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#ファインドミー2019 と「大停電」

2019.7.1
南堀江knaveでライブ。
このとき、色々と意識の変わる話をする

2019.7.27
練習終わりにこの企画の話が持ち上がる。
いいやん、となるも、杉本が話を半分くらいしかきいてなくてケンカになる。させん

2019.8.15
音源にどの曲を入れるかでケンカになる。
(杉本は「大停電」を入れることには賛成ではなかった)

2019.8.22
なんとかバンドが出揃う

2019.8.24
即行で決起集会

以降、9〜10月は関係各所との連絡、連絡、連絡、、、

2019.10.12
ミナミホイール1日目が台風で吹っ飛ぶ。
同日夜、2日目も中止が確定。
209.10.13
急遽、スタジオライブを配信することを決定。夜なのにかなり見てくれていたぽい。
音声トラブルでほとんど聞こえず。、

2019.10.14
1日だけの開催となったミナホでCDを配り歩く。
とりあえず用意していた枚数は全部ハケ
各所に置いて回ったCDも全部なくなっていた

2019.10.30
ミナホエディションとして、 #ファインドミー2019 開催。

打ち上げで4時ぐらいまで倉坂さんと野津さんにお褒めいただき(語弊)、翌日の仕事へ。

いやあ、平日水曜の遅い時間まで、皆さん本当にありがとうございます。
オープン前からknaveの入り口の階段に座ってるおばあちゃんがいて、バッチリ受付で見せられるようにか、CDを握りしめてて、そこですでに泣きそうになりました。そして時間の都合で、オープン後にLeelibletのリハーサルを5分ぐらいやってもらうことになってたんですが、このときすでに15人ぐらいお客さんがいて、草の根弱小な僕は「うそん。。。」てなってました。
そして、出演バンド5組が全力でお客さんを呼んでみた結果、平日の無料イベントに動員100名(!!!!!!)ほんとにすごいです。みんながんばった。たくさんの人の前で演奏するのは気持ちが良い。さぞみんな「気持ちが良い」と思ったと思います。だってみんなバチバチに良いライブしてたもん。
トップのLeelibletは大学の後輩なのですが、それこそ駆け出しで、バンドマンの知り合いとか、バンドやっててついたお客さんなんてほとんどいない。緊張したと思う、けど、それを全部前向きに転がして「ガッ」てライブしてたな〜と。
次のジンベエザメ彗星も浮足立ってたけど笑、それでいていつも通りだった。レオくんはいつも精一杯のライブをしてくれるから、応えようって気になります。
CHIKIMARCHも、いっときのクールダウン〜ライブ後半へのアクセルをかけるところまで、一貫して場をコントロールしていて、で僕らが出て、QLIPがこれまた熱かったんですよ。
やっぱりQLIPはたくさんの人の前で音楽をやってほしい。このライブでそれをより強く思いました。実際あの空間に今のQLIPを知ってるって人がどれだけいたかというと…なんですよ。でも、QLIPの音楽は確実にあのフロアをすべて飲み込んでいて、ある意味一番「#ファインドミー」の精神をぶつけていたんじゃないかと思います。

QLIPの頃にはだいぶ時間が遅かったので、平日だしお客さんがいなくなっちゃう心配があったんですが、意外にもお客さんが残っていてくれて、それがすごく嬉しかったんですよね。それまでのバンドがめちゃくちゃ良いテンションでライブをやって、良いライブ・良い空間をみんなで作っていって。お客さんもそれを受け取って、なんというか居心地が良かったんだと思う。それをみんなで作れたことが本当に良かった。
#ファインドミー というコンセプトのもとで、そんなライブができる、「これが毎日続けばいいのにな」と思いました。だったら、これからも頑張り続けなきゃな、とも。自分が楽しくやるためにも、バンドが大きくなるためにも、そして何より、ど平日に色んな事情を抱えてる中で僕らのために集まってくれた皆さん、気にかけてくれてる人たちのためにも。お互いにもっと良い景色が見られるように頑張っていかなきゃなんだな。と感じていました。同時に、それが自分にはなかなかできないんだよな、、とも。

