売れっ子ホストだった僕がソムリエ資格を取ったワケ

初めまして。MUSASHIと申します。

まずは簡単な自己紹介から。

歌舞伎町でホストクラブを運営するSmappa!groupでgeneral manegerを務めています。
ホスト業界に携わって今年で14年。
8年間現役プレーヤーとして勤めたのち、引退後からは主にスタッフのマネジメントを行なっています。
僕は2010年に弊社の取り組みのもと、JSA認定ソムリエの資格を取得しました。

当時お客様や同業者からは「なんでワイン?」「ソムリエなんて役に立つの?」と散々言われました。

確かにその通りです。
ホストクラブで頼まれるお酒は高級なシャンパンや、ブランデーが主です。

ワインを提供するホストクラブは当時ほとんどなく、稀に出るものとしてはロマネコンティなどの誰もが知っている有名な高級ワインだけでした。
僕自身も勉強をはじめるまで、ほとんどワインを口にしたことがなく、店内で頂くお酒はシャンパンやブランデーばかりでした。

ですから会社のミッションで「仕方なく」試験勉強を始めたというのが本音です。

しかし資格を取得してからはワインに触れる機会が増え、ワインが好きになりました。
ワインを通じて業界外の人と知り合えたり、ワイン好きのお客様と専門的な会話もできるようになりました。

なにより良かったのは、お客様のワインオーダーにお応えする知識を身につけられたこと。
お客様のご要望に添えるワインの提供ができるようになりました。

今は空前のホストブームです。
テレビでもホストを取り扱った番組が増えています。
アイドルさながらな顔立ちのホスト、オシャレなホスト、SNSを駆使しインフルエンサーやユーチューバーでもあるホスト。様々の形でホスト業界を盛り上げられるようになりました。
僕は彼らの活躍をとても嬉しく思います。

しかし、飲食店としてサービスの質の向上はどうでしょうか。
サービスマンとしてレベルは上がっていると言えるのでしょうか。
僕の目から見ると、そこまで変わっていないように見えています。

銀座のクラブのように、ホストクラブが質の良いサービスを提供できる店になるためには、一過性なブームに乗るだけではなく、日本のカルチャーの一つとして在るという意識が必要です。
そのために僕たちホストひとりひとりがサービスマンとしての技量や知識を身につけなければならないと思っています。

今年もソムリエ試験対策は佳境に入りました。
弊社ではソムリエ資格取得を毎年ホストたちに推奨し、気軽に参加できる講座を開催しています。
当初は外部講師を招き知識を学んでいましたが、社内で資格取得者が15名を超え、今日ではソムリエ資格を持ったホストが講座を開き合格者を輩出するまでに至りました。

これから僕は七咲葵(Smappa!group筆頭ソムリエ)と一緒に定期的にワイン会を開いて歌舞伎町で働く方達とワインコミュニティを作りたいと思っています。

ワインにまだ興味ない方でも、少しずつワインに触れていき、ワインの素晴らしさを楽しみ、ワインの知識を深め、自らの仕事へ、また自分自身の自信に繋がってくれたら嬉しいです。

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