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新しい開発チームに挑戦してみようと思う #5

近況

年明けから、少し立て込んでおり、久しぶりの投稿になってしまいましたが、プロジェクトも終盤を迎えてきたので、近況を書きたいと思います。
※2022年3月時点の内容です。

年明けからメンバー入れ替え

以前少し話したと思いますが、年末になり、長くプロジェクトに携わっていた方が抜けることとなりました。別れあれば、出会いもあるわけで、新しくメンバーも増えました。これで、チームの入れ替えはひとまず完了。新しい顔ぶれで再出発です。整理すると、こんな体制です。
緑の社内メンバーは、5月、10月、1月の3名。いずれも、エンジニア歴1~3年目です。

チーム体制

開発の状況

入れ替えもあり、年末年始は少しドタバタしましたが、Findy Teamsで見てみる以下でした。

年末年始の状況

入れ替わりのタイミングはさすがに混乱もあり、生産性も下がりましたが、1月末には元の状態にまで回復しました。プロジェクトで一番長かったメンバーが抜けたということを考えると、チームがうまく回るようになっていたのだと思います。

レビューがクローズされない問題

一方でグラフを見てみると、レビュークローズまでの時間がかかっており、タスクが中々締まっていないことがわかります。2/1時点では、93.3h。つまり、4日かかっている状況です。さらに詳細を見ると、レビュー後からクローズまでが90.4h。つまり、レビューまではすぐに着手しているのに、クローズしていない状況でした。原因を確認してみると、以下の2つが問題として上がりました。
1) レビューでコメントが上がっていることに気づかない。
2) レビューは完了していても、プロダクトオーナーの確認が完了しないので、放置している。

2/1時点のプルリク状況

もちろん、手が空いたら次の作業に移るのですが、作業がクローズしないまま進むと何が起きるのかというと、作業切り替えのオーバーヘッドが発生し、スイッチングコストが発生したり、コンフリクトが発生することで、無駄な時間が生まれます。
1)については、レビュー完了後にSlackへ自動通知するようにしました。
2)については、プロダクトオーナーのレビューを毎日実施できるように変えました。
改善結果は以下の通り。時間が約半分で終わるようになりました。そして、それに合わせてプルリク数が増えます。つまり、生産性が向上したというわけです。

3/1時点のプルリク状況

その他に工夫していること

チームとしては、大きな開発を6ヶ月かけて行いながら、細かな改善を同時にリリースするという、少し特殊な体制をしているのですが、このような開発をするときに起こるのが、大きな開発がマージできないという問題です。
これにどうやって対応するのかというと、実は開発したものを少しずつリリースしています。不安に思う人もいるかもしれませんが、個人的には機能をオフにしてでもリリースを続けたほうが、リスクは抑えられます。
さらに、メリットなのは、本当に有効にしたいものがあれば、早くリリースできるということです。というわけで、まだ開発は続いているのですが、実はこっそりと変わっている部分もあります。4月には大きなリリースを計画しているので、今後も楽しみです。