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新詰め将棋 その9:頭の体操:七手詰め詰め将棋

REV4

ソフトウエア工房孫風雅です。

ブログ投稿しています。複数画像付き等最終版は此方から、ご覧ください。

今回も、七手詰め詰め将棋挑戦という事で、より実践的な詰め将棋の棋譜を考えてみたいと思います。

詰め将棋が通常の将棋と異なるのは、攻めて・守りての手を自分自身で全て考えて、詰め状態に至る道筋を明らかにする事です。

今回も、より本格的な七手詰めの詰め将棋を取り上げます。

五手詰めからだと二手増えるだけですが、詰め将棋の投稿を始めた頃の三手詰めから考えると、(三手*二)+一となり、三手詰めより倍以上の手数・複雑さになります。

尚、詰め将棋を始められる方は、詰め数が小さいものから取り組まれる方が良いと思います。詰め数が大きいと、その分、手筋が沢山ある場合が通例であり、容易には正解に行きつけない事があり得ます。

手筋というのは手数ではなく組み合わせの棋譜筋の数です。(詰み数が大きくなるとそれだけ手筋のパターンや方路が複雑化します)

では具体的な詰め将棋の棋譜を見ていきましょう。

講師自身自分で詰め将棋を作成する事もできますが、時間の関係で、引き続き、日本将棋連盟さんの”次の一手”という情報を引用させて頂こうと思います。

⑨詰め将棋問題その9(七手詰め)

今回も、より本格的な七手詰めにチャレンジしてみましょう。

状況:七手詰めです。持ち駒は飛二枚です。3一に角、3二に銀、1五に歩の先手側・攻めて側の駒配置で、守りは相手玉が1二の位置にあり、2一に桂、4五に角、3三に銀、2三に歩の布陣です。相手の持ち駒は、原題では記されていますが、関係ありませんので、省略します

七手詰め問題その9

相手角が4五にあり、3三の銀と自陣の3二の銀とが相克位置にあります。

先ずは、相手角の斜め利き筋を殺して(生かさせずに)攻めるというのが、一つのポイントと思います。

また、逆に自陣の3一の角を旨く使って、相手玉を下方向に逃がさない様にするのもポイントと思います。

持ち駒は飛二枚なので、縦横の利き筋を旨く使う事が要求されていると思われます。

詰め数は五手詰めより二手多く七手詰めで、基本的な考え方は同じと思いますが、然しながら、詰め手数が七と五を超えているので、ジックリ手筋と駒配置・手駒等を確認・検討する必要があると思います。

以下、詰めに至る打ち手順です。

1三角成(竜)で王手

同桂

1一飛打ちで王手

同玉

3一飛打ちで王手

1二玉

2一飛成(龍)での王手で詰みです。

以上の七手詰みです。

皆さんは、将棋や囲碁を嗜まれておられるでしょうか?

講師の経験が、皆様のお役に立てれば幸いです。

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