諦めかけたその先に。【令和コンカツこぼれ話】
初恋の人が夢に出てきた。
先週、先々週と土日は仮氏にも会わずに、婚活パーティにあけくれた。
そんな私を見かねた友達からは「もう別れなよ、何一つ楽しくないじゃん」と言われた。いや、確かにそれな。
あけくれた結果は0マッチ。
いい人がいてもマッチしない。
そんな状況に、筆者の精神はズタボロだった。
婚活パーティから帰る電車の中で、奥歯を噛みしめて泣きそうになった。
この1年、善行に善行を重ね、自己研磨もしてきた。
出会う努力も絶えずしてきた。
それでも、何一つ報われない。
どうしてこんなことになっているのか、自分でもわからない。
自分の中の今年の流行語大賞は、
『一体私が何をしたというのか…』である。
大好きなゲッターズ飯田の本にも、しいたけ占いにも、ニュースで見た星占いにも、
『12月は出会いの運気が上がっている!懐かしい人と出会える予感!結婚に繋がる恋が始まるかもよ!』
的なことが書いてある。
懐かしい人かぁ・・・どこで出会うんだろうね。
正直もう、尽くせる手は全部尽くしているのだ。
婚活パーティだけではなくて社会人サークルにも行ってるし、アプリだってやってる。土日は休まず出歩いているし、いろんな地域の婚活パーティにも行って、自分の行動パターンを変えている。一体これ以上、何をどう頑張れと言うのかわからない。
そんな、婚活パーティで惨敗して精神的に限界だったしがないの夢に、初恋の人が出てきた。
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しがないは、小学生のとき6年間好きだった男の子がいた。
お医者さんの家系の次男で、しがないと同じく中学受験組で頭脳明晰。かといって、頭の良いのをひけらかさずユーモア溢れた男の子だった。
決して両想いとかではなかった(しがないがフラれ続けた)し、お互い志望校に合格したので離れてしまった。
そんな初恋の人とは、なんと一浪時のセンター試験会場で遭遇する。
そこから会ってないので、夢に出てきたのはセンター試験のときの姿形だったけど、すごく励まされた気がした。
センター試験の会場で話して、2日間笑いっぱなしだったことを思い出した。1日目終わったとき、心配そうに出迎えた母が笑顔だった私を見て『???』と豆鉄砲をくらったときのような顔になっていたのを覚えている。
緊張するかと思ったし、浪人のセンター試験は住んでる地域によるものだったから、友達もいないだろうな・・・と思って心細かったが、2日間、死ぬほど笑ってリラックスして受験できたので、自己最高得点を叩き出し、無事第一志望の大学に合格できたのだ。
あなたはいつも助けてくれるねぇ。。。と朝起きて苦笑いした。
小学生とのき、習い事の多かったわたしは入れるクラブ活動が限られていた。どうしても『お料理クラブ』に入りたかったのだが、親から『いつ欠席するかわからないのだから、迷惑のかからないけん玉クラブにしなさい』と言われ抗議。
嫌々渋々泣きながらけん玉クラブの門を叩いたら、初恋の人がいた。どうやら塾で忙しいからいつ休んでもよいけん玉クラブにしたらしい。
そのときから、クラブの時間が楽しみで、笑顔あふれる時間となったことも思い出した。
聡明な彼に追いつきたくて、小学生のときは勉強も頑張ったし、中学生、高校生のときの志望学科は医学部だった。理系に進んで勉強を頑張って、医者にはなれなかったけど、その努力で今の自分があるのは全部彼のおかげなのだ。
『あぁ、私、昔からそういう聡明で面白くて目標となれるような人が好きだったよな・・・』と思い直した。クリスマスに重点を置きすぎて、大切なことを忘れていた。
クリスマスまであと20日を切ったけど、来週も社会人サークルからの婚活パーティだし、出来るだけ頑張ります。でも、あくまで気負わず、自由に。
え、ゲッターズ飯田さん、出会うって夢の中だけですか!?
現実でもよろしくお願いしますよ…まじで…。
明日も朝ランニング頑張ろう。
私を取り戻してもう一歩進むぞ!!
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