください。



では、ここからが本文になります。


はじめに(この記事を公開する理由とは...)



『Googleマイビジネス』とは、ググったりした時にお店とかの情報を載せて、管理することができるサービスです。


私は美容室のマーケティングを主な仕事としていて、業界では割と大きな美容グループ店舗のマネージャーという役職を頂いております。Googleマイビジネス歴は約3年(2019年11月現在)で、関西関東で約300店舗のデーターを見ながら活用をし、集客を最大化してきました。


私が仕事をしている美容業界というのは、まだまだマーケティングやIT化が遅れていて、高額な掲載費を払うポータルサイトに依存しきっている現状の小規模商店が多い業界です。

もちろんポータルサイトを上手く使うのも大事なんですが、少数ではありますがSEOなどのネット集客の知識をつけて、上手くコンテンツマーケティング(ブログやホームページ等での集客)をされている方もいるのも事実...。

その流れで今、これから主流になってくるのがGoogleマイビジネスを使った方法です。

私が今回この記事を書こうと思った経緯は、現在『Googleマイビジネスの認知度』がめっちゃ低いことと、ネットで探せるGoogleマイビジネスの情報は中々1つにまとまってないし、とても説明が高度すぎてわかりにくいと思ったからです。


美容室の事例だけではなく、その他の業種にも当てはまるGoogleマイビジネスの正しい知識と使い方を、たくさんの経営者さん(または集客担当者さん)に知ってもらい、活用してもらえたらと思います。


Googleマイビジネスってこんなに便利!

先日、友達とこんな話になりました。

『飲み会の場所を共有するのにさ、いつも食べログのURL送るんだけど。アレって結局、お店の場所がめっちゃわかりにくいよね。電話しようと思っても番号がめっちゃ下の方にあるからイラっとするわー』

おいおい、いまだにポータルサイトのページを使ってるの??
ごちゃごちゃとわかりにくい情報ばかりだと、すぐ知りたい情報がどこにあるか、わかりにくいのは当たり前!

今やもう日本の『スマホアプリ利用ランキング』で第2位のGoogle Mapsを使ってお店を検索しないなんて、遅れてますよ!

実に約3,900万人の日本人が、なにかしらのお店検索にGoogle Mapsを使っているらしいですよ。(ちなみに1位はLINEで、約5,500万人)※2018年調べ

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Goolgeマップを使えば電話番号だけじゃなく、写真・経路案内・クチコミがひと目でわかるようになってるし、無駄にゴチャゴチャした情報がないのでめっちゃ探しやすい♡と、いま若い女子の間でも話題になってる(らしい)。


渋谷や原宿の気になるカフェやタピオカのお店を〝お気に入りリスト〟に入れておいて、休みの日にリストから道案内でナビしてもらったり・クーポンを受け取ったりも、今や当たり前の使い方!

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なんなら最近はGoogleマップを開かなくても、普通にググればこんな感じで出てくるので、わざわざ他のサイトに行かなくてもいいんですよね。


こんな感じで〝行きたいお店を探す〟って状況を、店員さん目線で考えてみましょう。

・お客さんがスマホでお店を探すとき、どう検索して、どんなページを目にするでしょうか?(クーポンサイト?ホームページ?)

・行きたいお店が決まってる場合、電話番号や道案内はどうやって調べるでしょうか?

・駐車場や営業時間をすぐに調べたい!ってとき、どうやって調べるでしょうか?


お客さんがこれらの情報を『すぐ欲しい!』って思ってる時に、超わかりやすく1発で調べられたら、めっちゃ便利ですよね。


そのためにGoogleマイビジネス(GMB)があります。
Googleマイビジネスは、お店の場所や営業時間、電話番号、クチコミ、お知らせやクーポンなんかも無料で載せられる超イケてるサービスです。

Googleが運営してるので、(当たり前ですが)ググればこのGMBのページが1発で、1番上にでてきます。※広告を除く※例外あり

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もちろん、これらの情報はホームページやブログ、クーポンサイトにもしっかり載ってると思うんですが、Googleが1番こだわってるのは『お客さんが欲しい情報を〝超最短で〟探し出せる』ってコトなんで、このGMBにちゃんと情報を入れてたほうが絶対お得なんですよね。(だって1番上に出てきますからね)


お客さんがお店の名前を検索した時に、こんな感じでページが出てくるのを知ってますか??

