新しい開発チームに挑戦してみようと思う #2

新チーム始動

前回、お話した開発チームであるが、いよいよ始動した。
まずはチーム名を決めたのだが、技術的には未熟なメンバーがアジャイルの土壌を耕して、成果を出していきたいという理由で「アジャイルファーム」とチームで話し合い決めた。どのような成長を遂げるのか楽しみである。

チームに与えた課題

保守・改善ということで、定期的に上がってくる課題にも対応しないといけないのだが、改善と新規開発の中間くらいの開発を任せることにした。
早速、開発に着手するが、インフラ含めて、APIの開発が必要になる。今まで、こういう開発があると、一定以上経験した人がシステムの基盤を作り、メンバーがその基盤を使って、APIを追加する形をとるが、基盤も含めて、チームにお願いしてみた。
ただ、さすがに何もないと混乱するため、彼らに与えた課題は以下である。
・JDK 17を使うこと
Spring Initializrを使って、プロジェクトをつくること
・ログ出力するためのロガーを作ること
・ORMapperは、Bootiful SQL Template を使うこと
・OpenAPIを利用して、API仕様書を書くこと
・ECS + RDS を使って、AWS上に環境を作ること
・AWS CDK でインフラをコード化すること

課題を与えた後に分かったことであるが、この作業をやったことがある人は1人もいなかった。

開発の様子

最近、ペアプロやモブプロがうまくいっているのが良かったのか、それとも、誰も作業をやったことがないので協力しないとできないと思っているのか分からないが、とにかく協力して進めている。
細かな様子は分からないが、朝会が終わると必ず、リモート通話で集まって、何かしている。楽しくやっているし、頻繁にコミットもしている。ただ、自分たちが別々にやったほうがいいと判断したときには、それぞれで手分けして作業しているらしい。また、うまくいかないときは、質問が飛んでくる。AWSは全く分かっていなかったので、有識者を捕まえ、一緒に画面を見ながら、1つずつ作業することもあった。
もっと進めないと思っていたが、1週間で形ができてきた。多分、たくさん業務を抱えている自分がやっていたら、ボトルネックとなり進まなかっただろう。
思い切って任せてみるのも意外に悪くはない。