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#5 調査PRのパターン(機会訴求②|●●論争)

こんにちは。
シグナルリサーチの木須です。

今回も覗いていただき、ありがとうございます。

前回の記事では、「調査PRのパターン(機会訴求①)」ということで、メディアで拡散されやすい調査リリースを整理しました。

今回は、「調査PRのパターン(機会訴求②)」ということで、その続きを事例をもとに書きたいと思います。


●●論争


一つ目は、「●●論争」です。
●●論争とは、物事の対立構造を作ることで派閥や賛否があることを認識させ、その良し悪しを比べることで話題化させる手法です。

「二項対立」と「第一想起」での訴求方法があるので、事例をもとに具体的な内容を紹介していきます。

▼都道府県別の「海派vs山派」調査(エクスペディア・ジャパン)

二項対立の事例です。

「海派」と「山派」の対立構造を作って調査を実施しています。
ただただ対立構造を作っても、「なぜこの企業が行なうのか」という合理的な理由を作れないので、都道府県別に比較することで地域性を補い、旅行関係の話に繋げやすくしています。

海なし県の海派、山派
自分の県への誇り

調査としても、海なし県の中でも海派と山派に分かれることや、自身が住む場所への誇りを感じさせる内容で面白い調査です。

この調査リリースはカテゴリーPRの部類に入るもの(他社含めたカテゴリーをPRするものとして#3で紹介)なので自社サービスの訴求にはなっていないものの、二項対立を使って世の中に話題を提供することで、"企業を認知するきっかけ"を訴求しています。

▼"〇〇の秋"に関する意識調査(BookLive)

第一想起の事例です。

「『〇〇の秋』と言えば?」で思い出される、〇〇に当てはまる言葉を調査で明らかにしています。
派閥の比率と派閥内の周辺情報を明らかにすることで読み手の知見を増やし、周囲の人と話しやすいような話題を提供することで、"企業を認知するきっかけ"を訴求しています。

「スポーツの秋」派の観戦したいスポーツランキング

調査PRのパターンの話からは逸れますが、企業として発信したいはずの"本"に関する情報だけを発信しているわけでないので企業色の薄くなってる(メディアの嫌悪感の少ない)ところや、時事性(当時のラグビーW杯の影響)を絡めているところが拡散されるポイントとしてあります。

さいごに


以上、最後までご覧いただき、ありがとうございました。

今回は短めでしたが調査PRのパターン(機会訴求②)について整理しました。
次回は「調査PRのパターン(機会訴求③)」というテーマで整理できればと思います。

引き続き、よろしくお願いいたします!

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