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【SGDトーク】 都市の公園力を育てる(ゲスト:佐藤留美氏)<アーカイブ動画のみ有料>

今年度のSGDトークが始まりました!最初の3回は「地域協働」をテーマに、様々なゲストにお越しいただき、みどりの可能性を探っていきます。第1回目のゲストはパークマネジメントのスペシャリストである佐藤留美さん(NPO法人NPO birth, NPO法人Green Connection TOKYO)です。

日本の公園はまだまだ管理するという意識が強く禁則事項も多い中で、より社会に開かれ必要な存在となるにはどのような取り組みが必要なのでしょうか?多くの公園管理に携わり、海外の事例にもお詳しい佐藤さんのお話はとても興味深く、新しいみどりの可能性を感じさせるものでした。それでは、2021年6月3日19:00~21:30の日程で行われたこのトークについて、振り返っていきましょう。

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当日は、エクステリア業界で様々な事業を展開されている小松正幸さん(株式会社 ユニマットリック)とランドスケープデザイナーの三島由樹さん(株式会社 フォルク)のお2人が進行役となり、以下の流れでお話が進みました。

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第1部では三島さんから、SOCIAL GREEN DESIGNについてや、今回以降の3回連続のトークテーマである「SGD×コミュニティ(地域協働)」についてお話しいただきました。「複雑な社会課題に向き合っていくためには、地域コミュニティがみどりの計画や管理に対して主体的に関わっていく必要がある」という考えのもと、このトークテーマが設けられたようです。

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このテーマにおいては、3つのポイントがあるようです。これらのポイントについて意識しながら、お話を伺っていきたいですね。

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それでは実際に、第2部の佐藤さんの発表について振り返っていきましょう。


ゲスト・佐藤留美さんの自己紹介

佐藤さん:子どもの頃から生きものが大好きで、大学は昆虫研というサークルがある東京農工大を選びました。自然と人との関わりを論文のテーマとし、それがライフワークとなりました。下積み時代を経てNPO birthを設立。愛・地球博の地球市民村に「まちに地みどり館」を出展したことがターニングポイントとなり、その翌年(2006年)より公園の指定管理事業を開始。現在は72の公園を管理しており、都市公園コンクールでの受賞やパークマネジメントについて執筆する機会も増えました。また自治体の施策決定の場に委員として参画し、官民連携を基本とした実践的な提案を行っています。(参考:NPO birthGreen Connection TOKYO

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まちのみどり、人と自然との関係

私は仙台出身で、まちの中心にある材木屋の娘でした。仙台は城下町なので、まちなかには街路樹や公園はありますが、森や農地などは中心部の外側にあります。けれど大学のある国分寺・府中のエリアには、まちなかに畑が点在し、平らな土地に雑木林があってとても驚きました。

湧水の出る崖線の周り以外は、もともと水が乏しくて人が住んでいなかった場所だったのですが、1600年代に玉川上水が通って用水がひかれました。人が住みつくとともに、暮らしに必要な農地や屋敷林、雑木林が人の手でつくられたんです。するとそこにカブトムシやフクロウなど、多くの生きものが生息するようになりました。

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人間が関わることで自然が壊されると思ってきましたが、実は私たち日本人は、自然に働きかけることでより豊かな恵みを得る技術を持っているのです。人間も生態系サイクルの一部になり得るという事実は、私にとって大きな救いとなりました。さらにその自然と人間との関わり合いには、「そこにしかない」価値がある。その土地のアイデンティティはその関係性から生まれてきたということに気づきました。

ですから、自然を守り育むことは、その地域の文化を守り育むことと同じ意味を持つのです。現代の暮らしでは、直接的に自然とのつながりを感じにくくなってしまっています。けれどSDGsのウェディングケーキが示すように、自然と社会のつながり、つまりソーシャルグリーンデザインですね。そのつながりを取り戻すことがこれからの時代、一番求められる活動になると思います。

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みどりの力=公園力

コロナ禍で、私たちの管理する公園にも、多くの人が訪れました。これは海外でも同様の状況でした。公園にたくさんの人が集まって密になるリスクもありましたが、World Urban Parks(公園の国際ネットワーク団体)が旗振り役になり、また日本でも国土交通省が、公園を開放して安全に利用してもらおうと、さまざまなPR活動を行いました。この緊急事態において、身近にある公園、みどりの存在価値があらためて認識されたと感じています。