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なんとなく見たことあるでしょ??

これがGoogleマイビジネス(GMB)なんです。

※正確にはこの画面自体をGoogleマイビジネスというわけではないのですが、狭義でわかりやすくそのように表現させていただきました。
Googleマップの地点情報や、ビジネス系の情報等々の情報を管理できるツールをこのように呼ぶそうです。


実はこれ、『Googleが勝手に作って表示させてる』って思ってる人が多いんですけど、実はちゃんとお店側でいじれるんですよ!!

コレをちゃんと設定して使いまくれば、お客さんにお店の良さをめっちゃアピールできるし、集客とか売上にも超影響するツールなんです。

しかも、ポータルサイト(例えばホットペッパーさんとか食べログさんとか)との大きな違いは、以下の5つです。

①ググったら1番上に出てくる(※)
②超シンプルでわかりやすい
③位置情報が反映される
④自分の好みが反映される
⑤これらが全部無料で使える!

※広告枠や例外あり

という事で、この記事ではGoolgeマイビジネスの大事さと、『実際にはどうやって活用したらいいの?』って内容を書いていきますね。


①思っているよりGoogle検索ってすごい


『いま若い子たちはinstagramでタグ検索、いわゆる『タグる』っていうのが多くなってるので、じつはGoogle検索なんて古いんですよー』

っていうのをたまに聞くことがあります。
(特に美容業界ではよく耳にする)


まぁ、それも確かに一理あります。
...ですがよく考えてみてください。

インスタは本来、あくまで〝素敵な写真〟を共有するSNSなので、商品(美容室であれば髪型)を検索するのには向いています。


ですが自分の住んでる地域のお店を探す、予約をする、っていう機能は持ち合わせていません。

EC(ネット通販など)でモノを買うのには相性が良いですが、実際にお店に来てもらわないと成り立たない商売とは、そもそも相性が良くないのです。

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なので、いざ直前で『あーお腹空いた!』『あー髪切りたい!』って思った時にお店を探すツールとしては向いていません。

※確かに一定数、SNSでつながりを作ってお客さんを集める方法で成功してる例もありますが、色んな年齢層をGetしようと思うと圧倒的にGoogleが有利ではあります


さらには2018年頃からこんなCMも頻繁に見かけるようになりました。

あ、こんな感じの言葉で検索しても、お店が探せるんだー
なんて思った方、沢山いると思います。


こうやってGoogleは『スマホでお店を探す方法』を一般的に広めまくって〝いかにGoogle検索が便利か?〟を日本人に植え付けました。


更には年配の層のスマホ持ってる率も年々上がってきてますね。

一応調べてみると、2019年2月時点ではこんな感じ...

【年代別スマホ保有率】
20代・・・91%
30代・・・90%
40代・・・87%
50代・・・86%
60代・・・68%
※出展元:Marketing Reserch Camp

この数字を見てわかる通り、年配層もめっちゃスマホ持ってるでしょ!

そして極めつけは、新聞や地域の公民館なんかでも『Google検索の便利な使い方講座』なんかもガンガン宣伝されてて、年配層でも〝ググる〟という行為がすごく身近になってきてます。


その証拠に、弊社が運営しているブランドの1つ、低価格カットを売りにする美容室『チョキペタ』も、ここ最近でアクセス数が急上昇しました。

▶『チョキペタ』という美容室はカラーとカットの専門店で、カット1,300円・カラー1,800円の低価格サロン。お客様ターゲット層は40・50代以上で全国に55店舗(2019年8月現在)


今回せっかくなので、数値公開しちゃいます。
以下のグラフは関西8店舗のアクセス数グラフです。

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このグラフを見てもわかる通り、年配の層しかターゲットにしてないお店でさえも、ちゃんと理解して運用すればアクセスがめっちゃくちゃ伸びます

(※最後の10月にグンっと上がっているのは、ある仕掛けがあります...が、今回の記事ではまだ触れません)


さらにはスマホのページをスクショして、クーポンを持ってくるおばあちゃんも続出!!無料のツールで新規のお客様がこれ程わんさか来られるのは、とても嬉しい話です。

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う~ん...Googleマイビジネスってやっぱり最高!!!


