風が吹いたら

寒くなった街で行く人 すれ違う人
暗くなってきたら どこなと消えてく

音楽は僕の耳元で愛を歌うよ
こんなにも僕は 一人でいるのに

ポッケの中で回る世界からも 街からも外れて
僕はどこへ?

風が吹いたら ゆらゆらと ただ揺れるだけで
今日もどこへも やっぱりまた行けやしないな

気を遣って僕に コートを選んでくれた
似合うねって 何で 苦笑いしてたの

最初から分かってたよ やさしいね
ウソつきな君は僕に告げた

「風が吹いたら 君のこと迎えに行こうか」
お気に入りのコートを着て今は 待ってるけど
君の知らないところでまた 僕も暮らしていく
冬の終わりもいつの日か やって来るだろう

僕たちの心ひとつだった
ちょっとずつ違うけどそれが良かった

「風が吹いたら 君のこと迎えに行こうか」
お気に入りのコートを着てずっと待ってたんだ
風が吹いたら ゆらゆらと ただ揺れるだけで だけど
おひさまが差したら僕はまた自由に飛べるさ

詞:宮崎ほなみ / 杉本ユーイチ
タイムマシンにさよなら」収録

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