見出し画像

棋王戦第二局、藤井八冠、勝利で先ず今期棋王戦一勝目!(第一局は引き分け)

2024年2月24日作成

REV9

ソフトウエア工房孫風雅です。

ブログ投稿しています。複数画像付き等最終版は此方から、ご覧ください。

表題の件、第一局の引き分けで、先手番を一局無くされた形の藤井八冠でしたが、第二局はキッチリ、勝利を収めました。

以下、第二局の詳細データです。

2月24日 第二局、対伊藤七段、94手で伊藤八段投了、残り19分(伊藤七段残り14分)、後手

途中、インターネット上のオンラインの動画解説などを見てみると、一時期危ない状況もあった模様ですが、無難にこなされて、18時30分前には終局となりました。

講師も、途中経過の盤面を何度か見させてもらいましたが、後手である藤井八冠の玉の側まで、龍(飛の成)が攻め込んで、近づいてきた場面は、少し、ハラハラしながら見ていました。(直ぐに詰まされるような状態には見えませんでしたが…)

終局後、藤井八冠の感想でも、攻め込んできた龍への対応を話されていた模様です。

伊藤七段サイドで考えてみれば、折角、藤井八冠の先手番を引き分けに持っていき、不勝・不敗としたにもかかわらず、第二局の自身の先手番で敗戦してしまうのは、第一局の引き分けの意味が無くなってしまう気がします。

恐らく、次局の第三局は藤井八冠が再度先手番となる為、第一局の引き分けを完全に打ち消すために、再度全力で藤井八冠は勝ちに行こうとするのではないかと思えます。

また、その結果、もし二勝一分けとなれば、講師の予想では、その時点で今年の棋王戦の大勢が藤井八冠に傾き、概ね、勝敗が決してしまいそうな感じがしています。

前投稿でもコメントさせて頂いた通り、この意味で伊藤七段にとっては引き分け後の第二局が重要だったのではないかと思えます。

ただ、何故なのか、伊藤七段は前局の第一局同様、”角換わり腰掛銀”の戦術を用いられた様で、この点、講師的には、少し、?な気がしています。

というのも、同じ戦術だと、注意点が同じであるため、あまり、ミスを相手である藤井八冠が犯すことが起きえないのではないかと、思えるからです。

第一局を引き分けとする、謂わば、攪乱戦術に引き込んだわけですから、相手がミスを犯しそうな戦術で、第二局を相対峙するべきでは無かったのかと感じるわけです。

従って、一時期、竜で攻め込んだ時はオヤっと思ったのですが、ただよくよく、盤面をみて見ると、それ程直ぐに詰みそうでもなかったので、何故、今、攻め込んだの?と言う感じでした。

次局は3月3日、ひな祭りの日になります。

何れにせよ、前述通り次局でかなり今年の棋王戦の大勢が判明しそうな予感がしています。

果たして、次局後手番の伊藤七段の反撃が有るのか?楽しみで、待ち遠しい二週間になりそうです。

一気に寒くなってきた今日この頃、皆さんはどの様にお過ごしでしょうか?

講師の経験が、皆様のお役に立てれば幸いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?