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MINAMI WHEEL 2022

こんにちは。

note自体、久しぶりに書きますけれども、今回は絶対に書き残しておきたいそんなライブがありました。

Eggs presents FM802 MINAMI WHEEL 2022に出演してきました。

バンドが始まったのが、確か2016年のまさに10月ごろっていう風に聞いてます。Twitterのアカウントそんくらいになってるし。
杉本が入ってくるのはその次の夏ごろなんですけど、そうやって考えたらバンド活動まるまる6年かかって、ミナミホイール初出場です。ずっと目標にしてたイベントだったんで、出演決まった時から演奏終わって帰るまで、結構ずっとドキドキしてました。終わってからもドキドキしてたのはなんだったんだろうね。

心斎橋FANJにお集まりいただいた皆さんは本当にありがとうございました。
カッコ悪い話ですが、こんな若くもないし上手くもない、まして有名でもないバンドが初出場!て言ったところでお客さんが集まるか?って思ったらもう不安でしゃあなかったんですよね〜。

でも、憧れの舞台の1つですし。出るからには見に来てもらうためにできることはできる限りやる!ということで、(年下の)バンドに声かけて協力して騒いでみたり、友達に「他のバンドも見れるしこの時間だけ押さえてあとは好きにして〜!」とかいう声かけをしてみたり、正直、自分達も忙しくて盛り上げきれてなかった面はあるな〜〜と思いながら、10月の3連休に突入してしまいました。

自分のとこにマルつけてるけど目立たね〜

当日もリストバンドを着けてると見るやいなや、視聴カードを渡して見に来て(来い)と呼びかけてみたり。ジャンルが近しいバンドの演奏終わりを狙ってお客さんに声かけたり。土・日の2日間、ぶっちゃけBIG CATで見たかったバンドは1本も見れなかったですが、歩き回って動き回って、3日目を迎えました。

当日。正午からスタジオに入って最終確認。ちょっと早めに切り上げて、まだお客さんを呼び込めそうなバンドの終わり目で宣伝。できることは大体やったと思う。けどまだ不安でした。
会場入り。説明受けて、ストレッチして(ストレッチしてたらズボン破けたんですけど)、リハーサルして、本番お願いしまーすと。
この時、iPhoneで撮影のスタンドを立てようとしてる時に幕の端からチラッとお客さんがいるのが見えたんですよね。壁にもたれてスマホいじってる人が何名か。よかった、何名かはいるぞ、、、
演奏スタートの5分前。DJによる会場アナウンス。「まもなくスタートです!」からの、ジングルが流れるまでの間。多分世界で一番長かったな。

普段こんなんしてへんやろ

ステージの幕が開いた瞬間、は、僕はいなかったんですけど、後からダダーっと出てきて、「ミナミホイールーーーーーー!!!!」って呼びかけた次の瞬間でしたね。(え、めっちゃおらんかコレ????)てなりました。いろんなお客さんと目が合いました。仲間や友達もいた。ほんとうに感無量でした。オタク特有のクソデカ表現で例えるとアレです、マジで地の果てまでお客さんいましたよ。最近目が悪くなったから見間違いかもしれんけど。いや勘違いでも良いや。
ほんとに「ウワーーなんやかんややっててよかった〜〜〜!!!!」ってなりました。そこからはみんなと同じ記憶です。

それまでにも、ミナホに初めて出場したバンドたちの話はちょこちょこ耳にしてたんですよね。たとえばKANA-BOONも、初めて出た時はフロアに5〜10人ぐらいしかいなくてね〜とか。直前までの呼び込みでバンド内では「何人呼べた?」「あとはアイツとアイツとアイツで、、、うん、一応10人は居てるな、カナブーン超えた(笑)」とか言いながら不安を少しでも拭い去ろうとしてたんですけど。
なんか「がんばる」って大体がむしゃらに色々やることで、やったことに対して結果が伴わないなんてことはザラですけど、多分人生で初めて「がんばる」ってことがこんなに嬉しい結果につながったので、なんかがんばれそうな気がしてきました。そこんところも感謝です。

