新しい開発チームに挑戦してみようと思う #1

きっかけは現チームの解散

私が入社してから、常に存在するチームがある。このチームは、主に私たちにお客様を運ぶための、販売・予約の管理システムの保守開発である。保守開発といっても、仕事は様々である。大きくまとめると以下がある。
・UXの向上、業務効率化
・不具合の修正
・新規開業に伴う定常業務
・新しいビジネス、新しい業務のための開発
3年間、メンバーが入れ替わることがあっても、常に価値を出してきたこのチーム。しかし、突如チーム解散の危機が訪れた。

画像1

当時の開発チームは4名。うち、2名が外部の協力会社からのメンバー。しかも、3年近く携わってきた、古参のメンバー。最初、入ったときは、古い技術しか使えない場所におり、ウォーターフォールでの開発しか知らなかったが、そこから一生懸命教育し、どこに出しても戦力になるくらいには教育もしてきた。また、コロナ禍の苦しい時期でも、何とか契約を維持できるようにお願いしてきたメンバー。交渉により、1名は3ヶ月延長してもらったが、正直辛い。さらにタイミングが悪いことに、残り1名も社内都合で別プロジェクトに移ることが決まっていた。

新しいコンセプトでチームを作ろう

チームを再構成する必要があるが、人がいなくなるので、人を集めるところからやり直しである。
幸いにも、ツイートがバズってくれたおかげもあり、協力してくれる人はたくさんいた。ただ、折角やるなら、挑戦したいとも思った。そこで考えたのが、「業務経験3年以内の人で自主経営組織(セルフマネジメント)を作る」。2021年10月時点で決まっているメンバー構成は以下のとおりである。

画像2

4名のうち、メンバー①は半年前に未経験からエンジニアになったばかり、②も10月からエンジニアになる。パートナーCの経験は2年程度。抜けることが決まっているパートナーBの交代要員も同じくらいのスキルを考えている。さらに、POにも1人、予約担当の現場から入ってきてもらう。もちろん、POを行うのは、初めてである。

会社の売上に大きく貢献するシステムの保守・改善なので、とても大事なものではあるが、彼らだけで大量にくるミッションをこなすことはできるとは思っていない。そこで、サーバサイド、フロントエンド、インフラ、アジャイルコーチとそれぞれでサポートするメンバーにいつでも聞ける準備を整えている。この人たちは他の業務も持っているが、チームが自主的に望んで動けば、優先的にサポートを受ける権限を付ける。そして、保守といいながらも、新しい技術を使ってもらうし、チーム全員がまともに触ったことがないインフラにも手を出してもらう。

結果が出るのは半年後

このチームがどうなるのか、正直分からない。ただ、半年後にどのように成長しているのかは楽しみである。
定期的に状況を書いていこうと思う。