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新詰め将棋 その23:頭の体操:七手詰め詰め将棋

2023年12月4日作成

REV7

ソフトウエア工房孫風雅です。

ブログ投稿しています。複数画像付き等最終版は此方から、ご覧ください。

今回も、七手詰め詰め将棋挑戦という事で、より実践的な詰め将棋の棋譜を考えてみたいと思います。

詰め将棋が通常の将棋と異なるのは、攻めて・守りての手を自分自身で全て考えて、詰め状態に至る道筋を明らかにする事です。

今回も、より本格的な七手詰めの詰め将棋を取り上げます。

五手詰めからだと二手増えるだけですが、詰め将棋の投稿を始めた頃の三手詰めから考えると、(三手*二)+一となり、三手詰めより倍以上の手数・複雑さになります。

尚、詰め将棋を始められる方は、詰め数が小さいものから取り組まれる方が良いと思います。詰め数が大きいと、その分、手筋が沢山ある場合が通例であり、容易には正解に行きつけない事があり得ます。

手筋というのは手数ではなく組み合わせの棋譜筋の数です。(詰み数が大きくなるとそれだけ手筋のパターンや方路が複雑化します)

では具体的な詰め将棋の棋譜を見ていきましょう。

講師自身自分で詰め将棋を作成する事もできますが、時間の関係で、引き続き、日本将棋連盟さんの”次の一手”という情報を引用させて頂こうと思います。

⑳③詰め将棋問題その23(七手詰め)

今回も、より本格的な七手詰めにチャレンジしてみましょう。

状況:七手詰めです。持ち駒は銀一枚と香一枚です。4二と2三にそれぞれ角、1四に銀の先手側・攻めて側の駒配置で、守りは相手玉が2二の位置にあり、3一に歩、2一に桂の布陣です。相手の持ち駒は、原題では記されていますが、関係ありませんので、省略します

七手詰め問題その23

持ち駒は銀と香ですが、棋盤上の攻め側の飛び道具の角二枚と持ち駒の香とで角の斜めの利き筋と香の縦の利き筋とを、旨く組み合わせて考える問題のように思えます。

守りは歩と桂のみなので、比較的、守り側の圧迫感は無いと思います。但し、一枚の角の頭に相手玉が接しており、右斜め後ろの銀で守られていますが、全体の駒の動かし方によっては、守りが外れる可能性があり、注意が必要です。

詰め数は五手詰めより二手多く七手詰めで、基本的な考え方は同じと思いますが、然しながら、詰め手数が七と五を超えているので、ジックリ手筋と駒配置・手駒等を確認・検討する必要があると思います。

以下、詰めに至る打ち手順です。

1一銀打ちで王手

同玉

3三角成(竜)で王手

同桂

1三香で王手

2二玉

1二成金(香)での王手で詰みです。

以上の七手詰みです。

皆さんは、将棋や囲碁を嗜まれておられるでしょうか?

講師の経験が、皆様のお役に立てれば幸いです。

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