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日本の囲碁界は今どうなっているのか?

2024年6月8日作成

REV15

ソフトウエア工房孫風雅です。

ブログ投稿しています。複数画像付き等最終版は此方から、ご覧ください。

表題の件をインターネットで調べてみていますが、ある意味、腹が立ってきてしまいます。

切っ掛けは、大分前になると思いますが、一つは地上波のニュースで、日本の最年少棋士である仲邑菫棋士(当時14歳で三段)が、韓国棋院に移籍するというニュースを目にした事と、最近、囲碁の一部のタイトル戦の賞金が大きく下がったというインターネットでのニュースに振れたからです。

この仲邑菫三段の韓国移籍は、昨年の10月30日に会見し、高いレベルでの戦い・環境で勉強をするために移籍するとの考えを表した様です。

仲邑三段は3月が誕生月の様ですので、当時は未だ14歳での決断だった様です。

然しながら、何故、仲邑三段の様な小さな年齢の子が、日本国内では強くなれないと考えてしまうのか?また、何故、そう感じてしまっているのか?周りの大人たちは講師も含めて、考えるべきではないかと思います。

インターネットで調べて見ると、韓国は現在、囲碁のリーグが盛んで強い相手が沢山存在している様です。

ただ、日本と違って、何十年も続くタイトルは2つしかない模様で、歴史の長さは?な気が講師はしました。

講師が指摘したいのは、所謂天才棋士が国内ではなく海外に勉強の場・活路を求めなければいけないというのは、大人が、囲碁界をキチンと大きく育てていない・活性化していないからでは無いのかと感じてしまいます。

もう一つのインターネットで見かけたニュースである、タイトルの賞金が減額されたのは、本因坊戦でこれまでの優勝賞金の2800万円が850万円になってしまったとの事でした。

調べて見ると、実際に、この様に減額されてしまった様です。(七大タイトルの序列も3位から5位に下がってしまった様です)

囲碁の本因坊のタイトルはあまり、詳しくない講師でも知っているタイトルであり、歴史は古いハズなのですが…。

結局、タイトルも賞金を出しているのは企業であり、業績が連続して思わしくなければ、賞金やタイトル戦の規模を縮小するなど起きても不思議は無いと思いますが、何とも情けない状態の様に思えます。

将棋は現在八大タイトルですが、囲碁は七大タイトルの様です。(以下、囲碁の七大タイトルです)

  • 棋聖

  • 十段

  • 碁聖

  • 名人

  • 本因坊

  • 王座

  • 天元

やはり、本因坊は歴史が古く、1941年から王座と共にタイトル戦が開始されている様です。従って、70年以上の歴史がある事になります。

ここでインターネットで囲碁と将棋の愛好家数(競技者人口)を確認してみました。(2022年のデータです)

囲碁:130万人

将棋:460万人

囲碁だけでなく、将棋も前年から愛好者数が減っている様です。

こうして調べてみると、現状、結構危機的な状況の様にも思えます。講師も将棋・囲碁の愛好家の一人として、この件をもっと考えてみて、対策等を今後発信していこうかと考えています。

六月になり、夏の兆しを感じられる今日この頃ですが、皆さんはどの様にお過ごしでしょうか?

講師の経験が、皆様のお役に立てれば幸いです。

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