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名人の強さの考察:藤井名人の強さの根源は?

REV7
ソフトウエア工房孫風雅です。
ブログ投稿しています。複数画像付き等最終版は此方から、ご覧ください。

皆さんは、藤井名人が、保持されている他の7タイトルを順次、タイトルを守られている事はTVのニュースなどで流れていますので、ご存じかと思います。
では何故、藤井名人はタイトルを防衛できているのでしょうか?
以下はあくまで、将棋をかじった事のある、講師から見た、藤井名人の強さの考察です。
先ず、講師が藤井さんの将棋を見ていて感じるのは、通常のセオリーと異なる考えをしているなというものです。
ここでいう通常のセオリーというのは、講師の勝手なセオリーかもしれませんが、小さい頃から、沢山将棋を指してきたうえでの結論・見地なので、それほど、誰にとっても違和感は無いのではと思います。
先ず第一に感じるのは、藤井さんは駒の変えや捨てる(取られる)事に躊躇が有りません。
勿論、角替えなどは、確立された手筋なのですが、藤井さんの駒交換・駒捨ては、講師のセオリーからは外れています。
それは何故かというと、通常、駒交換は同等か交換得が一般的なハズですが、藤井さんには駒落ちの交換でもあまり気にしていないフシがあります。
要するに、何故、交換するのかという事だと思いますが、相手に勝つためという事なので、現状の手筋上、駒落ちでも、相手玉を詰められるのであれば、問題無いという事になります。
然しながら、通常は、その様に全体を見切れない為、なるべく駒交換をしない・駒落ち交換をしない、と考えるのが自然と思います。
こう考えると、藤井さんは、駒落ち交換などする時は、ある意味、既に、手筋を最後まで見切っている為、その様な、損な手筋でも打っているという事になるように思えます。
こう考えると、果たして、藤井さんは一体何手先まで見切っているのか?という事になると思います。
講師も、先の展開を読んだうえで、将棋を指していましたが、3手から5手ぐらいだと思います。
ところが、本等かどうかわかりませんが、棋士の方のコメント等を拝見すると、藤井名人は二三十手先まで読んでいると言われている様です。
長くても5手先ほどしか読めていない講師からすると、二十手先でも、???な感覚に思えます。
これが、本等であれば、講師の知る事の出来ない感覚で、藤井名人は将棋を指されているのだなと思います。
尚、藤井さんの将棋の棋譜で良くAI越えという言葉が出ていることが有ると思いますが、それな何故かというと、今回取り上げた駒交換などと一緒で、AIは所謂、経験則を積み上げて、相手に勝とうとしています。然しながら、経験則から導き出されている打ち方は、過去の有る時のモノであり、今現在の盤上の将棋で有効かどうかは、本来?なハズです。
藤井さんは、所謂、詰み状態から逆算して、現在の手を打っている可能が高く、そういった過去の蓄積は意味がない可能性が高いと言えます。
都度都度、最善策・最善手を考えて、遠い先の状況を鑑みて、現在の手を打っている為、過去の蓄積からでた類推では追いきれないのではないかと推測できます。
要するに、藤井名人の強さは、常人ではない手数の先読み(二三十手?)と、勝ちにだけこだわる、セオリーやルールに縛られない発想にある様に思います。
皆さんは、将棋や囲碁を嗜まれておられるでしょうか?
講師の経験が、皆様のお役に立てれば幸いです。


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