後から動画見返したら、全ての曲がほぼ1.2倍速ぐらいで演奏されてて、もう後半はちゃんと演奏できてなかったですが。、、、、最後の2曲は一番体力を使う曲なんですけど、もうどっかで休憩するとかでもなく、全身全霊でやってました。
でも最後の「キャットヘッドハート」の始まりのリフを弾いて、他の楽器が入ってきて、1番の歌に入るまでの間に、(え、これもう最後の曲か……)って、なんとも形容し難い、なんていうんですかね、寂しい気持ちになりました。そんだけ楽しかったしあっという間だったってことだと思うんですけど。

終わってからも一応、余ったカードとか配って回りました。でも精魂尽き果てたので、結局びっくりドンキーでメシ食って、19時hillsパン工場見に行って、そのあと翌日に備えて機材置いて、バンドマン仲間とちょっと喋って帰りました。すごく濃密な3日間だったな〜。眠すぎ。

そういえば、機材出す時にメンバーがスタッフさんに何人入ってたか聞いたらしいんですけど「今年FANJに出場したアーティストの中で3番目くらいに多かったっすよ」とのことです。
やべえ初出場3位は快挙だろ。注目しろもっと俺たちに。(突然イキる人

当日のMCでも言ったんですけど、バンドが始まって、初めてライブしたステージが心斎橋FANJでした。で、そこから6年経って今、ミナミホイール出場アーティストとして心斎橋FANJに帰ってこれました。すごく運命的なものを感じます。

まあ、最初のライブの時を知ってるのは宮崎と中野しかいないんですけど。そこから僕がリードギターで入ってきて、ギターボーカルに転向して、曲作ったり音源ちくちく作ったり、歌い方やギターの弾き方、ライブの仕方でずっと迷走して、岡田が入ってきて、ここ数ヶ月でライブのやり方をちょっと変えてみて。。今すごく思うことがあるんですよね。
あ、ライブのやり方を変えたときのマインドについては前の記事で話してる気がしますのでそっちも読んでみてください。

この記事にも書いてるんですけど、最近は本当に、ライブハウス全部に響き渡れ〜〜〜ぐらいの気持ちで音を出したり声を出したりしています。なんならそれを超えて、音の波がどっかの誰かの耳に刺され〜〜〜〜みたいな気持ちすらあります。
マイクに向かって話してたときは、本当に「もし興味があったら聞いて好きになってくれたら嬉しいですね」っていう、超淡い願いを100倍希釈した願望でもってライブしてました。まあ、好きになってくれる人が1人でもいればいいやという。今も何割かはそうですけど、どちらかというとパワータイプになってきて「ステージからとりあえず全力で投げかけるから、試しに投げ返してみてくれないか????!!??」ぐらいの気持ちでやってます。
実際、なんか元気ぽくやってみたら自分も自分に元気をもらってどんどん前のめりになっていけるから、楽しくやれるんですよね。最終お客さんも楽しそうにしてくれてWin-Winです。

ミナホで演奏した「ブルーバード」は、そういう、まだ見ぬお客さんであったり、まだ出会ってないバンドやライブハウスの人だったり、実は画面の向こうですでに聞いてくれている人だったり。もっと自分達の曲がみんなに届くようにと願いを込めたそんな曲なんです。
ブルーバード=青い鳥って、幸せの象徴ですけど、ここではお客さん(リスナー)のメタファーなんです。どれだけ追いかけてもなかなか捕まえるのは難しいけど、みんなのもとに曲が届くまではがんばるんじゃ!!というそういうエネルギーが詰まった曲です。
また思い出したら聞いてもらって、ライブにも聴きにきてください。

長くなってきたのでこの辺で〜

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