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イギリス旅行記

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2018年7月イギリス旅行の見聞録です.Sunderlandで開催されたAyakoのGlass Ships in Bottlesの個展と4年ごとに同地で開催される帆船レースの見学…
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2020年5月の記事一覧

帆船レースで賑わうサンダーランドの浜

帆船レースで賑わうサンダーランドの浜

TallShipとは帆船のことです.帆船レースには,大小百隻以上の帆船が参加します.この大航海時代のようなイベントは1956年に始まり,毎年ヨーロッパの海で続いています.2019年3月はNorway-Denmarkで実施されました.2020年はFrance-Spainのはずでしたが,新型コロナウイルス感染拡大のため2021年8-9月に延期になりました.ここで報告する2018年7月は,サンダーランド

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Bowes美術館Silver Swan

Bowes美術館Silver Swan

7月8日(日)はサンダーランド南西方面へ.南西50kmのBowes美術館は,ダラムにあるart, fashion&designの広範な収集がある. 中国の古代陶磁器のたくさんの収集があり,陶磁器の研究には特に良い展示だ.Must see objectsは10挙げられている.The silver swanが代表.18cのオートメーションからくり.毎日2p.m.に作動させる.若き天皇裕仁も訪れている.

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Bowes美術館モンキー・ツリー

Bowes美術館モンキー・ツリー

■モンキー・ツリー
これはモンキー・ツリーといいます.Bowes美術館の庭にあります.葉が固く尖って痛くてサルも登れません.切り倒した幹もありましたが枝の出た跡の節だらけです.観葉植物にモンキー・ツリーといって売っているものとは違うような気がします.この切株も年輪が明瞭ではありませんね?

ジャイアンツ・コーズウエイ

ジャイアンツ・コーズウエイ

ベルファースト2日目の7月25日は北方海岸に遠出しました.
この海岸の異形は表紙写真のようにgoogleマップでも見ることができます.

■玄武岩basaltの柱状節理
ジャイアンツ・コーズウェイはベルファーストの北西50kmにあります.
新生代の古第三紀(6千万年前)の火山活動で,玄武岩質の溶岩台地ができた.大量の溶岩basalt lavaが冷え固まるときに収縮して(乾いた田んぼの地割れのように

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ベルファースト

ベルファースト

7月24日に北アイルランド,Belfastに到着しました.Belfastはタイタニック号の母港で有名です.Newcastle→Belfastの400kmは小型ジェット機です.

ここも暑い夏とのことです.ベルファースト市内にて

シティーホール.1888年ヴィクトリア女王時代に建築.今も使われています.

この店の前を通っただけで,どんな店か知りません.

これは大きなビルのエントランス.この場所

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ザ・ダーク・ヘッジズ

ザ・ダーク・ヘッジズ



■7月25日の後半は,ジャイアンツ・コーズウェイの海岸から内陸に南下し,ノースアントリウムにあるブナの大木の並木「ザ・ダーク・ヘッジズ」に行きました.この地は15世紀のジェムズ1世ゆかりの地だそうで,1750年にスチュアート家により植えられたブナの木が大木になりました.フラクタルを思わせる枝.逢魔が時の暗いトンネルに魔女が現れるというが,出会いたいものだ.
幹の直径は80cmくらいはあろう.こ

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タイタニック記念館

タイタニック記念館

7月26日は北アイルランド,ベルファーストの3日目です.タイタニック記念館を見ました.19世紀後半は世界に急速な変化があった.移民,高速船,新通信方法(無線)=モールス信号は,タイタニックからのSOSを伝えた.これらにより世界は狭くなる. 
タイタニック号は,ホワイト・スター・ライン社の誇る世界最大の豪華客船(同型艦;オリンピック,ブリタニック)でしたが,サウザンプトン→ニューヨークの処女航海中に

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Vindolandaローマ人の遺跡

Vindolandaローマ人の遺跡

7月29日のvindolandaは時々雨で風が強く寒い.暑い夏の日射しの日々にすっかり慣れていたので,この日の高原の強風と雨には,手がかじかんで刺すような痛さ.

ビンドーランダはSunderlandの西60kmほどの所で,荒涼とした丘陵に続いています.ローマ人の遺跡を見に行く.街づくりは設計されており,床屋,肉屋,チーズ,さまざまな商店の存在がわかる.水道や排水設備も石で作られていた.ローマ帝国

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サンダーランド博物館(19世紀の新技術)

サンダーランド博物館(19世紀の新技術)

サンダーランド博物館には,7月6日と7月15日の2度行きました.
陶器の展示とガラスの展示,造船の展示に興味を持ちました.

■造船技術の展示コーナーにあった当時の技師が用いた道具です.
1879年のFuller's Rule:
フラー計算機
1878年(英国特許1044号および米国特許219246号)の土木工学教授であるジョージフラーが特許取得.速い計算尺らしい.

Naval Architec

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ニューカッスルへ石炭を運ぶ

ニューカッスルへ石炭を運ぶ

タインTyne川の河口から10kmのNewcastleは石炭の積出港でした.
To carry coals to Newcastle(無駄なこと)という句がある程です.

ここはイングランド北東部の都市州で,南はダラム州,北はノーサンバーランド州に接しています.タインTyne川の南5km程の所を平行して流れるウィアWear川の河口にSunderlandはあります.この付近は良質な石炭の産地でした.

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湖水地方

湖水地方

2018年7月21日(曇)にRamadaホテル発→M6経由でKendal11:00→山.カーライルから凄い下り→BlackWell邸見学→湖水地方へ.ウィンダミア湖→ワーズワース邸見学→トラウトベック(郵便局)→アルズウォーター湖→B5320,M6経由→カーライル→サンダーランド着21:30

■ワーズワースはここダブコテージに晩年の37年間(1850年没)過ごしました.博物館になっています.

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コツウォルド

コツウォルド

2018年7月19日

house44発→cotsworlds見学.Biburyでマスを食べる→Burfordで家具屋見学→Leefildミンスタラベル→Bourton→Stoke宿舎(Spode焼き物工場をホテルに改装)Spode宿舎は,WiFiはあるのだがつながらなかった.
■この日は,コツウォルドの田舎の建物風景に終始した.大変広い地域です.Spode見学は明日.

陶器のSpode

陶器のSpode

19日はStokeの窯業工場跡Spode宿舎に泊まり,20日は窯業博物館の見学をした. 釜がたくさんあって大勢働いていた時代が偲ばれる.今は窯の取り壊しが始められています.ここは残して博物館にしました.
広大な廃工場跡を(ギャラリーやホテルに改造中.3階宿舎に泊まる)Spode Musium見学後,Spode宿舎発→StokeのGladstone pottery博物館など見学した.

(ウォリント

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ストーンヘンジ

ストーンヘンジ

18日(水曜日)3
晴天.エイムズベリ発→ストーンヘンジ→Pewsey(川沿いの村)で午後2時の食事→マールバラ通過→スウィンドン通過→コッツウォルズ見学.St. Andrew教会→ブランズトーン着.宿泊は閑静な住宅House44(キッチンなど設備もあり自炊型,豪華な家具と住宅に感動する.
Pewseyのレストラン昼食のうちブラックプディングは口に合わず.丘陵地帯を走る.House44のWiFi環

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