この事例でもわかる通り、Googleマイビジネスは年齢層関係なく届けられる広告であり、この効果は美容室だけでなく、いろんな業種でも今は『Googleで検索して探す』という行為が一般的になってきてるようです。

※ちなみにGoogleマイビジネスの管理画面では、
・Google検索から探してみてる人
・GoogleMapsから探してみてる人
両方の数字がわかるようになってます。
その比率は業種やターゲット、地域によって様々です。


②お店ページの検索順位をあげるのって大事(SEOとMEOの話)


これは知ってる人も多いかもしれませんが、Googleで検索をして自分のホームページやブログなんかの順位を上にあげるために、何か行動する事を『SEO』と言います。


検索順位が上がったら、やっぱりクリックされる率がすごく高まります。(つまりお店に来るお客様が増える)
だから皆、どうやったら上がるかな??と常にGoogleと戦っているわけです。

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この図からもわかる通り、1番目にあがると検索した人の42%がそのページをクリックしてくれるそうです。すごいですね!
(ちなみに3番目、4番目、とドンドン下がっていき、2ページ目にもなると0.6%以下になっちゃうそうです)


で、このSEOに似た対策でこれから主流になってくると言われているのが『ローカル検索で上位表示させるための対策※』なんです。
※『MEO』なんかと呼ばれたりもしますが、ここではあえてこの言い方をさせてもらいます。


これは簡単に説明すると、SafariやChromeでググったりGoogleマップで検索した時に出てくるGoogleマイビジネス(マップ)の順位を上げる対策です。

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これって実はスマホのGPS(位置)情報を参考に、Googleは『あなたが今いる場所』に近い場所(※)、そして好みに合わせて検索順位を変化させてるんですよね。(→これをローカル検索と言います)


※2019年10月のアップデートにより例外あり。
現在地の情報を含む、いろんな条件で表示順を変化させています。


ここでも検索順位が上にあがればその分、クリックされる確率が高まります。つまり、お店に来てもらえる確率が上がるってことですね!


こんな感じのものを、お店側でしっかり管理できるのがGoogleマイビジネスです。めちゃ重要だってこと、伝わりましたでしょうか...??


Googleマイビジネスを使ってできる項目をまとめると、

①お店の情報を管理して、Googleに表示させる
②お客さんとの関わり(クチコミ評判など)を持つ
③写真や動画で魅力を伝える

これらをお店が管理する事によって、

①キャンペーンやクーポンを打ちだせる
②お客さんのアクセス(道順検索や電話など)を簡単にする
③どんな検索ワードで調べてるか?がわかる

こんな事が全て無料で出来ちゃいます。もうやるしかないですね!!



③Googleマイビジネスの簡単な設定のしかた


Googleマイビジネスの登録方法はとても簡単で、普通に自分のお店を検索して『あなたはこのビジネスのオーナーですか?』って部分をクリック!

Googleにログインしてから、そのまま必要な情報を入れていって、全部終わると数日後にGoogleからハガキが届きます。

そこに載ってるコードを最後に打ち込めば登録完了!スマホでも簡単に申請できるので、まだの方は今すぐパパっと申請しちゃいましょう!
(もっと詳しいやり方は、ググってみてくださいね!)


▶補足ですが...
・新しいお店を登録する場合や、Googleで自分のお店が出てこない場合は『新規での登録』が必要になります。
その場合はスマホのGoogleマイビジネスAppからが簡単に登録できます。パソコンの場合はGoogleMapsで住所を打ち込んでから『ビジネス情報を追加』というボタンを押し、登録申請をすることもできます。
※『地図に載って居ない場所を追加』とすると、管理者としてではなく一般ユーザーとして登録されてしまうので注意してください。

・もしすでにオーナー登録がされている場合は、Googleに報告をすることで権限を申請する事もできます。他人がオーナーになってるって、超怖いですね!


