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新しいクルマ

新しいクルマを手に入れました。

トヨタのライズという車種です。ダイハツが開発したクルマなのですが、今、売れに売れている商品でもあります。

先日、日経トレンディの「2021年のヒット予測特集」を買いました。そこには2020年にヒットした商品として、ライズが紹介されていました(もちろんダイハツ名のロッキーも一緒に)

分類で言うと、全長が4mを切るコンパクトカーなのですが、軽自動車を作っているだけあるなぁ、という広々とした空間が特徴です。そしてボンネットの位置が高いので、サイズよりもどっしりとした感じに見えます(後ろから見るとやっぱりコンパクトカーだな、と思いますが)

今まで、僕はヴォクシーというミニバンに乗っていました。若気の至りというか、とにかく大きい、迫力のあるクルマが欲しかった。多人数乗車、押し出し感のあるデザイン。そして片腕だけで運転できるようなゆったりした乗り心地。そして自分で買えるそこそこ良いクルマで、新車がいい。それが必然的にミニバンという選択肢になったのです。

僕はこのヴォクシーを27歳の時に買いました。確か260万くらいだったと思います。半分くらいを現金で頭金にしました。残りを3年払いのローンに。

このクルマを手に入れたときは嬉しかったですね。ようやく自分のチカラで、何かを手に入れることができたという実感がものすごく高かった。でもこのクルマといる時間は暗黒でもありました。

転勤して、鬼のようなブラック労働を課せられ、死んでしまおうかと考えた。そのときお付き合いしてた女性ともうまくいかなかったなぁ。通勤でもかなりの距離を走っていたので、最初の3年間で6万キロ近くいきましたね。そしてそれが解決したと思ったら病気になり、そのときお付き合いしている子ともうまくいかなかった。ただ、そのときは転院があって、親が運転してきたこの車に必死で乗り込むとき「スライドドアのクルマでよかったなぁ」としみじみ思ったのを今でも覚えています。だから助けてもらったこともあるんですよね。

ただ年齢を重ねて、価値観が変化したからなのかわかりませんが、病気から復帰してしばらく経つと、このような大きいクルマをいつまでも保有していることに意味はあるのか?と思うようになりました。年に2〜3回くらいしか複数人乗車なんてしないのに。ましてや3列目のシートなんて年に1回使うかどうか。そんな状況で「空気を運んでいるだけ」と思うようになってしまったのです。

しかし乗り換えるにしても、購入から9年が経ち、10万キロ走り、どうせ下取りに出しても二束三文だろうしなと思って、乗り潰そうと考えていた。でも営業の人が「とりあえず査定させてくれ」と言うので、お願いしてみたら「40万です」と言われた。

「え?40万?」と驚きましたね。後々考えれば、買取専門店ならもっと高く買ってくれたのかなと思いましたが、そんなに価値があるのか、と。

そしてその時ちょうど気になっていたのが「ライズ」と「ヤリス」と「RAV4」というクルマでした。価格帯的には車種によって200万くらい開きがあるので、「RAV4」は買えたらいいけど、現実的じゃないだろうなというのは薄々感じていた。そして点検のときに3台を試乗しました。

乗り味はヤリスが良かったんですが、後ろのシートがどうしても狭い。とても乗れたもんじゃないなと思ってしまって除外。

次に「RAV4」です。良かったんですが、やはり相当な金額をローンにする必要があり、現実的ではない。

そして最後に「ライズ」です。コンパクトカーらしい、フットワークの軽いドライビングはミニバンにはないものでした。そして車体が軽いため、少し踏んだだけでどんどんスピードが上がっていく。おもちゃみたいなだな、と思ったのが最初の印象でした。でも価格帯も無理がないし、いざというときはそこそこ荷物が詰めそうだし、1リッターという排気量に最初は「大丈夫かなぁ」と思いましたがターボのおかげで、乗ってみるとどうってことない。値引きも含めてかなりお買い得に買えそうだったので、契約をしました。

今、車の価格がどんどん上がっています。軽自動車だって、高いグレードになったら、200万を超える価格帯の車種がごろごろしている。自分は古い人間なのかなぁと思いますが、軽自動車に200万か!って思ってしまう。

運転をする方がどんどん高齢になって、安全装備にコストがかかってるんだろうなぁというのはひしひし感じます。そんないくつの機能もいらないよなと思っていても、自分が助けられていることはあるんでしょうね。

とりあえず納車も終わったので、これからの新しい生活を楽しんでいけたらと思います。

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