今回のライブに向けてはほぼほぼうちのメンバー2人が頑張りました。企画から進行まで。MCの繰り返しになりますが、僕は、何もできてないな。。、と思いつつ、それはそれで、何にもできてない自分も結局イヤで、なんかしなきゃ、って思いながら、何にも思いつかず、当日を迎えてしまっていました。たとえ思いついても、どうせ思い通りにいかないしな〜。そんな感じで、ぶっちゃけ気持ちが途切れてるときもありました。

ただライブをしていると、お客さんがたくさんいるライブハウスって本当に楽しいなと。反応してくれなくても、フロアに人がたくさんいるってことが、とても嬉しい。なので、「大停電」の中の「君がそこにいればよかった」という歌詞が、意味を持った夜だったと思います。

「大停電」は、今回の「#ファインドミー2019」に入れるのどうかなあと思ってたんです。個人的には。曲できたときに「いいメロが書けたな〜」とは思いましたが、JPOPすぎてなんだかなあと思っていたし、そこに乗っけた歌詞も、自分が思ってることとかではなく、JPOPにありそうな感じってだけであんまり意味のない言葉の羅列になって(大停電が好きなかたはスミマセン)、自分の中ではしっくりきてないまま、ライブをやって、レコーディングして、それを収録する運びになりました。
ライブでやる度にいいね、と言われましたが、個人的には(まあ、一般的に「ザ良いメロディ」だもんな〜)(でもうまく昇華できてない、なんかダサいんだよな〜)(でももうこの形で録音もしたしな〜)(何度もライブやってるしな〜)とグルグルやってるうちに、月日が流れて行きました。
もちろんその間、なんにもしていません。何したら良いかわからず考えてるだけで。

でも、やってるうちに、自分で適当に書いただけだったはずの歌詞に、だんだん具体的なイメージというか、「たましい」みたいなのが乗っていった気がしてます。
メロディラインが高いので、声が出なくなるってことがあったんですが、それを改善してみたぐらいか、もしくはレコーディングする頃にはなんとなく変わっていたかも知れないです。めちゃくちゃ調子に乗った言い方すると、メロディの良さに対して自分の声の表現力が着いてきたのかなあみたいな。笑
レコーディングをしていて、「ちょっと音程が惜しいな〜」というところは機械の上で直したりするんですが、正確に音程を直した音源よりも、自分が歌った素のままのテイクのほうが情感が良かったんですよ。機械が打ち出したピッチの正確さを上回る「正解」を、自分の素の歌で出せたことで「こういうことか」ってなりました。
で、ライブでそれを聴いてもらって、また拍手をもらって。その時くらいからうっすら、「そうか、自分のやりたいことを思いっきりやるためには、それを評価してくれる人とか、協力者が必要なんだ」「そのためには、自分がやっているところを見てもらわなきゃいけないんだ」というようなことを、無意識らへんでは感じていたのかな。そう思うと、#ファインドミー2019 というタイトルのライブやCDに、「大停電」を収録したのは正しかったのかもな〜と。そういう人を見つけてもらえるように、毎日どっかしらずっと頑張っていたんですね。

まあ、振り返ってみて、ええ感じに解釈してるだけなんですけど。
「大停電」という歌は、自分が生み出した歌ではあるけれど、それに自分自身が育てられたような、そんな歌になってたんだなと思いました。それはひとえに、聴いてくれる人がいて、その最初のところに、メンバーの存在があってなのかな〜 と思っています。ざす。

さて、ライブ中にも発表したんですが、今日の無料ライブは一つのスタートとしてあって、
来年、またレコ発をします。CDを作って売ります。しかも今度は2ヶ月連続です。
まだ言えないことも多いですが、タイトルだけ決まってます。「優しくなりたい、強くもありたい」です。ライブの最後にやった曲の歌詞なんですけど、これからの僕らの、ていうか僕の、大事なテーマなのかも知んないなというところです。
関わってくれる人へ感謝の言葉を述べてきたんですけど、根幹のところでは、人と関わるのはめんどくさくてしんどいと思っているのは変わってないんですよ。でも、現にメンバーに演奏をお願いしてるからバンドが動くんであって…ライブにきて!って言うのだって、みんなにお願いするひとつのことであって。人がいなけりゃ動けないんです。失礼な感じだったらすいません。先に謝っときます。
でも、これからもしつこくお願いしていくと思いますので、よろしくです。

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