さてめでたくGoogleマイビジネスの管理者(オーナー)になって『さぁやるぞ!』ってなってると思うのですが、まずは基本となる情報がちゃんと揃っているか?確認しましょう。


これが実際の管理画面になります↓↓
(2019年10月現在)

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左側に並んでいる項目が、主に管理をしていく部分になります。
ざっくり簡単に説明すると、

ホーム→管理画面の最初のページです
投稿→クーポンとかお知らせを打てる部分です
情報→お店の基本的な情報です
インサイト→GMBにアクセスしてきた人の情報です
クチコミ→GMBに投稿された口コミです
メッセージの送受信→ONにするとSNSのようにメッセージのやり取りができます(GMBアプリのみ)
写真→管理者とお客さんが投稿した写真です
ウェブサイト→Googleサイト上で簡単なウェブサイトを作れます
ユーザー→この管理画面を扱える人を追加&削除できます

ここでまず最初に優先すべきなのは『情報ページ』です。

このお店の基本情報をしっかり記入していないと、Googleに嫌われちゃいますし、何よりお客様が不便です。

気を付けないといけないのが、ここに記入する情報は全部、お店のホームページと同じ情報を載せないといけないってことです。
これだけは絶対的なルールなので、必ず守らないといけません。


たとえば、お店の名前を正式な物ではなく『大阪 なんば カラー 上手い 美容室○○○○hair』みたいな名前にすると、Googleの規約違反で急に削除されることもあります。(マジです!)

変に狙ってキーワードを入れるような悪知恵は、絶対にやめましょう!
(たまに悪質なコンサルさんがコレを推奨してきますが、Googleがやめろと言ってるので止めた方がいいです...)
そのために『カテゴリ』という項目がありますので、キチンとお店のジャンルはこの属性で登録をしておきましょう。


それ以外でも、住所や電話番号、営業時間など、公式のページとちょっとでも違う情報が載っていると、検索順位にもめっちゃ影響しますので、しっかり確認をしてくださいね。


そして次にいじらないといけないのは『写真』です。

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Synupというサイトの調査によると、『写真付きのプロフィールはクリック率が35%も上がる』そうなので、ちゃんと写真をいれておきましょう。


一応、私が美容室用に推奨している写真の用途も載せておきますので、参考にしてみてください(※あくまで美容室の場合です。業種によって解釈が異なると思います)

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よく見てほしいのですが、GMBの写真という項目には『ユーザー撮影』っていうのがあって、これは〝一般のお客さんが投稿できる写真〟のことです。

飲食店なんかだと、ここに沢山写真がたまっていってると思います。

要はガッチガチに業者が撮影したキレイな写真とは別に、普通のお客さんが撮った〝リアルな写真〟も参考にできる!っていう機能ですね。



④Googleマイビジネスの口コミの活用のしかた

Googleくちこみ

Googleマイビジネス運用に欠かせないのが、この「口コミ」機能です。
これはとても重要なので、集客で結果を出したい方はしっかり押さえておいた方が良い内容になりますね。しっかり覚えておいてください!


まず、Googleマイビジネスの口コミに関して特長をまとめてみると、こんな感じです。

①Googleアカウントを持っていれば誰でも投稿できる
②コメントだけでなく★のみの評価ができる
③管理者(お店)側から返信ができる
④「いいねボタン👍」が付いている
⑤見る人によって、表示の順番が選べる
⑥口コミに「カテゴリ」がある
⑦口コミをURLで拡散&共有ができる
⑧口コミを書きたくなるユーザーの仕掛けがある

お店の集客に携わっている方なら、口コミの大事さはすでにご理解いただいてると思いますが、Goolgeマイビジネスの口コミにはこのような沢山の特長があって、他のポータルサイト(ホットペッパーや楽天、食べログなど)の口コミとはまた違った仕様になっています。


1つずつ簡単に説明していきますね!

