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異世界テトリスへの招待 【 テトリスエフェクト 】(PS4/PSVR)

ルミネスからテトリスへ

PSVR。新たなハードには必ず先駆的なクリエイターが付いてくる。そして今回も彼の姿があった。そう、水口哲也だ。
音ゲーとは違うアプローチで音楽とゲームを融合させたゲームを作らせたら彼の右に出るものはいないだろう。PS2ではRez。PSPではルミネス。Kinectではチャイルドオブエデンを。そしてPSVRではテトリスエフェクトをリリースした。

なんと今回は己の手札のルミネスではなく、落ちものパズルゲームの本家にして元祖、総本山のテトリスが登場だ。しかし水口哲也が普通のテトリスを作るわけがない。目の前に現れたのはテトリスであり、ルミネスだった。

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ボタン操作で音を奏でていく手法はルミネスと同じく、更にテトリスの中ではさして必要とされていない背景にとことん力を注ぎ込みステージごとに立体的に山や都会、宇宙、ジャングルと様々な異空間でテトリスしていく。まぁ言ってしまえば本作はルミネスのエッセンスをテトリスにこれでもかと注ぎ込みまくった一本なのだ。

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もちろんそれがつまらないはずがない、だってまずゲームとしてはテトリスだもん。それでいて操作すれば楽しく音が鳴り、次々と美しいステージに移り変わる。一つのステージもブロックを消していくごとに、音楽と背景が盛り上がっていくのでテンションも上がる。(これはルミネスにも無い要素だ。)もちろんテトリスとしても落ちる速度を一時的にスローにするお助け要素があったりと独自要素も少しある。

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更にPSVRで遊べば俺は様々な異空間でテトリスをする事が出来る。
まるで移り変わる背景は白昼夢のような世界で音を奏でながら遊ぶテトリスは家でテレビに向かって遊ぶのとは全く違う次元だ。テトリスなのに、テトリスの癖に凄いんだ。

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そんな訳で水口哲也の新作は既存のゲームを自分流で味付けして個性的で刺さる人にはグッサリ刺さるかなり飛ばしてた一本でした。

にしても最近はSwitchのバトルロイヤル形式を取り入れたテトリス99や、メガドラミニで遂に登場した幻のテトリス、ぷよぷよテトリスなど令和の現代でもテトリスは現役ですね。


DATA

テトリスエフェクト
発売:Enhance Games
開発:Monstars 、Resonair
対応ハード:PS4(PSVR対応)、XboxONE、Switch、Steam他
発売日:2018年
ジャンル:パズル



映画鑑賞と積みゲーの資金となります…たぶん