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パッケージに心惹かれて【 ダイナマイト・ザ・ラスベガス 】(SFC)

注意:本記事はレトロフリークのセーブ&ロード機能を利用した方法でプレイしており、通常のゲームプレイの感想文ではありません。

気になるパッケージ…。

中古ショップで裸のソフトを眺めていると、やはり多いのはサッカー、野球、麻雀、競馬にゴルフ、そしてたまに本作のようなカジノゲームも混じっている。航空会社として有名だったヴァージン・グループの中の一社ヴァージン・ゲームが制作した本作「ダイナマイト・ザ・ラスベガス」もよく見かける一本だった。
そしてカセットのラベルをよく見ると、なにやら主人公らしき人物が見覚えのある色の服を着て、特徴的な佇まいをしている。これは気になる...!こんな小さいラベルの絵ではダメだ。買おう!箱付きを!

買った。箱付きのレトロゲームがもてはやされる時代に本作は破格の800円だった。そして気になっていたパッケージも拝むことができた。

似てる。

髪の色は違えど、黄色い服!この佇まい!その肩!やっぱりこの人ジョジョの奇妙な冒険3部に出てくるDIOにそっくりだよ!94年にこんなパッケージにしちゃうとは、ヴァージンゲームはなかなかにジョジョが好きだったんだろうな...。
なんだかパッケージだけでだいぶ満足だけど、そろそろゲームも遊んでみよう。

ラスベガスに消えた父を探せ!

そんな本作のストーリーはラスベガスを裏で牛耳るディーラー組織「シェンロン」と戦い、失踪した凄腕ギャンブラーの父を探すため、主人公ダイナマイト・ブリットこと「ブリット・スカイラー」がラスベガスのカジノに立ち向かうというもの。

ラスベガスに点在するカジノで目標金額まで稼げばステージクリアだ。カジノを制覇していき、シェンロンと父の手がかりを辿っていこう。もちろん探す方法はただ一つ!聞き込みだ!

こっちの顔はディオ・ブランドーっぽくも見える

カジノのゲームはブラックジャックに、ポーカー、ルーレット、スロットマシンなどRPGのカジノにありそうなものから、ポーカーの役を全て逆転させたローポーカーや、サイコロを使ったダイショウ、チンチロにビッグホイール、キノと和風なギャンブルから初めて見るものまで色々と揃っている。

スロットマシーンは楽に稼げるけど、甲高い回転音が正直ツラい!
大穴を狙えるダイショウ!この情報量の多い画面はクラっとくるぜ!

しかしゲーム画面の演出やBGMなどは非常にシンプルかつ淡白で、ただ黙々と遊ぶことになるので、普通に遊んでいたら結構ツラい。
お金は稼いでも微妙にストーリーが進行するだけで、ご褒美というご褒美はなく、買い物が出来たりなども無く、ただステージクリアのノルマになっているのがやっぱりツラい。
まぁここはYoutubeとか片目で見ながらスロットマシンを遊んで一儲けするか…えっずっと遊んじゃダメなの?

えー!

バレなきゃあイカサマじゃあねえんだぜ!

まぁそんなわけで今回は己のスタンド能力「レトロフリーク」のセーブとロード機能を利用してクリアまでちょっと近道をしました。というか、ガチで稼ぐとなると時間がいくらあっても足りないぞ。
ルーレットやダイショウは先に結果を見てそこに全部賭ければ大儲けできるし、ブラックジャックやポーカーは負けても巻き戻せばテンポ良く進められる。過程や…!方法なぞ…!どうでもよいのだァーーッ!(コラ)

シェンロンへの鍵となる怪しげな婆さん。何故カジノのお姉さんたちよりもグラフィックが凝ってるの!?

ストーリーは序盤、主人公の起伏のない聞き込みが続くが、終盤ではついにシェンロンのアジトにて四天王との連戦(ローポーカーが難しかったぜ!)、そして大ボスであるホワイトシェンロンとのラストバトルと一応の盛り上がりを見せて、誰しもが想像できるであろう結末でストーリーは完結する。

ラストのドヤ顔が素敵だ

そんな訳で、ゲームの種類も結構あり、一応のストーリーは存在するものの、それ以外はとてもシンプルすぎる故に「カジノはやはりお金に使い道がちゃんとあるゲームで遊びたいな」と思ってしまう一本でした。( そういう意味でRPGとカジノゲームの相性が良いのもわかる )
しかし個人的にはこのパッケージだけで大満足なので大満足です(?)


DATA

ダイナマイト・ザ・ラスベガス
発売 / 開発:ヴァージンゲーム
対応ハード:SFC
発売日:1994年4月28日
ジャンル:テーブルゲーム



映画鑑賞と積みゲーの資金となります…たぶん