【特長その①Googleアカウントを持っていれば誰でも投稿できる】

Googleマイビジネスの最大の特長と言ってもいいのが、この「誰でも書けちゃう」という機能です。


(正確に言うと、Googleのアカウントを持っている人しか口コミは書けないのですが)ここで私が言う〝誰でも書ける〟って言うのはつまり、お店に来たことが無いお客様でも評価が出来ちゃうって言う点です。

『なんだそれは!!誰だかわからない人の口コミに返信なんて、したくない!』って考えておられる経営者さんも、たまにいらっしゃるようですが、まぁ、落ち着いてください。笑


誤解を恐れずに言うと、本来口コミってそんなもんです!!

地域のお客様が、ご近所さんで、お友達同士で、
『あの店美味しいらしいわよー』『あそこの店員さん○○だったわよー』と口コミを共有するのは、どこにでもある話。


それがたまたま、Web上で可視化されているだけなので、当然良い噂が立つお店もありますし、そうでないお店もでてくる。

Googleはそんなリアルな〝噂〟のような口コミを仕掛けているのだと、私は解釈しています。
なので、ご来店のないお客様のクチコミに対して変に反応するよりも、『ぜひご利用してみてください!お待ちしております♪』ってお返事を返す方が、見ていて気持ちが良いですよね!
(ちなみに弊社ではそのような返信をするように、指導しています。)



【特長その②コメントだけでなく★のみの評価ができる】

これもあまり他のサイトの口コミにはない機能かもしれませんが、Googleマイビジネスにはコメントを書かず、★だけをつける評価機能があります。


わざわざ文章を書かなくても、お店の評価ができるっていうのは、利用者側にとっても嬉しい機能ですね!

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ここでよく店舗からあがってくる質問で「★だけ残してくれたお客様への返信が困る...なに書いたら良いですか??」というものがあります。
これに関しては弊社では私が例文集を用意して、返信の参考にしてもらっています。

今回特別に公開しちゃいますね!

※これはあくまで例文なので、まるっきりパクったりは絶対にしないでください。お客様一人一人に、ちゃんと心を込めて返信をしてください。
※上記のリンクはGoogleスライドで個人的に作成したものなので、予告なく変更または削除される可能性がありますので、ご了承ください。
※内容に関しては自己責任ですので、一切の責任は負えません。



【その③管理者(お店)側から返信ができる】

口コミに返信できるのは当たり前といえば当たり前なのですが、口コミの返信にはいくつか注意事項があって、それをきっちりと理解して返信をしないといけません。

その〝返信に関する注意事項〟とは、簡単に説明すると、
・キツめの口コミには、謙虚に返そう
・感謝をこめて読みやすい文章で返そう
・口コミ上でお客さんとケンカしないでね
・URLを貼ったりできません
ってな感じです。

詳しくは、Googleが公式のガイドラインで説明をしているのでぜひ暇な時にでも読んでみてください。

※※※注意※※※

そもそも『返信ってした方がいいの?』と聞かれることもあるのですが、お客様が『良かったです、ありがとう!』と感想を言って下さっているのに、それを無視する店員さんなんて、いないですよね!?

口コミを書いてくださった方に対しての礼儀もそうですが、実はもっと大事なのは〝そのやりとりを見ている何百何千の見込み客さま〟がどう思うか?もカナリ重要です!

