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2024年、王位戦開催中、藤井七冠、第三局は藤井七冠が勝利し二勝一敗の勝利先行に!

2024年8月2日作成

REV9

ソフトウエア工房孫風雅です。

ブログ投稿しています。複数画像付き等最終版は此方から、ご覧ください。

地上波のニュースで、王位戦の第三局開催が触れられていましたので、ご存じの方もおられるかもしれません。

表題の件、第三局で藤井七冠が勝利し、二勝一敗と勝ち星を先行されました。

以下、第三局の詳細データです。

7月30日・7月31日 第三局、対渡辺九段、111手で渡辺九段投了、残り2分(渡辺九段残り1分)、先手、角換わり

いつもの様に、インターネットで同時放送されている動画上の、盤面上の駒の動きや、残り持ち時間及び優勢率を確認しながら、横で、別な作業をしていましたが、昼過ぎくらいからだと思いますが、渡辺球団の優勢度合い数が50%を超え、ずっとその状態が続いていた為、これは、どうなのかなと?思って眺めていたのですが、夕方、作業を止めて、PCの画面を確認してみたら、藤井七冠がズルズルと優勢度合いを伸ばして、結局、90%以上の数値となったため、これは決着するかなと、暫く注視していたところ、そのまま、渡辺九段が投了に至りました。

ただ、どうも今までと違っていて、敗者の美学のような、ある意味、詰められる随分前に投了という場面を見てきたことがあるのですが、渡辺九段は藤井七冠の調子が今一と判断しているのか、詰められるギリギリまで指されていたように見えました。(去年だったか、早い段階で投了されていたような気がするのですが…講師の記憶違いでしょうか?)

インターネットの色々な方の当日の対局の分析を確認してみると、95手の藤井七冠の桂打ちが決定的fだったようですが、その前の渡辺九段の90手の香車での王手が、既に、優勢率を50%以下に下げる手だった模様です。

結構、藤井七冠はご自身の玉近くまで、渡辺九段に責め込まれており、優勢度合いが渡辺九段に傾いているのも理解できていたのですが、90手から急に形勢が逆転したので、オヤオヤという感じでした。(まさかAIが95手目の桂馬打ちを予見していたわけではないと思いますが…?)

桂馬打ち後の駒の動きを時間を掛けて確認すると、流石、すごい手だなとわかるのですが、藤井七冠はこの手を打った時点では、もう残り持ち時間が10分以下の時だったので、やはり、すごい棋士なのだなと改めて実感しました。

一見、攻め込まれてピンチのような状況だったにもかかわらず、冷静に盤面を確認していて、何手も先を正確に読めているからこそ、111手での投了を呼び込んだという事のようです。

然しながら、時間の無い中で、桂馬打ちによる土台を作ってそこから左右の攻撃を行い、結果詰めに至ってしまうというのは、ある意味、渡辺九段からすれば、狐に化かされたような感覚に陥っているのかももしれません。(渡辺九段は当日の感想戦でそれらしきコメントをされている様に見えました)

尚、次の第四局は、8月19日と8月20日に行われる模様です。

八月になり、夏本番の日差しを痛く感じられる今日この頃ですが、皆さんはどの様にお過ごしでしょうか?

講師の経験が、皆様のお役に立てれば幸いです。

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