駄文 ① - 学生時代に目指したコンサルと就活

突然始まる駄文集。
ずっと思考の片隅に居座り続けているのに、言葉にしようとするとすごく難しい出来事。そういうのを駄文として書き散らしておきたかったのでここに記す。自己紹介とかそういうの抜きにして、ただ誰かの駄文として読んでもらうだけで構わない。

大学時代ーー。

僕はコンサルを目指していた時期があった。いわゆる早期就活組というのに属して、就活対策コミュニティみたいなのにも参加していた。だけど、その就活対策コミュニティで行われていたある日のグループディスカッションの練習会に参加してからというもの、一切の就職活動を辞めてしまった。

そのときのディスカッションテーマが「街の赤字コインランドリー店を復活させる施策を提案せよ」だった。みんな色んなアイデアをポンポンと出していたし、それっぽい仮説を立ててそれっぽい計算もしていた。

だけど、僕はそのときに何故かすごくムカムカとしたのを今でも鮮明に覚えてる。なんでコインランドリー経営は愚か、せいぜいアルバイト程度しか経験のない僕ら学生が、何故こんなにも偉そうにディスカッションをしているのだろうと。

(今思えば、ディスカッションなんてただのロールプレイングに過ぎない。そんなのわかりきったことじゃないか。僕がただ卑屈な性格なだけだ。)

コインランドリーにカフェを併設して顧客単価を上げる?...。 そういうのを自慢げに披露し合い、気分良くなっている自分たちにすごく腹が立った。もし僕が大赤字コインランドリー屋で、そんな人らにそんな改善案をドヤ顔で提案されたとしたらたまったもんじゃないなと思った。

もちろんコンサルにはコンサルの役割があるし、事業者には事業者の役割がある。そして実際のコンサルはそんな感じでないことは十二分に承知している。あくまでただのロールプレイングに過ぎない。

そんなことはわかっているけど、もし自分がこのままコンサル会社に入ってしまったら、そのムカムカとした気持ちや机上の空論に振り回される空虚さを抱えながら生きていかなきゃならないのかと思ったら、どうにもたまらなかった。

どうだろう。もしこのロールプレイングを一生かけてやりとげなければならないとしたら、自分はコンサルタントか大赤字コインランドリー屋どちらを選ぶだろうか。そう考えたとき、自分で商売を始めようと決心した。

P.S.
一緒にグループディスカッションをした彼らは今、立派にコンサルタントをしているのだろうか、しているといい。

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