真摯な対応をしているお店には「行ってみたいな」って思いますし、無反応のお店には...どうでしょうか?少なくともキッチリと返信しているお店の方が、印象が良いのは言うまでもありません。



【特長その④「いいねボタン👍」が付いている】

Googleマイビジネスの口コミには〝この口コミが参考になったよ!〟という意味合いの「いいねボタン」が付いています。

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例えばこんな感じですね↑↑


これは、口コミを見ている人たち同士が、信憑性のある良い口コミだな!と判断した時に推してもらえるボタンになります。もちろん、誰でもボタンを押すことが可能です。


この「口コミいいね機能」は、この後説明する表示の優先順位にも影響する大事な機能になります。
お店側が意図的に増やしたりするのはNGですが、口コミを書く側の質を上げてもらう為の機能ともいえるので、良い文章を書いてくれるお客様には積極的に口コミを書いてもらいたいものです。



【特長その⑤見る人によって、表示の順番が選べる】

これもGoogleマイビジネスならではの機能になるのですが、見ている人が見たい口コミの属性を選択する事が出来ます。

『どうゆうこっちゃ??』と思われるかもしれませんが、要するに順番を変えることができるんです。これは便利!!

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デフォルト(初期の状態)では【関連性の高い順】という並び方になっているのですが、その他に【新しい順】【評価の高い順】【評価の低い順】という風に口コミの順番を入れ替える事が出来るんです。


他のサイトなんかでは殆どが【新しい順】に口コミが表示されると思うのですが、Googleが大事にしたいのは〝見ている人がいかに役に立つ情報か?〟という事なので、
見る人が男性or女性か、若い人or年配などでも表示の順番が変わったりするのです!スゴイ機能ですね...

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関連性に関しては、性別や年齢のほかにも〝口コミに書かれているキーワード〟を拾って、GoogleのAIが『この口コミが参考になるでしょう!』と判断してくれています。

ですので例えば美容室の例で言うと、私(男性)がスマホで口コミを見ると『男性のカットがとても上手くて...』などと書かれた口コミが優先的に表示されたりしています。


この辺も戦略的に行えればとてもお客様の層に影響しそうですね。
すごいぞGoogleマイビジネス!!



【特長その⑥口コミに「カテゴリ」がある】

これは今年ホットペッパービューティーにも実装されて話題になった機能ですが、口コミの内容ごとにカテゴリが設定されて、分けられます。

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この分けられる基準というのはGoogle次第なので意図的に設定することは(今のところ)できません。

口コミに書かれた文章(テキスト)を自動的に判別して、Googleがカテゴリを作成して表示してくれるといった形ですね。

とにかく〝お店を選ぶ側〟の事を優先的にトコトン追求していく姿勢が、とても表れている機能です。


※例えば弊社であれば美容室ですので、カテゴリとしては
接客・店員・シャンプー・カラー・カット...などとカテゴライズされ、項目が表示されています。



【特長その⑦口コミをURLで拡散&共有ができる】

良い口コミをいただいた場合は、SNSやブログなんかでどんどん拡散&共有をしたり、友達にLINEで紹介することができます。

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たとえばこんな感じです→コチラ
(口コミ文章のくせが強いのは流してください笑)

これはブログで集客されている方なんかは、すごく良い機能ですね!



【特長⑧口コミを書きたくなるユーザーの仕掛けがある】

最後に、Googleマイビジネスの口コミを書く人にはある特典があって、その仕組みを〝ローカルガイド〟と言います。

その概要は...

ローカルガイドは、Google マップでクチコミを投稿したり、写真を共有したり、質問に回答したり、場所の追加や編集を行ったり、情報を確認したりするユーザーの世界的なコミュニティです。旅行の目的地、レストランやショップ、アウトドア施設やテーマパークなどを選ぶときに、多くのユーザーがローカルガイドのクチコミ情報を参考にしています。
-Google公式より

試しに、あなたのお店のGoogleマイビジネスに口コミを書いてくれている人の〝アイコン〟をタップしてみてください。

ローカルガイドにはポイント制でレベルやバッジなどのランクがあり、そのランクを上げるために、口コミや写真投稿を頑張ってる人たちがいるのです!ちなみに私もその一人です↓↓

写真1枚投稿で5ポイント、口コミ1件で5ポイント...といったように、お店の評価をたくさんすればする程、ポイントがたまってレベルが上がる仕組みです。

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私もまだまだレベルは高くありませんが、それでも口コミの総PVが約300,000回、写真の総PVが約5,000,000回を超えています(2019.11現在)。


『レベルが高いからと言って、何が得なの??』という声が聞こえてきそうですが、私はGoogleの研究のためが半分、趣味が半分です。笑

やればやるほど、いろんな消費者心理が学べますし、Googleマイビジネスに関しての知識や気付きも増えていきます。
ぜひ皆さんも、ローカルガイド活動をなさってみてください。とても勉強になりますよ!!