コロナ禍で注目された公園の機能ですが、公園、みどりには、さまざまな機能があり、私たちはそれを公園力と呼んでいます。またグリーンインフラ(自然環境が有する機能を社会における様々な課題解決に活用しようとする考え方)という言葉も浸透してきました。例えば気候変動の影響でゲリラ豪雨や洪水などの都市災害の問題がクローズアップされていますが、公園は自然のダムとしての貯水機能があります。この写真は国分寺崖線ですが、まちなかにあってこんなにも美しい景観を創り出しています。

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また公園を利活用することでコミュニティを活性化させることができます。地域の庭と訳されるコミュニティガーデンでは、花やみどりを通して人と人とをつなぐことができます。都市農地は新鮮な野菜を私たちに提供してくれますし、国分寺の「こくベジ」のように地域のブランドとして産業振興にも役立ちます。公園を健康づくりの場として活用するヘルシーパーク事業も広がってきています。

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またまちなかの公園にも、多くの生きものが生息しています。名前に「トウキョウ」がつく生きものもあるんですよ。例えば「トウキョウサンショウウオ」「トウキョウダルマガエル」など。どちらも絶滅危惧種で、私たちの管理する公園では保全活動をしています。またこういった希少な生きものが身近に暮らしていることを知らせて、活動に参加する人を増やすために、NPO birthではパークレンジャーという役職があり、さまざまな環境教育を行っています。公園は、そういった教育や福祉に役立てる場でもあります。

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公園とアートも相性がよいんですよ。公園に隣接する美術館とのコラボでワークショップをしたり、アーティストの公開制作の場をつくったり、新しい文化を育む拠点として機能させています。 また、みどりが地域の資産価値を上げるという考え方は、海外の先進都市では当たり前になっています。ニューヨークのハイライン、ソウルの京義線スッキル公園しかり。公園ができたことによる周辺地域への経済効果は目を見張るものがあります。実は海外の事例では、SGDの考え方を取り入れて、みどりを配するだけではなくみどりを通したコミュニティ形成をしているんです。日本でも、マンション建設とコミュニティガーデンをセットで実践した事例がグッドデザイン賞をとるなど、その効果が目に見えて現れてきています。

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また、みどりが地域の資産価値を上げるという考え方は、海外の先進都市では当たり前になっています。ニューヨークのハイライン、ソウルの京義線スッキル公園しかり。公園ができたことによる周辺地域への経済効果は目を見張るものがあります。実は海外の事例では、SGDの考え方を取り入れて、みどりを配するだけではなくみどりを通したコミュニティ形成をしているんです。日本でも、マンション建設とコミュニティガーデンをセットで実践した事例がグッドデザイン賞をとるなど、その効果が目に見えて現れてきています。

公園、みどりは、ただあるだけではその力を発揮できません。これらを使って、活かして、育てることで、力が発揮されます。

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そのような視点で公園づくりを進めれば、自然も人も、まちも元気になります。このマップは、私たちが思い描くまちの姿です。これは夢の絵のように思えますが、実は都内で実際に行われている活動をパッチワークのように集めてきたイラストです。みどりを育むことは特別なことではなく、誰もが楽しみながら参加すれば、こんなまちが実現できます。まさにSGDですね!

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みどりのチカラを引き出す仕事

こういった、みどりの持つチカラ、価値を引き出す仕事は今までなかったのではと思います。そういう仕事を創り出すために設立したのが、二つのNPO法人です。こういった組織を、みどりの中間支援組織と呼んでいます。私たちは、公園や緑地をまちづくりに活かすという視点で、産官学民、さまざまな地域主体のプラットフォームとなり、環境資産の継承、暮らしの質の向上、地域の活性化に協働で取り組んでいます。シンプルにいえば、みどり、人、まちをつなぐ役割です。

