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「第1回 SGDメンバーミーティング in 宮城」 平地の杜視察レポート 2023年5月24日(水)

平地の杜視察レポート

「地域とみどりの循環を考える」

 このたび、SOCIAL GREEN DESIGN(以下SGD) メンバーの皆さんを対象とする第1回メンバーミーティングを仙台と石巻を舞台に1泊2日で行いました。SGDメンバーであり、ウィーアーワン北上代表の佐藤尚美さんに平地の杜をご案内していただきました。

平地の杜について説明をしてくれている佐藤さん

平地の杜とは、東日本大震災によって被災し人が住めなくなってしまった石巻市北上町の集落跡地をもう一回杜に戻すことで、人々がまたそこに身を置きたくなる、訪れたくなる、気持ちの良い美しい場所へと蘇らせるプロジェクトです。

平地の杜 公式サイト
平地の杜の様子

 佐藤尚美さん達は、杜づくりと並行してどんぐりや実生苗から育てた、苗木を栽培していたり、

どんぐりや実生苗から育てている苗木

震災前にここに住んでいた人たちから聞いた「ここに来て集まってお茶を飲みたい」という意見を元に、小屋づくりを行ってきました。

地域の人達とワークショップで作った小屋

 佐藤尚美さんたちは、何度も試行錯誤しながら、少しずつ実践し、経過を観察し、平地の杜という大きな敷地の中で土を作るところから始め、植物が天然更新して育つ杜を作っていました。そのために、地域の人や専門家などいろんな人たちと手を取り合って杜づくりを行なっていました。

平地の杜の循環について話す佐藤さん

杜自体が自然と循環しているだけでなく、ここで活動したいと思う人を新たに呼び寄せたり、平地の杜で使う材料を地域の人から引き取ることで地域の人が助けられていたり、平地の杜のプロジェクト自体が地域に良い循環をもたらしているなと感じました。
自分達の手で次々と実践していることだからこそ言える佐藤さんの言葉は力強く私たちの胸に刺さりました。

平地の杜での集合写真

 平地の杜を見学した後は石巻・川のビジターセンターでお弁当をいただきました。ボリューム満点でとても美味しくいただきました!

ボリューム満点のお弁当

次は最後のレポートになります。
最後は今回のメンバーミーティングの参加者皆さんで旅で学んだことなど、参加者さんのSGDに参加して変わったことなどをディスカッションした様子をお届けします。



テキスト:上野山波粋(株式会社フォルク)
写真:飯島友輝(株式会社フォルク)

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