今後はこのローカルガイドもSNSに似た機能が追加されていくことが予想されます。※
フォロワーが多く、ポイントの高い人がより信頼の高さの証明になるように思います。
(この辺に関しては、私のTwitterを今後参考にしてください)

※(2020年追記)
こちらの記事でローカルガイドのSNS化について報告



口コミに関しては他にもいろいろご説明したいことがありますが、とりあえずこのくらいにしておきましょう。
(より詳しい情報に関しても、私のTwitterを今後出していきますね)←ぜひフォローを!




⑤投稿機能を使ってお客様にお知らせしよう

Googleマイビジネスの管理で欠かせない、激アツな機能、それがこの『投稿』です。

お店のページ内に、広告のような自由度の高い投稿をすることによって、より多くのお客様に見てもらって予約や購買に繋げることができます。

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↑弊社での事例。動画でヘアスタイルを訴求することで、予約ボタンへの誘導やその他の訴求に活用しています。


これらの機能はGoogleマイビジネスを管理している人であれば全て無料で使える機能なので、ぜひとも活用して頂きたいですね!

自由度も結構高いですので、いろんな発想で使用する事ができます。
これらは管理画面ですべて編集→検証が簡単にできるので、いろいろ触ってみれば大体理解できるはずです。

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投稿したものが何回閲覧され、ボタンが何回クリックされたか?もひと目でわかるから、やっていてすごく楽しいですね!


みなさんも、自由な発想でいろいろな投稿をして、お客様にアプローチをかけてみてください。




⑥インサイトを使ってお客さんの分析をする

Googleマイビジネスの管理画面には『インサイト』という項目があって、この画面では様々な分析をすることが出来ちゃいます。

▶検索方法

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これはもう見たまんまなんですが、要するにお店の名前を直接検索されて表示した回数、もしくは業種などで検索されて表示された回数がそれぞれここで調べられます。

ポイントは、
①直接店名(ブランド名)を検索してもらうにはどうしたら良いか?
②間接的に検索(たとえば〝近くの美容室〟とか)で表示されるには?
と考え、仕掛けて、結果を検証していくことです。


▶検索語句

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これらはこのGoogleマイビジネスのページが、何という言葉で検索されたか?の人数がわかる画面になります。

先ほどの直接・間接問わず、どんな言葉で検索されているのか?によって、どのような打ちだしをしていくかが分析できるので、とても重要になります。

この辺は自社ホームページにAnalytics(サーチコンソール)を実装していない方でも使えるので、とても重宝しますね!


▶その他

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その他にも、電話が鳴った回数(正確にはTELボタンを押した回数)や、様々なデータを見ることができます。
頻繁に分析をして、しっかり集客を最大化させていくことができますね!



⑦ホームページなど予約媒体との連携(Reserve with Google)


さて、ここまでの説明でGoogleマイビジネスの素晴らしさは重々感じてくださったと思いますが、いくら露出が増えても肝心の『集客』ができなければ、運用する意味がありませんよね!


という事で、予約や販売の導線をキチンと整えてるにあたり、お客様がどのようなルートで予約に至るか?を整理してみましょう。


これまでご説明した通り、お客様は
①なにかしら検索をされて、
②サイトやホームページなどを発見し、
③比較検討を繰り返してから
④予約に至ります。

ポイントは、②にGoogleマイビジネスが加わるという所ですね。
そうなると、今後はこうなっていきます。

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海外ではすでにGoogleマイビジネスから予約ができる業種がたくさん存在しており、日本でもすでに一部の業種では他の予約サイト(システム)と連携して、Googleマイビジネス上で予約ができるような仕様になっています

※ホテルや旅館などの宿泊系は特に、すでにこの辺の機能がめちゃくちゃ進んでいて、すごく勉強になるのでぜひ試しにググってみてください。


これを『Reserve with Google』と言って、今後たくさんの業種で実装されることがすでに公式ページで発表されているんですね。

近日公開のリストを見てみると、EparkグルメやRettyなどの飲食系が目立ちますね。

ここで注目なのが、美容室の予約です。
日本で唯一、Reserve with Googleに対応する美容室予約システムは、クロスフィードさんの『Reservia』のみ(2019年現在)。

※2021年現在ではBeautyMeritさんも実装していますね!

