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落語の世界へ②

七代目笑福亭松喬の元へ行こうと決めたのは前述の通り
現代性、古典性の横軸、大衆性、芸術性の縦軸のちょうど真ん中に位置すると思ったからだ。

現代性のざっくりした定義は、【新作落語】【古典の現代的な解釈】の二点。師匠は新作は殆ど「月に群雲」しかやらないが、古典落語の中に現代的な解釈が沢山入っていて、聞きやすかった。
その上で大衆に寄りすぎていない。この人にしようと決めた。

後日にはなるが、入門して一門会を見に来てくれた演劇をやっていた頃の友達が、坂本さん(僕のことです)が松喬師匠のところに行くのよくわかります。と言ってくれた。この言葉はとても嬉しかった。

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