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ピンチはチャンス!大逆境のコロナ期での現場とエンジニアの戦い

AgileJapan 2020 で、「ピンチはチャンス!大逆境のコロナ期での現場とエンジニアの戦い」という内容でキーノートをさせていただきました。折角なので、感想を書きたいと思います。

登壇の内容

今回のお話は、コロナによって大打撃を受けた宿泊業の星野リゾートが、どのような状況に陥り、そこからどのような活動を通じて、ピンチを乗り切ろうとしているのかというお話を、エンジニアの側面から切り込んで紹介するというお話でした。
登壇内容の中では、AgileJapanということもあり、もちろんアジャイル開発には触れているのですが、裏をいうと、アジャイルをがっつりやっているというのではなく、自分たち員あった自然とやりたいことをスピーディーに実現するとなると、アジャイルが組み込まれていたというところが、振り返ってみて、面白いポイントだと思いました。

変わる勇気・変えない勇気

実をいうと、弊社では、アジャイル開発が素晴らしいと思ってやっているスタッフは情報システム以外にはおりません。むしろ、アジャイルという言葉自体知らない人も多くいます。
では、何故、アジャイル開発をしているのかというと、色々と試行錯誤した結果、アジャイル開発というのが、自分たちが強みにしてきた組織文化やプロセスと一番マッチし、うまくいっているからなのです。今回のテーマ「変わる勇気・変えない勇気」でいうと、変えない勇気というのが、まさにこの部分ですね。ただ、この組織文化がなければ、企業も急激に成長してこなかったというのもあるので、私たちにとっては鶏が先かと卵が先かという気もしています。
一方で変わり続けている部分もあります。影響の大きかった今回のコロナ禍では、不確実性と変化にあふれた状況で、その中で適応するためには変化するしかありません。これがゆっくりした変化だったら、見逃していたかもしれません。変わらざるを得なかったという状況が、むしろ私たちにとっては良かったのではないかと思います。
変わることにははすごくエネルギーが必要ですが、強くなるためには、変わり続けるしかありません。変わる方向が間違っていれば、失敗することもあり、後悔もするとは思いますが、失敗したら改善していけばいいだけです。その覚悟を持ち続け、歩みを止めずに進めるかというのが、「変わる勇気」の本質なんじゃないかと思っています。

最後に

今回、アジャイルジャパンに初めて参加したのですが、どのセッションも有益で、そのような中に登壇させてもらったことがよい体験になりました。
登壇準備などで見れていないセッションもあるので、あとでゆっくり見たいと思います。