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実は海外には、多くのみどりの中間支援組織があり、多くの雇用を生み出しています。私は最初のNPOを設立した際に、日本にはモデルがないと感じてすぐアメリカへ飛び、現地のNPOにインターンとして入り、運営について学びました。アメリカでは、公園緑地は社会課題の解決手段として認識されていて、中間支援のNPOが地域主体とともにさまざまな活動を展開しています。例えばサンフランシスコで街路樹を植樹しているフレンズ・オブ・アーバンフォレストは、70年代に市が街路樹植栽をストップしたことを受けて設立されたNPOです。住民からの申し出を受けて、トレーニングしたボランティアとともに、何万本もの街路樹を市内に植えています。そのような中間支援のNPOがアメリカにはたくさんあるので、ネットで調べては直接訪ねてドアをたたき、彼らに多くのことを教えてもらいました。また2000年頃にニューヨークで開かれた公園とまちづくりをテーマにした国際シンポジウムに参加したことも大きな契機となりました。

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アメリカではNPOの存在意義を体感することができ、ミッションの重要性、ステークホルダーの合意形成の取り方、組織体制のつくり方など、多くのことを学びました。NPO birthは専従0名からのスタートでしたが、アメリカでの経験をもとに運営体制を整え、事業を展開することで、いまは50名を超える有給スタッフが働いています。NPO birthでは3つの専門チームがあり、自然と人をつなぐパークレンジャー、人と人、まちをつなぐパークコーディネーター、自然の力を引き出すリソースマネージャーが力を合わせることで公園力を引き出し、さまざまな社会課題の解決にあたっています。

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私たちはいま、里山・里海、都市の公園など、18の都立公園と54の市立公園の管理を担っています。どの公園にも、その公園独自の特性があり、また公園を取り巻く地域にも特性があります。これらの特性-ポテンシャルを地域の産官学民とともに引き出すことで、公園も地域も元気になる、そんな公園づくりを行っています。

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そのような力を引き出すキィになる役職がパークコーディネーターです。都立公園94施設のうち9施設が管理運営の最高評価を得ていますが、そのうち4施設がパークコーディネーターが配置されている公園です。公園の利活用による地域の活性化、協働による自然環境の保全などが高い評価ポイントとなっています。

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またパークコーディネーターは、みどりのまちづくりに関わる人を育てて、増やしていくために、段階的なプログラムを企画しています。まずみどりの存在に「気づく」段階ではイベントやボランティア体験、「考える」段階では講座やインターンの機会を提供、「行動する」段階ではさまざまな市民企画を支援する役割を果たします。

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そして、こんなことが公園にあったらいいな、やってみたいな、という市民の想いを実現するサポートをしているのです。

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私たちは公園をハブに、人やモノ、情報、お金など、まちのリソースが集まりめぐることをあとおししています。そうすると、インタラクティブ(双方向)な関係性が次々に生まれて、新しいプロジェクトやビジネスが育って地域に根付いていくんです。公園力を引き出せば、、確実に、自然も、人も、まちも元気になる!指定管理をはじめて15年が経ち、そういった手ごたえをどの現場でも感じているところです。

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参加者からの質問タイム

三島さん:佐藤さん、今回はとても貴重なお話をありがとうございました。参加者の方からの質問に入る前に、1つ質問をさせてください。今回のトークは日本全国色々な所から観て下さっている方がいると思うのですが、佐藤さんが取り組まれているような活動を担える、中間支援組織に属するようなプレイヤーがいない地域も多いと思います。そういうところではどのように公園力を高めていけば良いのかを教えていただきたいです。

佐藤さん:日本では、公園は施設として「管理」するもの、という認識が長らくありました。一方、(なぜサンフランシスコなど海外はできて、日本では広まらないのかという参加者の質問が挙がっているようですが)、海外では公園は社会課題の解決のために「活用」するものという認識があって、教育や福祉、健康増進、地域活性化に役立てられています。そうすると、管理に加えて活用を得意とする団体が求められますし、課題解決のためには地域の多様なステークホルダーの協力を得なければなりません。そのため海外では、公園緑地の活用を専門とする中間支援組織が活躍しているのです。

海外では中間支援組織の多くがNPOです。彼らは専門知識と経験を持つスタッフを揃えていて、社会変革のエンジンとも呼ばれています。市民のニーズを把握し、実現するためのリソースを集め、市民はもちろん、行政や企業とのコラボレーションにより社会実装化していく様は本当に見事です。職業としてもNPOは一番人気があると言われていて、優秀な人材は、NPOや行政、企業を行き来して、最終的に自分でNPOを立ち上げ事業化しています。私たちは、そういうプロフェッショナルな中間支援組織を目指そうと考えて、NPOを立ち上げました。