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Reserve with Googleに関しては1年走らせてみて色々とノウハウがたまってますので、また別の機会に情報シェアできたらと思います!


※2020年追記:すでにRwGは実装しております!

ちなみに弊社は、約7割以上の固定客様が自社の予約ツール(Reservia)を使って予約をされています。(その他は次回予約、HPBのweb予約利用など)
例えばホットペッパービューティは便利ではありますが、再来のお客様にも3%の手数料を払ってることを思うと、自社媒体にいかに流すか?は(規模が大きくなればなるほど)大きな課題です。

こうなってくると、たしかにポータルサイトへの投資も今後考えていかないといけませんね。



自社媒体で予約システムを入れて運用している会社様は、今後Googleアナリティクスを使った分析や、Web予約拡大についてのノウハウも、今後機会があれば記事にしたいと思います。



※2020年追記
RwGについて、リリース直後に動画で解説しました!

情報もツイートしております。

※2021年追記
Googleマイビジネスを運用するメリットを図解でまとめてみました。Twitterでも好評でしたので、ぜひ自社スタッフ等にお話ししてあげてくださいませ。

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▶永山さん(https://twitter.com/Tak_Nag_Lug
▶永友さん(https://twitter.com/ichironagatomo
▶田中さん(https://twitter.com/tokon_tanaka
▶馬場さん(https://twitter.com/bbnyuyu
▶今井さん(https://twitter.com/Imai_Hiroko
▶この方も相当すごいです→長谷川さん(https://twitter.com/haseshout


⑧最後に(Googleとの付き合い方の本質とは)


ここまでご説明をして、Googleマイビジネスの破壊力と今後の可能性はご理解いただけたと思うのですが、これを読んでくださっている方が今後1番気を付けないといけないのが『ビジネス脳に偏ってしまうこと』です。


SEOやアフィリエイト等の知識がある方はご存知だと思いますが、Googleはあくまで徹底した顧客至上主義で、要は『お客様がいかに便利で使いやすいか』を最優先します。


ですので、あまりにもツールを使う側(ビジネス脳)に偏ってしまうと感覚が鈍り、ユーザーの利便性を忘れてしまいがちなんです。

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もちろん、今回説明したようなツールの使い方の知識はしっかりと勉強しておかなくてはいけませんが、大事にしたいのはやっぱり『消費者目線』ではないかと、僕は思います。


徹底して超一流の消費者にならないと、集客は上手くなりません。


ローカルガイドもそうなんですが、何より自分がサービスを楽しんで利用すると、『もっとこんな情報があったら嬉しいな』とか『これ凄くわかりやすいな』とか、思いつくものです。


Googleの対策(SEOなど)でもホットペッパーでも何でもそうなんですが、
上位表示というのは作り手と消費者の気持ちになれば、自ずと答えが出てくるものです。そこが本質だと僕は思っています。



ここまで読んで下さり、ありがとうございました。
この記事はなるべく『Googleマイビジネスをこれから運用する方』に向けて書いたものだったので、すでに運用されている方は少し物足りない部分もあったかもしれません。

Googleマイビジネスは日々ものすごいスピードで進化していってますので、なるべく内容が古くならないように書いたつもりです。

しっかりと勉強をされたい方は、公式のヘルプページやコミュニティのページがありますので、そちらを見ていただくと深い知識が得られると思います。

その他リアルな運用方法や、タイムリーな情報に関してはなるべく私のツイッターで公開していこうと思っていますので、ぜひフォローをお願いします。



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