日本では、外郭団体として中間支援組織をつくっている自治体もありますが数は多くありません。私たちのように、公園緑地の指定管理者に中間支援組織が入る方法は実現しやすく、自治体にとっても地域にとってもメリットがあります。西東京市では指定管理者の公募の際に、協働担当の配置が条件にあり、現在NPO birthのパークコーディネーターが活躍し、高評価を得ています。さきほどお話したように、都立公園も同様です。これらの成果を見ても、また海外の状況を見ても、公園緑地の管理者は中間支援的な役割を果たすべきですし、これからますます需要が高まると思います。ですから、いま現在公園を管理している団体も、こういった中間支援組織と組んだり、この手法を学んで実践していくことが必要だと思います。

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佐藤さん:(それではこちらの参加者の質問からお答えいたします。)市に相談してみることができればよいですが、難しそうな場合は、私たちにご連絡ください!行政の職員は協働の意義は理解していても、具体的に市民とどう連携すればよいのかわからないという方も多いんです。逆に市民もそうですよね。

小松さん:佐藤さんたちの組織は、行政と市民の間を結ぶ通訳のような存在ですね。

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佐藤さん:地方は自然が豊かではありますが、山も田んぼも民有地ですから、よその人が気軽に入れる場所ではなかったりします。子育て世代などは、のびのび遊んだり、自然と触れ合えたり、いろんな人と交流できる公園のようなオープンスペースをのぞんでいて、しかもそこに楽しいプログラムなどがあればきっと参加者は多いはずです。地方の公園だからこそできること・・例えばディキャンプ、焚き火、フェスなど、アウトドアを楽しむプログラムとか。またどんな地域でも、技を持っている方々はいらして、そういう方々を掘り起こしてマルシェをしたりなど。やってみると、驚くほどの反響があると思いますよ。

三島さん:造園家の井下清さんが書いた「公園のない未来」という1928年のエッセイがあって、そこには2028年には公園がなくてもよくなるという内容が書かれており、とても感動しました。

佐藤さん:それは、まち全体が、まるっと公園になるというイメージかなと思います。まち全体がシームレスにつながっていく。いま緑道=グリーンウェイが海外でもトレンドなんですよ。緑道は、徒歩で、自転車で、そして生きものたちも行き交う場であり、さまざまな地域の拠点を結ぶ道でもあります。まさにシームレスにまち全体をつなぐ基幹道路です。私たちも玉川上水緑道や狭山・境緑道など、10~20㎞の都内の緑道を管理していて、さまざまな可能性を感じているところです。

小松さん:まさにシティ・イン・ア・ガーデン(シンガポールにおける緑化計画)のようですね。

佐藤さん:はい、例えば江東区にはCIG(シティ・イン・ザ・グリーン‘=みどりの中の都市)という係もあって、コミュニティガーデンやポケットエコパーク、ベランダガーデンなど、区民との協働でみどりいっぱいのまちをつくるプロジェクトをすすめていて、先進的なんですよ。

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佐藤さん:公園という施設は、みんなの共有地、昔でいえば入会地(いりあいち)です。里山の入会地では、みんなで使用ルール(村の掟のように)を決めていました。やはりさまざまな人が使う場では、一定のルールは必要です。そういったルールは、コミュニティの人たちと対話を通して柔軟に決めていくのが一番よいのです。なぜ一律に禁止事項ばかりになってしまうかというと、そういった細やかなコーディネートをする余裕やノウハウが管理者側にないというのが大きな理由のひとつです。

小松さん:佐藤さんたちはどんなコーディネートをしているのですか。

佐藤さん:公園の協議会や自由参加の懇談会などを開いて、オープンに話し合いを重ねたり、マナーアップのキャンペーンをしたり、さまざまな方法で来園者とコミュニケーションをとっています。クレームやご意見が来た時には、公園と地域にとっての最適解を一緒に考えるようにしています。また公園をこんなふうに使いたいなどアイデアをお持ちの方とは、どうやったらそれが実現できるかについて話し合います。どの公園でも、そういったことができるようになれば、禁止ばかりというイメージはなくなっていくと思います。

小松さん:公園の禁止事項を取り除いた例もありますか?

佐藤さん:はい、あります。例えば板橋区では愛犬を連れて公園に入れなかったのですが、私たちが行っているマナーアップの事例をモデルに、普及啓発のキャンペーンを行い、いくつかの公園でワンちゃん連れで入れるようになりました。

三島さん:中間支援組織の最先端の取り組みをされていく中で、どのような進化をさせていきたいのかを伺いたいです。大きな質問にはなってしまいますが、NPO birthのことでも構いませんので、よろしくお願いします。

佐藤さん:これからはどんな組織も、企業も自治体もNPOも市民団体も学校なども、みんな「つながる」という意識を持って、それぞれの役割を果たしていく時代になっていくと思います。そのときに、公園、みどりはみんなを「つなぐ場」として、私たちのような中間支援組織は「つなぐ役割」として、ますます需要が増えていくはずです。みどりと社会をつなぐ、まさにSGDを担う人財が求められる時代が来ています。私たちも、ソーシャルグリーンデザイン協会のみなさんと、二人三脚で進化していきたいと願っています!

小松さん・三島さん:ぜひこれからも、ご一緒させてください。本日は、ありがとうございました。

小松さん:佐藤さんのような方が増えると、世界が変わっていくように思います。ではまた次回お会いしましょう!

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次回のゲストは都市林業という新しい分野で活動をされている湧口善之さん(都市林業株式会社)で、テーマは「都市林業のある街」です。町の中でゴミになっていくような木材を活用して、地域共同していく取り組みをされています。(お申し込み・詳細はこちら

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【SGDトーク】 SGD×コミュニティ#01 プロフィール

ゲスト
佐藤留美(さとうるみ)
NPO法人Green Connection TOKYO
NPO法人NPO birth事務局長。NPO法人Green Connection TOKYO代表理事。 東京農工大学農学部森林利用システム学科卒。公園など都市のグリーンインフラの機能を高める様々な取り組みに精通し、コーディネート力も抜群のスペシャリスト。みどりのオープンスペースに関わる産官学民のネットワークを創出し、パートナーシップ事業を展開している。みどりの中間支援組織の設立者として、全国の公園緑地やオープンスペースの保全・利活用についての相談対応・企画運営に多数携わっている。NPO birthは第1回グリーンインフラ大賞国土交通大臣賞を受賞(2021)。指定管理公園は現在72公園あり、都市公園コンクールにおいて国土交通大臣賞など数々の賞を受賞。(一社)公園管理運営士会理事、(公財)日本花の会理事、茨城県自然博物館助言者、NPO法人都市デザインワークス理事。著書に「パークマネジメントがひらくまちづくりの未来」(共著、マルモ出版、2020)。
ウェブサイト:https://www.npo-birth.org (NPO birth)
https://green-connection.tokyo (GCT)

コーディネーター・聞き手
小松正幸(こまつ まさゆき)
株式会社ユニマットリック 代表取締役社長 / (一社)犬と住まいる協会理事長 / NPO法人ガーデンを考える会理事 / NPO法人 渋谷・青山景観整備機構理事 / (公社)日本エクステリア建設業協会顧問 / 1級造園施工管理技士
E&Gアカデミー(エクステリアデザイナー育成の専門校)代表。RIKミッション『人にみどりを、まちに彩を』の実現と「豊かな生活空間の創出」のために、エクステリア・ガーデン業界における課題解決を目指している。

三島由樹(みしま よしき)
株式会社フォルク 代表取締役 / ランドスケープ・デザイナー
1979年 東京生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒業。ハーバード大学大学院デザインスクール・ランドスケープアーキテクチャー学科修了(MLA)。マイケル・ヴァン・ヴァルケンバーグ・アソシエーツ(MVVA)ニューヨークオフィス、東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻助教の職を経て、2015年 株式会社フォルクを設立。 芝浦工業大学、千葉大学、東京大学、日本女子大学、早稲田大学非常勤講師。Tokyo Street Garden 共同代表。八王子市まちづくりアドバイザー。加賀市緑の基本計画策定委員。白山市SDGs未来都市推進アドバイザー。IFLA Japan委員メンバー。登録ランドスケープアーキテクト(RLA)

アーカイブ動画の視聴について

▼今回のSGDトークの全ての内容は、以下のYoutube動画にてご覧いただけます。ご希望の方は以下よりご購入ください。

https://form.run/@SocialGreenDesign-archive

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